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発達障害・障害etc.

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#コラム

「障害受容」という言葉の身勝手さ

「障害受容」という言葉の身勝手さ

今日は仕事にて専門家の方々とディスカッションをする会。多方面からアドバイスをくださる方々がいることがものすごく心強い。「中」にいるとその中でしか考えられなくなるから、定期的に「外」から違和感を言ってもらえることは超大事。対等に、よりよくするための議論を、まっすぐできる、そういう関係性はわたしをいつも救う。

終了後にお茶をしている時に、「障害受容」という言葉の身勝手さについて話した。
思い出し

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「もしかしたらそれは自分だったかもしれない」-アスペルガー障害の姉を持ってみて

「もしかしたらそれは自分だったかもしれない」-アスペルガー障害の姉を持ってみて

先日の投稿で一度書いた内容なのだけど、うまく自分の考えをまとめ切れなかったので書き直しました。文章を書くというのは難しい!

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私にはアスペルガー症候群を抱えている3つ年上の姉がいる。アスペルガー障害というのは発達障害に分類される自閉症スペクトラム障害の一種だ。知能に問題はないが、人の感情を読み取ったり物事の行間を読み取ることを苦手とするため、人とのコミュニケーションに困難をともなう。ま

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障害者と表現活動

障害者と表現活動

「彼ら知的障害者を一生懸命”普通”になるようにして厳しい世の中に送り出すより、ありのままでいられる場所でいてもらったほうが幸せなんじゃないかと思う」

そんなことを、鹿児島にある福祉施設「しょうぶ学園」の施設長の福森さんがお話していた。2〜3年前の夏に友人と観たドキュメンタリーだ。特にこの言葉に強い印象を抱きながら帰ったことを覚えている。

施設で暮らす障害者のみんなと、温泉に入るシーン。無邪気に

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