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デザイナー視点で振り返る「 #20代マーケピザ クリスマス編 〜"愛される"サービスの作り方〜 」

こんにちは。

菅野美音(@sgnmio)です。藝大デザイン科におり名前の通り「美」術と「音」楽に関わって生きています、そんな人間です🎅

昨日は『#20代マーケピザ クリスマス編 〜"愛される"サービスの作り方〜』でした!参加の目的は今開発しているサービスや関わっているコミュニティづくりに転用できるナレッジ・思考を得るため。🕺

もりだくさんの学びを得たので、整理しつつ、そしてデザイナーとしての視点を交えつつここにまとめます!


"愛される"ためには、まずは自分が"愛す"こと

早速ですが、まずはこれ。イベントタイトルにして最も大事だと感じた部分です。

リアリティがあって役に立つものは、面白い。
ただし、面白いものがどれもリアリティがあって役に立つかというと、そうではない。

これがけっこうミソで、面白いものを作るならまずは役に立つものになっているのかをよく考えるのが必要です。無理に「愛されよう」と考えてしまうと、リアリティの無い愛されないサービスになってしまいます。

ではどうやってリアリティを探るのかといえば、

つまるところ「自分」に立ち戻ることです。🙆‍♀️🙆‍♀️


自己理解から他者理解へ

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「こういう人っていそう」と想像を働かせてペルソナを想像するのもよいかもしれませんが、いるかもしれないけれど、もしかしたら"0"かもしれないですよね。

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でも、もし自分がそのサービスを愛せる"1"なのであれば、少なくとも0ではなくなるわけです。

ただそこで自分を過信してしまうのもキケン。「信じる」のではなく「知る」のが大事だというお話でした。これ忘れがちですが、とっても大事なことですね。

なぜそれが大事なのかを言うならば自分を理解できない人が他人を理解することなんて不可能だからです。(これ、真理だ)


デモグラではなく価値観や美意識でのセグメントをする、顧客像の掘り方

そこで実際に私が新規サービスづくりで行なっている、"自分"に基づきつつ価値観・美意識を切り口に顧客像を掘る手法を共有します。
これ今までもやもやと頭の中にあったことなのですが、今回の青木さんのお話がヒントとなりこう体系化することができました!

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①自分(or類友)を言語化する
②言語化したことばからイメージをふくらます
③そのイメージに合うイメージボードをつくる
④その世界観に共感してくれる"類友"を発見し観察する→①へ

言語化してペルソナをつくることは大切なのですが
🤨「こういう人がペルソナだ!」
と決めつけてしまうとそれに囚われてしまう危険性があります。私自身そうなった経験があります·····笑 ブランドに共感して買いたいと思ってくれる人は、そのペルソナ以外にも実際のところいるはず。

でも顧客像すべてを挙げていってもきりがない。ではどうするか。

ここで大事になってくるものが、「イメージ」というものを通して顧客を見ることだと思っています。

近頃"ビジネスマンにアートや想像力が必要だ"なんて言われはじめているのはこのようにイメージをもつことが必要になってきつつあるからなのではないかと。言語でしか考えられない頭の硬い人間がやろうとしてもどうしても限界があります。

(山口周さんのこちらの本は、知人に薦められちょうどこれから読もうとしておりました👇)

私ごとの話ですが、こういう流れがもっともっと大きくなりブランディングデザイナーの市場価値が上がっていったらいいな、と思っています。
私はまさにブランディング構築が大好きで得意なデザイナーなので。


そもそもなぜブランディングが必要か

ブランディングをなぜするのかといえば「コストの低減」のためです。

ブランディングが効いてくると獲得コストはどんどんと低減されていきます。·····ということは、逆に言えば『目にする前に「欲しい」という心を立ち上げられるか』でブランディングができているかの判断をすることができます🤔

ちょっとイメージが湧きづらいので具体例をあげると、とあるアーティストがいたときにそのアーティストの曲を聴いてもいないのに”聴きたい”と思わせられてるならブランディングができている、ということ。

このUX指標はすごくわかりやすいですね。


またここで得た個人的な学びを挙げます。

ブランドはこちらが”創る”ものなのではなくユーザーと”共創する”ものなのではないかという問いが生まれました。

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「こういう世界観が絶対!」と価値観を押し付けをするのではなく「この世界観に共感してくれる人、集まってくれませんか?」という姿勢でいて、なおかつ共感ユーザーとの対話を意識することが愛されるブランドづくりには大事になっているのかな、なんて思ったりします。

対談中も無印良品のブランディングが最大の成功例なんて話が出ましたけれど、

無印良品が目指しているのは「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくことです。
── 「What is MUJI?」より

まさに上記に挙げたブランドの姿勢を感じます。

対話という点に関しては、無印良品店舗やCafé MUJIなどオフラインでブランドに触れるタッチポイントを増やしていること、サイトの「無印良品のカタログ化」、くらしの良品研究所などが挙げられます。

また、ブランディングは短期的に効果測定することが難しいことから経営とブランディングの結びつきの難しさも話題にあがりました。


ブランディングを生かすも殺すも経営者の在り方次第

「城は大工さんから建たない」という例え、わかりやすすぎて膝打ちパァンでした!😂

ブランディング構築をしたのにそれをうまく運用できなかった例もいくつか知っていたりします。ブランディング構築ができるデザイナーやクリエイティブディレクターがいたとしても、その人たちのスキルを生かすか殺すかは経営者にかかっている、ということです。


そして、マーケターとしてのTodo

・悩んだら小さな行動をして小さな材料を得ること
・現場に熱をもたせること

これらはいつも目にする手帳の行動チェックポイントに書き加えました!マストで実行していきます💪


全体のまとめツイート


そうそう、#20代マーケピザ は学びのあるトークセッションだけでなく、毎度おいしいお食事を提供してくださるのです・・・😋

いつもパワーサラダ専門店HIGH FIVE SALADさんのサラダいただいております、おいしいサラダをありがとうございます😋
今回はりんごが入ったシャキシャキサラダをいただきました🍎フルーツ入りサラダは尊いです。(毎度いくつもあってどれもおいしくて迷います)

今回は特別に #おかしやうっちー さんのプリン、ケーキ、シュークリームがずらり・・・!シュークリームいただいたのですがふわふわとろとろで美味すぎました、買いに行きます😂


今回の私の変化量まとめ

「今開発しているサービスや関わっているコミュニティづくりに転用できるナレッジ・思考を得る」という参加目的は達成💮

私がすがけんさんを好きになったきっかけ「価値とは相手の変化量」ということばに基づいて、今回の私の変化量=価値をここに残しておきます。

✔️自分が"愛する"ことというサービスづくりに最も大事なことを知れた
✔️自己理解なしに他人を理解できないという真理を刻めた
✔️ブランディング構築のプロセスを言語化できた
✔️ブランディングの必要性を再認識できた
✔️ブランディングデザインとは共創デザインの最たる例なのではないかという問いを得た
✔️意識したいTodoを得た
・悩んだら小さな行動をして小さな材料を得ること
・現場に熱をもたせること
✔️おかしやうっちーさんリピすることを意思決定した

以上です!

アウトプットが一番のインプットだと考えているので、こうしてインプット後自分ごと化してアウトプットするって本当に大事だなと思います。すっきり自分の中に落とし込めました!あとは行動に落とし込むのみ。

今回もありがとうございました〜〜、みなさまよいクリスマスをお過ごしください🎅🎄

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