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<目的別>結局就職・転職するならどこ? 将来自分で事業を作りたい人は? 『ベンチャー?スタートアップ?事業会社?外資系?』

どうもこんにちはセッション代表の谷口です。
最近は中途の社会人だけではなく、就職活動をしている学生からも相談されることが増えてきました。

今回は「転職する目的」にフォーカスして、転職で成し得たい目的別でおすすめの転職方法や転職先を私の経験や周りの経験談、市場環境からお伝えします。

今回はシリーズ化し、以下でお送りしたいと思っています。

まずは全体的にざっと人気そうな業種や企業体をまとめて、
・事業作りができるか
・給料がいいか(ここではSOや株ではなくサラリーの話)
・ワークライフバランスが整っているか
でざっくり評価してみました。

全くMECEではなくて申し訳ないです笑
もちろん、企業や自分のスキルや実績によって違いますので、あくまでも超参考程度に見てみてください。

実現可能性の高い順に考えてみる

いつも私は「起業したいならすぐしたらいいさ。社内事業を立ち上げたかったら社長に事業計画を持っていけばいいと思うよ」と答えるのですが、

いやいや、、、谷口さん。
とはいえさ、お金とかさ、働き方とか、リスクとかあるじゃん?
なんかこう、バランスよく事業も作れるし、お金もいいし、ちゃんと休めるところがいいな。

という返答を頻繁に頂きます笑

結論から申し上げると、『将来的に起業したい!事業を作りたい!』と思っている人が本当に夢を成し遂げるのであれば以下の方法かと思います。
ちょっとまだ踏み込めない人の為にもオプションを用意しています。

No.1:つべこべ言わず起業する / 事業計画書を作成し、社内で事業立案する

私もかつて上司に「将来的には自分で事業をやりたいと思っているのですが、何をしたらいいでしょうか」とアホみたいな相談したことがあります。
即答で「事業計画を作って登記したらいいよ」と言われました。

本気で何か自分で事業をやりたかったり、社内で事業を起こしたいのであれば、まずは行動することです。

とはいえ、事業計画をどうやって書いたらいいかわからなかったり、そのリソースが確保できなかったり、リソースを確保する為に退職することによるリスクなどを考えるとなかなか踏み出せないのではないでしょうか。
踏み出せない時点でそこまで本気ではないのかも?と思った方がいいかもしれません。
起業や事業立ち上げはあくまでも「手段」ですので、その先に何を成し遂げたいのか改めて考えてみると良いかもしれません。

No.2:副業で別のビジネスを行う

No.1のハードルが高い人は、まずは本業をやりつつも、自分ならではの事業をスタートしてみましょう。副業は上手い折衷案だと思っています。

実は私も勢いよく会社を辞めたわけではなく、本業をやりながら副業をやっていました。
そこでいくつかご縁があったのと、1年以内に辞めることは決めていたので、計画的に退職して起業しました。
本業をやりながら副業をやることはメリットが多く、デメリットは少ないです。
リスクをあまり取らず、普通の人よりも高収入を目指し、スキルを高めていきたいならこのやり方がベストでしょう。
ただ、副業は労働集約型なので突出した収入UPは見込めません。
組織を作って仕組み化して、寝てても稼げる仕組みを作るのであれば、起業した方が良いケースが多いでしょう。

ただ、副業はそう簡単に案件をもらえるわけではありません。バイトほどの収入ではなく、ビジネス系の案件で高単価を狙うのであれば、何かしら専門性をつけられる士業、コンサルティングや開発系の仕事に就くのが良いと思います。


No.3:シード期のベンチャー企業に転職する

この図にもある通り事業作りの項目を全て◎にしたのはシード/アーリー期のベンチャー企業に転職することです。
(厳密にはベンチャーとスタートアップは意味合いが違いますが、ここではまとめてベンチャーとします)

私自身いくつもののシード期のベンチャー企業の経営者や従業員とお話をしておりますが、みんなが経営者かのようにビジョンや事業を語っています。シード期のベンチャー企業は明日生きるか死ぬかです。
事業/顧客/自社と必死に向き合って試行錯誤してやっと良いものが出来上がってきます。
つまり大袈裟に言うと、自分自身が事業を作らないと会社が死ぬ環境があるということです。
なので嫌でも事業を作る環境なので、いっそのことその環境に飛び込めば事業は作っていけるのです。

もちろんメガベンチャーでも、大手企業でも事業立ち上げは可能ですが、それは既に会社が安定したビジネスモデルがある状態で、キャッシュが潤沢な状態での事業立ち上げや、既存顧客へクロスセルするためのサイドビジネスを作ることです。
顧客基盤も収益基盤もあるので、比較的事業立ち上げは0→1の立ち上げよりはイージーだと考えます。

