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【ABTC】の申請からついに1年が経ちました。

▽申請前の状況

昨年の3月にABTC(APEC・ビジネス・トラベル・カード)の申請をして、もう1年になります。

すでに3回目の申請になりますが、今までは概ね6ヶ月ですべての国の申請が完了していましたが、今回はコロナ禍もあり時間を要しているようです。
昨年の8月くらいから、ベトナムとブルネイの申請が止まっており、外務省に確認をしたところ、ベトナムでは国として申請業務を停止していると言っておりました。

ブルネイは、今までもこれからもいく予定はないので、中途発行に切り替えることに問題はないのですが、ベトナムが無くなるのは正直キツいのでもう少し気長に待とうと思っています。

▽そもそもABTCって何?

APECには、現在21の国・地域が参加していますが、現在ABTC制度に完全参加しているのは、そのうちの19か国・地域です(オーストラリア、ブルネイ、チリ、中国、ホンコン・チャイナ(香港)、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ(台湾)、タイ及びベトナム)。
 これらの国・地域のうち、事前審査の結果、承認を受けた国・地域(ABTCの裏面に"JPN"、"CHN"など英字3文字のコードで記載されています)に短期商用目的にて入国・入域を希望する場合には、査証なしで入国審査を受けられます。

出典:APECビジネス・トラベル・カード(ABTC)とは?

■観光では駄目です

短期間行われる収入又は報酬を伴わない活動であって、商談、業務連絡、市場調査、投資のための契約締結、納品後の報酬を伴わないアフターサービス等に限定されています。

■有効期限

原則、交付から5年間です。ただし、ABTCを発行する時点で旅券の残存有効期間が5年未満の場合は、発行されるABTCの有効期限は旅券の有効期限と同一となります。

■簡単に言うと

収入または報酬の伴わない活動で、上記19か国に行く場合は、査証なしで入国審査をABTC専用レーンで受けられるというものです。

例えば、タイ(バンコク)やベトナム(ホーチミン)などに行ったことがある方ならわかると思いますが、入国審査はすごーく待たなければなりません。
長時間のフライトの後、あのすごーく待つ時間は

正直、キツい・・・

そんな時、このカードがあればスイスイ~っと・・・
まさに特別感満載ですごくうれしいのです♪笑

犯罪歴がなく、商工会議所の会員さんだったり、海外からのインボイスがあれば申請できたと思います。

必ずこちらを確認してください→(問4)ABTC申請要件はどのようなものですか?

■申請のタイミング

私は昨年の3月、その時の状況からすぐに海外に行くことはないと思い、ちょうどパスポートの有効期限も切れるタイミングだったため、パスポートとABTCの両方をほぼ同時に申請しましたが、申請をしようと思っていて、私と同じような方は、注意が必要です。

それは必ずパスポートを最初に申請するということです。
ABTCの有効期限が、交付から5年かつパスポートの有効期限と同一なので、最初にABTCの申請をしてしまうと、有効期限が短くなる可能性があるのでご注意ください。

■ベトナムをどうするか・・・

ABTC取得のメリットとして、対象国はビザなしで入国できますので、例えばロシアやオーストラリアなどに頻繁に行く方はかなり楽になりますよね。

また、ベトナムは一度出国すると、次に入国するまで30日以上空けなければならない、いわゆる30日ルールがありますが、ABTCがあればそれも回避できるためベトナムの申請を待たずに中途発行するのは、私の状況ではちょっと考えにくいです。

これから世界がどのような状況、環境になるかはわかりませんが、1日でも早く日本国内だけでなく、海外も頻繁に行き来できるような世の中になって欲しいものですね!


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