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言葉・文章・書くこと

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2018年7月の記事一覧

noteの中で迷子になった

noteの中で迷子になった

最近noteに何を書いたらいいのかわからなくなってきた。どんどん参入者が増えて、長くて濃い記事をたくさん見るようになって、そうしたら、改めて、自分がどんなカラーで、どんな内容で書いていけばいいのか迷子になってきた。

「人は人、自分は自分」たしかにそうかもしれない。

でも、私はこの状況に、迷子になったといいつつも、明らかに刺激を受けているのだ。ものを読む行為が紙からWEBへと、大転換する激動の節

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ことばの根っこをどう育てるか。

ことばの根っこをどう育てるか。

ゲスいことは書かない。

もしも若いライターさんに文章力向上についてアドバイスを求められたとしたら、ぼくはそう答えるかもしれない。テクニック以前の、身の置き場として。自分がどういうフィールドで切磋琢磨するかの話として。たぶんこれ、多くの人が思っている以上にたいせつな話だと思う。

たとえば、「あの人、書いてることはゲスくて賛同できないことも多いんだけど、文章はうまいんだよなあ。なーんか読ませちゃう

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ボキャブラリーということばの意味。

ボキャブラリーということばの意味。

ボキャブラリーが貧困だ、っていうじゃないですか。

ぼくが思うにそれは、「ことばのデータベース」が容量不足だって意味ではないんです。どんなにたくさんのことば(単語)を知っていても、それだけで豊かというわけじゃない。そりゃ、たくさん知ってるに越したことはないですけどね。

たいせつなのは、どこまでが「自分のことば」で、どこからが「受け売りのことば」なのかを、きちんと自覚すること。そして、その「自分の

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言葉の意味にこだわる

言葉の意味にこだわる

小説家でもなく、哲学者でもなく、言語学者でも、俳人でもないサラリーマンのわたしだが、言葉の意味には注意を払っていきたい。

仕事中になんだか話が噛み合わないなというとき、実は相手と自分で同じ言葉についての理解がズレていたなんてことがある。

たとえば「急ぎでこの資料作っておいて」の「急ぎ」はあなたにとっての「30分以内」だとしても、相手にとっては「午前中まで」くらいに思ってるかもしれない。

ある

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私の言葉への責任。影響力を考える

Twitterのフォロワーが5000人を超えている。そんなユーザーはいくらでもいるけれど、私は顔も名前も出している分、発言への信頼度が高いらしい。自分の言葉の持つ影響力について考え、心に留めておきたい、これは備忘録だ。

最近、私の発言に対して指摘をくれる人が増えた。それが大抵、本題とは違う部分や文章の書き方へメスを入れていたりするものだから、はじめのうちは「意見になにも違いがないのに、この人はな

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文章を書くということ

文章を書くということ

僕が文章を書き始める時、大抵の場合、何か伝えたいことがあるわけではない。

そうではなく、こうして書いていると、自然と、言いたいことが生まれてくる。

次々と頭に浮かんでくるイメージを、言葉として形にしていく。

そうしていくと、やがて、一つの文章が出来上がっていく。

・・・

それは、行き先を決めずにドライブすることと、少し似ているかもしれない。

カーナビに目的地を設定せずに、その時その時で

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