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恋が主食同盟

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「恋があれば生きていける」 「三度の飯より恋、むしろ食事が喉を通らないぐらいでいい」 「淡い恋をずっと、心に決めたこの人と」 そんな恋に生きる者達が集い、思いの丈を作品にしてい…
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短編 「暖房を止めた部屋で」

短編 「暖房を止めた部屋で」

暖房を止めた僕の部屋は冬の冷気に包まれていた。寒さはまるで隠れて会わなくてはいけない2人の関係を壊そうとする世間の常識のようで、僕らを引き離そうとしているように思えた。

僕達は冷気を遮ろうと、常識から逃げようとして、毛布の隙間を無くし、身体を密着させていた。そのおかげで、ベッドの中だけは暖かく自由だった。僕は彼女を背中から抱き、彼女は僕の手をずっと握り、止めどなく言葉を紡いでいた。

「なんでこ

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「恋が主食」同盟

「恋が主食」同盟

詩人であり、小説家でもあるtapiocaさんと、

「恋が主食同盟」マガジンを作りました。まさか、noteでこんな交流ができるとは・・・。お互いの投稿へのコメントで盛り上がりまして、とにかくやってみようと。

とりあえず「忘れられない瞬間」で、形式自由で募集する予定です。
短歌、俳句、詩、小説、ショートストーリーなどもオケです。

こうした方がいいよ、などご意見参加希望などお待ちしてます。有料版の

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「恋が主食」同盟

小説家の誠一郎氏と、恋を主食とする人間で盛り上がろうという志の元、

恋が主食同盟マガジン

を作りました。

お題を決めて作品を募集していきたいと思います。

とりあえず「忘れられない瞬間」で、形式自由で募集する予定です。
ある程度選択肢があった方がいいのかな。

1.短歌
2.俳句
3.詩
4.ショートストーリー

他に形式はあるのだろうか。
ご意見参加希望などお待ちしてます…:(´◦ω◦`)

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馬鹿

馬鹿

ぎゅっとなった、その胸は確かな痛みを覚えて、ときめきを主張している。昔覚えた魔法も呪文も、もはや意味がない。

鏡の前で、愛しい名前を口にした。それだけで涙が溢れてきた。馬鹿みたいに、いま、恋をしている。いや、みたいじゃなくてきっと馬鹿なんだ。「馬鹿」って、こういう時に使う言葉なんだ。

新しいチークを買った。オレンジ系の色彩。さっそくそれを予行演習する。少しはかわいく見えるだろうか。でも、あ

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ファーストキスは、コーヒーの味がした

ファーストキスは、コーヒーの味がした

「飲みすぎた」

「もう一軒行く?」

「コーヒー飲みたい」

「でももう2時だからカフェとかはやってないよ」

「じゃあ、コンビニでコーヒー買って、お家で飲もうよ」

「え?うち?」

「ダメ?」

「いや、ダメじゃないけど、大丈夫なの?」

「うん。大丈夫」

「そうなんだ。じゃあ・・・」

「でも、朝には帰るから」

「わかってる。ねえ、好きだよ」

「知ってる」

「キス、していいかな?」

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君が弱さを見せてくれたとき

君が弱さを見せてくれたとき

「私は本当は弱いの。そばにいてくれてありがとう」

鎗ヶ崎の交差点の居酒屋を出てそう言った君を抱きしめた時、僕は誓ったんだ。君を守ろうと。

あれから月日が経って、君のそばに僕はいない。そばにいることを許されなくなってしまった。

僕はわかっている。君の守り方を間違えてしまったことを。君は僕に何かをして欲しかったんじゃないんだよね。僕はただ、近くにいるだけでよかったんだよね。それなのに僕は君は弱い

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