場面85:教室(続けて)その2(音楽劇「君の名は希望」86)
最初から読む
前の記事
村田「そうか」
村田、顔を上げ改めて佐久間と向かい合う
村田「正直勉強が楽しいと思えたことは一度もなかった。出来て当然だったから。だからこの学校に受かっても嬉しくなかった」
佐久間、村田からの正直な言葉が聞けたことを嬉しく感じる
村田「けどいつか中山と数学の問題解いた時に、人が変わったように目を輝かせて。その時こんなに喜べない自分を悔やんだ」
村田、佐久間に目線を送り、続ける
村田「それでさ、僕たちは満たされない大人になるために学校に行