"しなやかさ" = "ここにいてもいいんだ感"? 【 はなおと日和にお邪魔しました 】
こんばんは。
菅野美音(@sgnmio)です。藝大デザイン科におり名前の通り「美」術と「音」楽に関わって生きています、そんな人間です🦔
高円寺Grain「はなおと日和」へ
今日は、大親友のひなた(@hinapani)さえこ(@w_saeko)と一緒にはなおとさんのライブに。
はなおとさんの存在を教えてくれたのはひなた!
「前回ライブ行った時にぼろっぼろ泣いちゃって。次回くるときは大切な人と来たかったんだ」って。めちゃくちゃワクワクしながら3人で高円寺のGrainに向かいました。
日々おねえさんというよりはおかあさんのようなあったかさにあふれるひなたは、岩手大槌町で大槌プロジェクトという活動をしています。はなおとのおふたりも岩手県出身だそうで!
▼はなおとさんのちょっとしたご紹介
『ただのポップではない、どこかほっこり温かい東北ポップ』
2010年4月より活動開始。
岩手県花巻市出身の2人組。
(花巻イーハトーブ大使 2016年6月就任)
Vocal:Sayaka Senba
Acoustic Guitar&Vocal :Takahito Ando
四季を彩る『はな』のような『おと』を届けて行きたいという想いを込めたのがユニット名の由来。 2人の出身地 花巻の『はな』も含まれている。
同郷の宮沢賢治を彷彿させるものや、東北弁を使用した楽曲もあり、どこか懐かしくも新開拓のポップ。
また、介護福祉士でもあった安藤(Gt&Vo)の経験から生まれた、看取りや死のとらえ方について綴った楽曲(『人生、卒業おめでとう』)もある。
写真・文はwebサイトから引用させていただきました。
webサイトはこちら。
初めて聴いて、ぼろっぼろ泣いてしまった
これははなおとさんのライブにいてことばがぽんぽん浮かんでは消えていったので、書き留めておかずにはいられなくなって書いたメモ。めちゃくちゃ汚くてごめんなさい。笑
Voせんちゃんの澄んだ声と、Gt&Voひとさんのやわらかい声とギターにすぐ魅了されてしまいました🤯
花巻市のことを歌った曲や生死や家族のことを綴った曲など作られていて、どの曲もまっすぐでおふたりの人生の哲学がメッセージになってました。ことばひとつひとつをすごく大事にして声にしているのがド直球に伝わってきて。
ひなたも「活動を大きく大きくというよりかは、自分たちができる範囲のことやその範囲にいる人の輪を大事に大事にする人たちだよね」と言っていて、その人柄は聴いていて&見ていてひしひしと感じました。
あの場にいて、
あ、こんな場所つくりたい。ここってとってもしなやかだ。
そう思ったんです。
わけもなくぼろっぼろ涙がでてしまったのは、まさにこんな空間をつくりたい、こんな文化圏をつくりたいという私の思い描いていた場所そのものだったからなんじゃないかなと思います。
(「どんな服を着てたっていいの」
っていうメッセージはすごく印象的でした。"服"をメタファーにもとらえることができて。)
"しなやかさ" = "ここにいてもいいんだ感"?
はなおとさんのライブの場にいてとってもふしぎだったのが、初めてその場に訪れて 初めてはなおとさんを見て 初めてはなおとさんのことを知って(そんなに事前情報は聞いてませんでした&調べてませんでした!) 初めてはなおとさんの音楽を聴いたのに なぜか安心して背中を椅子に預けられるような、なんともいえぬ安心感がその場にはあったことです。
「ここにいてもいいんだ感」とでも言えばいいんでしょうか?
それは、ただ「あったかい雰囲気」「あったかい音楽」があったからという至極普遍的なことではなくて、この場にいた"人"の化学反応がなによりの要因だったように感じました。
ライブの中であげられる声や人が動く音、それらがたとえ音楽に沿っていなかろうとそれを受け入れる姿勢を感じたんです。「わかりあえない」が、まず根底にあったと思うのです。ぜひ想像をしてみてほしいので、具体的にあったことやその場に居た人のことは書いたりはしませんが😌
#他者と働く で言う「橋をかける」行為に「音楽をしている」ような、そんな対話のなかに私は居ました。
「音楽は対話なのではないか」「対話を成すには、"しなやかさ"を持ちあわせて生きることが必要なのではないか」そんな問いをもっている私なのですが、
まさに「わかりあえない」から始める対話を試みようとしていて、対話できることを信じている。
そこにあるのは自己顕示的な意思ではなく「あなたに届けよう」という意思。
はなおとさんが届けてくれたあの場は、まさにそんな対話のように思えました。
前のnoteから「しなやかさ」「対話」といったことばを連発している私ですが、共同創業をする仲間のちーさんが"しなやかさ"について
「しなやか」という言葉の中に、時間がかかってもいい、全てわかってもらえなくてもいい、というニュアンスを感じた〜。
こんな深掘りをしてくれたことがあり、はなおとさんの音楽を聴いていてこれがなんとなく思い出されたんです。
まさにこんなニュアンスのある対話だったなぁ、と。
思わずお持ち帰りしたくなってしまい購入したCD。終わったあとおふたりともお話しできて、CDにメッセージまで添えてくださいました。
「今日は出会って下さりありがとうございます!」
いえいえ、こちらこそこんなにもゆたかな時間をおすそわけくださりありがとうございました😌🌸 また、私も大切な人を引き連れてライブにお邪魔しますね。
音楽を"対話"と捉えたい
音楽を"対話"ととらえたくて、#耳が築く という音楽ワークショップをつくっています。
#耳が築く は、音楽を「する」人と「みる」人と一緒に合唱をつくりあげる実験的な対話の場。
テーマは“音楽を通じた対話の可能性”。
「耳が築く」ということばにその想いを込めました。
はなおとさんのライブで体感したようなあの空気感を、違うアプローチでこの場で体現できないかなぁ、落とし込めないかなと考えています。
当日どんな曲を扱うのか、実際にどんな時間をデザインするか、大堀 菅野 田中がどんな役割を担うのか。とか、今は絶賛詰めの話を進めています!
▼このワークショップをつくるに至った思考は、前回のnoteにまとめています
11/24に「肩書きの休日」「名前の休日」をつくります
▼気になった方へ、詳細はこちらから。
みなさま、ご来場する際の持ち物は「ワクワク」です。
ワクワクをお持ちになってご来場ください!
私たちもワクワクしながらお待ちしております!!
P.S.
このリプについて、
菅野「ああ、そういえばわたしたち専門も大学も異なる大学生でしたね。笑」
ゆーの「それな、そんなのどうでもいいくらいに僕たちは「わたし」として会話してる感じがあってすごく楽しい」
菅野「(それなぁ!)」
みたいな話が生まれたのがめちゃ楽しかったし嬉しかった、という余談。
今日はとっても素敵な1日を過ごさせていただきました🌱
最後までご覧くださりありがとうございました。 活動に応援いただけると、とっても、とっても嬉しいです。サポート費用は研究費に充てさせていただきます。