明日にも会社が潰れるかもしれないという緊張感はシード期のベンチャーとは比べ物にならないはずです。

なので社内で新しい事業立ち上げを行いたいのであれば、メガベンチャーか大手企業をおすすめします。

ちなみに私は大手での事業開発も、シード期のベンチャーも経験しているので、何か気になることや実態を知りたい方は気軽にDM下さい^^
Twitter : @yotanikyun 
https://twitter.com/yotanikyun

No.4:経営ノウハウのスキルを身につけて経営企画部に転職/転籍する

図では経営/事業/企画と記載しましたが、事業開発をしていく部署は他にも以下の文言で呼ばれることが多いです。
・経営戦略部/室
・事業戦略部/室
・事業推進部/室
・新規事業開発部/室
・経営管理本部
など
(ここではまとめて経営企画部といいます)

正直、紫で囲ったところが個人的には激アツだと思っています。
大手で数百億規模の数字を操り会社の心臓となる役割なので、責任も緊張感もあります。外部の戦略コンサルタントと話しながら、戦略を考えていく部署になるので、能力もつきますし、重要な役割なので給料もいいことが多いです。

ただ、倍率が高いです。
誰もが大手の経営企画部に行けるわけではありませんし、経営企画部の中でも事業を作ったり、推進できる人は一握りです。
自分で企画したビジネスを子会社化して、その子会社の社長や部長になったりなんて夢が広がりますよね。
メーカーや商社とかだと海外拠点の支社長を任せることもあるかもしれませんね。
仕事は大変でしょうが、大手なのでそこまで非合理な労働を強いられることは少ないかと思います。(もちろん会社とご自身の生産性によりますが…)

No.5:事業立ち上げ経験や事業開発の専門コンサルとなり、外部人材として事業立ち上げに貢献する

ちょっと変化球ですが、幸いにも事業立ち上げのメンバーとして経験を積んだ人や新規事業立ち上げのコンサルタントとして経験のある人は、他社において事業立ち上げの外部コンサルとして、声がかかることがあります。

他社での事業立ち上げを副業として行う人もいれば、個人事業主としてコミットする人もいます。
彼らのように支援先の会社には所属しないものの、外部コンサルとして貢献し、事業立ち上げを行うことを専門に行うことも一つの選択肢かと思います。

この場合は事業立ち上げに専門性を持っており、事業立ち上げが好きな方が適任だと考えます。
というのも、なんと言ってもこの携わり方は複数の事業会社で経験を積めるので、プロジェクトを重ねれば重ねるほど、自分のスキルと経験が増していきます。
通常の所属社員で事業立ち上げを行ったら、そこの事業部長になったり、子会社の社長になったりして、事業が黒字化するまで並走してコミットすることが通常です。
ただ、事業開発の専門家ともなれば、0→1の専門家なので、事業を軌道に載せるところは支援先起業の役割なんですね。
なので0→1の専門家としてキャリアを歩むことができます。

おまけ 〜外資系は事業企画できないの?〜

ここまでの話の中で外資系企業の話が出てきませんでした。
もちろん外資系企業でも事業開発ができないわけではないのですが、選りすぐりのプロ経営者か戦略コンサルタントではなければ外資系企業の事業開発に携わることは難しいでしょう。

理由としては単純明快で事業に関する意思決定が本国にあること、です。
日本はあくまでも営業拠点として見られることが多いのです。
なので、企画系で貢献するとしても営業・マーケティング戦略を最適化したりと、オペレーショナルな部分で携わることになるでしょう。

基本的に外資系企業は営業として成果を上げ、高額な報酬を得る場だと思った方がシンプルかもしれません。

外資系の事業企画や戦略系の企画に回りたいのであれば、他社で圧倒的な成果を出し、それをアピールできるようになった時に挑戦してみましょう。

みなさんが「自分のビジネスを作りたい!」と思う気持ちはめちゃくちゃいいと思っています!
日本ではなかなか新しいビジネスが生まれにくい体制と、文化があります。
みなさんの今の気持ちを大切にしつつ、ご自身の生活や収入をしっかりと考えた上で最善の選択をしていただければと思います!


最後まで読んでくださってありがとうございました!
実際にこのnoteを読んで、結局どの選択肢で起業に携わればいいのかわからなくってしまった場合は、いつでも僕までDMくださいhttps://twitter.com/yotanikyun  

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