年間100曲作る僕が、曲を思いつく5つの瞬間
僕は仕事で年間約100曲作っているフリーランス作曲家です。
作曲家には色んなタイプがいると思いますが、僕はパソコンのディスプレイを見つめて唸りながらメロディを絞り出すタイプではなく、日常生活の中で自然とメロディが浮かんでくるタイプです。
そんな僕が、どんな場面で着想が浮かんでくるのかを紹介してみようと思います。
もはや誰得な記事ではございますが、こんな人もいるんだ~と思っていただけましたら幸いです。
ちなみに今まで誰にも共感されたことがありませんので、「分かる!」と思ってくれた方はコメントかご連絡いただけますと大変喜びます。
①騒音の中にいるとき
シャワー・ドライヤー・食器洗い・飛行機・電車・車・自転車(風の音)etc…
特に水・風・機械のぐおぉぉぉという音の中にいるとき、曲を思いつくことが多いです。
シャワー中に思いついてしまったら全裸のまま浴室を出てスマホにボイスメモを録音しますし、
飛行機に乗っているときなんかはずっとスマホに向かって歌い続けています。
結構恥ずかしいです。
しかしせっかく思いついた曲を忘れてしまって後悔した数は数え切れませんので、もう二度と後悔したいため恥を捨てています。
僕が大学生の頃は、バイトの掛け持ちのため1日50kmくらい自転車で移動していました。
風の音の中にいる時間が長かったため、無限に曲を思いついては自転車を止めてスマホにボイスメモを録音していました。
今は自転車には乗らなくなってしまったのですが、一人で車に乗るときは音楽をかけず、テレビもラジオもつけないようにして運転するようにしています。
そうすることでたくさん曲が浮かんできます。
会話など、言葉の中にいる時はあまり思いつかないような気がしていますのでテレビやラジオは止めることが多いです。
②ものすごく良い曲に出会ったとき
良い曲というのは、人気曲というよりは自分が個人的に好きな曲です。
お気に入りの曲を見つけたら延々とそればかり聴いてしまうのはあるあるだと思いますが、その状態になるレベルで気に入る曲に出会えた時は、1曲からいくつもの着想が浮かんできます。
ゲームやアニメの中で流れた曲に感銘を受けてしまったら、今すぐ曲を作りたくなって物語が入ってこなくなることはよくあります。
③良い物語の余韻に浸っているとき
ゲーム・アニメ・漫画等で良い物語を摂取した後の余韻って心地よいですよね。
僕の場合それに浸っていると、どんどん曲が浮かんできます。
心が動いたときは歌詞も浮かびます。
とはいえ自分の内側から湧き出てきた歌詞はなかなか仕事では使えないので、自分名義のオリジナル曲でふんだんに使っています。
(例えば「左目潰せど」「欠欠熄える愛→Kill i→アナタガキライ→クライ」なんて仕事じゃ使えません)
▼こんな曲・歌詞を書いています
話が逸れますが、お笑い芸人のジョイマン高木さんの秀逸な韻を味わった後は韻を踏みまくった歌詞を書きたくなります。
こっそり告知をしますが、今月中旬頃に韻を踏みまくった僕のオリジナル曲が公開されますのでお楽しみに~
④金縛りに遭ったとき
皆さんは金縛りに遭ったことがありますでしょうか。
意識はあるのに体が動かず、呼吸が出来なくなる恐怖に襲われますのであまり遭いたくないものではありますが、僕にとっては悪いことばかりではありません。
共感してもらえたことはないのですが、金縛り状態になるとあちこちから色んな音が流れてきます。
どれも聞いたことがあるような無いような分からないガヤガヤとした轟音で、曲にはなっていません。
①でご紹介した通り僕は騒音の中にいると曲を思いつくので、金縛りで轟音に包まれたときにも思いつくことが多いです。
金縛りが解けた後、忘れないうちに体を起こしてパソコンに向かうこともしばしばあります。
⑤酔っぱらっているとき
僕は一度街に出ると大体終電が無くなるまで飲んでしまいますので、徒歩で帰ることが多いです。
タクシーを使うこともありますが、歩くことは嫌いじゃないので2時間くらい夜道を歩きます。
酔って歩いていると着想が浮かんでくるのでスマホのボイスメモに録音はするのですが、
そのとき録音したものは音程もリズムもめちゃくちゃなことが多いです。
ですので後から聴いても何を思いついたのかを把握することができず、録音データを削除することが多いです。
きっと酔っぱらっているときは神曲きたーーー!と思いながら嬉々として録音しているんでしょうけど…
それにしても夜中に一人でスマホに向かって歌いながら歩いている光景、結構やばいですね。
いかがでしたでしょうか。
何かの参考になりましたら幸いです。
お友達になってください。
また次の記事でお会いしましょう。