高2の1月スタート、社会(日本史、世界史)入試のロードマップ
歴史を学ぶ前に
ロードマップを公開する前にこちらの記事にも書いたことを復習します。
歴史を学ぶ上で重要な点ですので、繰り返しておきます。
1.歴史が苦手な理由
歴史が苦手な方には一つの共通した特徴があります。それは
歴史全体の大まかな地図が出来ていない
ということです。これは見知らぬ土地に地図を持たずに行くのと同じです。必ず道に迷います。そこでやみくもに覚えようとして続かなくなってしまいます。
2.歴史を学ぶ心構え
心構えと言って大げさなものではありません。それは
最初から覚えようとしない
ということです。
歴史の解説書は4回繰り返し読む、が基本です。3回目で前後の関係がつかめ、歴史の大まかな地図が出来ます。4回目でそれが定着し、細かい繋がりも見えてきます。4回繰り返せば自然と覚えられますので安心して下さい。
歴史で難関校に合格するロードマップ
1.入門レベル・・・高2の1月
まず以下の本を4回繰り返し読みます。どのレベルも4回繰り返しが基本です。
日本史はこちら
世界史はこちら
上の2冊の特徴については以下の記事を参考にして下さい
「一度読んだら忘れない」はやはり厳しいです。出来れば1ヶ月で4回繰り返し読みます。いや、面白いのでスイスイ読めます。
2.入試基礎レベル・・・高2の2月〜高3の5月
次により詳しい解説書を読みます。最初は情報量に圧倒されるかもしれませんが、良くまとめられた解説でこちらもスムーズに読めます。
ここでも一冊を4回繰り返し、が基本です。国公立の2次試験まで通用する基礎をここで固めます。歴史の地図をさらに細かくしていきましょう。
日本史はこちら
世界史はこちら
3.入試応用レベル・・・高3の6月〜高3の9月
このレベルでは、理系の方で社会を共通テストのみ受ける場合は、共通テストの予想問題を解いて知識を整理します。
まず日本史。ここからは入試問題を一気に解きたいところですが、少しお待ちを。
日本史は基礎固めの良い本があるので、こちらを4回繰り返すとより理解が確実になります。
これは前半が穴埋めの問題演習、後半が「表解板書」と呼ばれる重要事項のまとめが載っている「日本史受験のバイブル」です。
「一問一答」というクイズ形式の問題集もありますが、穴埋めの方が実際の入試問題に近いのでおすすめです。問題を解いてから後半の「表解板書」で足りなかった部分を確認、この流れで進めます。
1クールを1ヶ月、それを4回繰り返し、基本は同じです。
世界史は全ての範囲を網羅したこの問題集がいいでしょう
このシリーズは解答だけ見て分かり、知識が整理されるのが良い点です。前のレベルで定着しなかった知識は、問題を通して補えます。
4.難関レベル・・・高3の10月〜
日本史はここで問題演習に踏み切れます。
日本史のスタンダードな問題集はこちら
前に紹介した「表解演習書」と同じ金谷先生の本。問題を解いて「表解板書」で知識の整理、という流れがここでも生きます。
難関校対策が不安ならば「表解演習書」の演習と同時進行でこちらの問題演習をすると良いでしょう。
日本史の演習を確実にしたいならプラスアルファでこちらも解けます。解説の詳しさが売りの一冊です。
世界史で難関校に対応できる知識を身につけたいならこちら
本番に向けて
歴史の問題はいくらでも細かい知識を問うことが出来ます。ですからいくらやっても不安が残ります。
本番前ラストで大切なことは、正答率の低い難問(愚問?)は捨てる覚悟を持つことです。結局このような問題は合格には影響がありません。
今までの知識を組み合わせて解ける問題を解ければ十分です。十分対策を練ったのですから、自信を持って勝負出来ます。
まとめ
社会(日本史、世界史)の入試は知識量が膨大なので、長期戦になります。ですが、逆に時間を掛ければ得点源に出来ます。
受験に向けて歴史を捨てる必要はありません。やった分だけ結果が出る科目です。正しい順序で知識を定着させたならば成功は確実です。
音楽劇「君の名は希望」は受験生、現役の高校生、中学生の皆様を応援します。
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