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”国際系” note まとめ

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This magazine curates notes relating to stuffs between globalness and localness.
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2020年11月の記事一覧

漢服コスプレが中国Z世代のトレンドに!JK制服やロリータも…なぜ人気?

こんにちは、「越境カワイイ」を創造する、さほほ(@sahohohoho)です。今回は中国の若者を中心に大ブームとなっている「漢服」トレンドをご紹介します。 若者が注目する3大ファッションは「破産3姉妹」?中国ではサブカルチャー文化に欠かせない3大ファッションがあります。それが「JK制服・漢服・ロリータ」の3つです。テンセント(騰訊、Tencent)が発表した「00后兴趣报告(2000年代生まれの注目レポート)」でも、この3つが注目トピックスに挙げられました。

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ボゴールお勧め食べ物7選

本日より12月6日まで首都ジャカルタは大規模社会制限移行期間を延長しました。まぁ、こうやってずーっと延長していくのでしょう。昨日のジャカルタは新規感染者数の新記録を更新したばかり。感染しないように気を付けましょう。 さて、前回は住んでいるBOGOR(ボゴール)を紹介しました。 後で気づいたのですが沖縄「スナックパイン」ってここボゴールが大元なんです。日本のは台湾から来たみたいですが。 日本各地に増えつつあるインドネシア料理店や多くの人達が来たことのあるバリ島、現在の日本人

「援助」の大きすぎる代償

ただいまアフリカ紀行の真っ最中で、ブログの連載が滞っています。久々の投稿をアフリカの地からしま~す。現在ケニアからウガンダに移りやっとwi-fi環境にありつきました。ケニアで感じたことを書きます。 「援助」の大きすぎる代償世界には、無数の文化が存在し、それぞれに独自の価値観があり、それらは、はたまた個人間でも、違いがあります。その土地の環境、風土、歴史、貧富、その個人の生育環境、ありとあらゆるものがその独自性を作る要素となっています。 ケニアには、都市部をはじめとして、か

「感染者叩き」は伝統なのか、文化なのか、一時的現象なのか(コロナ第二波の欧州より②)

コロナ第二波の中に生きている欧州組の私たち。そんな中の一人、一回り年下の友人Sさんに「もうこれが当面最後になるかもねえ」と言いながら街中の店で会った時(かれこれ二週間ほど前)。 「日本に行かないの?」 毎年、少なくとも2回くらい日本のご実家に里帰りしているSさんにそう尋ねたところ、 「ありえません」ときっぱり。 「この感覚、分かっていただけるかなあ。何しろうちは田舎でしょう。今、私が子連れで母のところに帰るとするじゃないですか。たちまち村じゅうに私たちの帰国が知れ渡り

音楽業界をエンパワーメントする海外の注目スタートアップ3選

こんにちは、KVPインターンのたかはしゆうじ(@jyouj__)です。 現在、音楽市場は目まぐるしい勢いで変化が訪れています。販売方法からプレーヤーまで入れ替わりが起こっています。 コロナの影響で、ライブイベントやフェスの開催中止・縮小が起き、代わってVRなどのオンラインプラットフォームでバーチャルライブが行われるようになりました。 また、かつてほどCDが売れなくなっており、楽曲の主戦場はストリーミング配信に移っています。しかし、ストリーミング配信はアーティストへの収益

(見切り発車の)まえがき:『アゼルバイジャン語のしくみ』(私家版)

2020年秋、突然隣接地域との紛争で思わぬ脚光を浴びてしまった、アゼルバイジャン 共和国。ふだんはこのあたりの地域にあまり関心が高くない人も、思わずニュースを追いかけていたのではないでしょうか。 さて、そんなアゼルバイジャンでは、どのようなことばが話されているのでしょう。ちょっと詳しい人は、「トルコ語とよく似ているらしい」「トルコ語の方言(と、知り合いのトルコ人が言っていた)」のような話も聞いたことがあるかもしれません。 近代化の象徴のような建築物と旧ソ連時代の建築様式、

61.モロッコ音楽シーンとグナワ・ミュージック = Bab L'Bluz

Bab L'Bluz(バブ・ルブルーズ)はモロッコのマラケシュで結成され、2020年デビューの新星です。グナワ・ミュージックという北アフリカの伝統音楽と60年代以降の欧州ロックのダイナミズムを組み合わせ、新世代のモロッコ音楽を生み出すことに成功しています。デビューアルバムの「Nayda!」のタイトルはモロッコのNayda(ナイダ)ムーブメントから。もともとモロッコはイスラム国なので西欧のロック音楽は禁止されていました。2003年にはヘヴィメタルのミュージシャン14人が「悪魔的

アメリカ大統領選挙について中国ネットユーザーの目線

日本でも盛り上がっていると思いますが、アメリカの選挙は中国でも関心が集まっています。 アメリカ選挙のルール、トレンド、今年の情勢、自分の推測や根拠などを詳しく解説する人はとても多いです。リアルタイムの結果発表についての更新もいくつかのサイトがやってます。 これは日本でも世界中でも同様に行われていて、結局そんなに変わらないと思います。ここでは中国ネット民たちのちょっと面白い角度の内容を集めてみました。(中国のギャグセンスとご理解ください) 中国にいろいろアグレッシブなトラ

アメリカ大統領選挙直前まとめ (2) 今年の選挙の不確定要素は?

前回はアメリカ大統領選挙の基本についてと、現状についてまとめておきました。しかし今年の選挙については新型コロナウィルスの影響もあって、例年にはない不確定要素があります。 不確定要素は、文字通り事前にわかりにくい要素のことです。不確定だから必ずトランプ氏に有利であるとか、バイデン氏に有利ということはあるとは限りません。ただ、数値化してモデルに入れにくくなるために予想に影響がある「かも」しれない要素のことです。 このあたりになってくると、なかなか細かい話なので日本のテレビなど

グラミン銀行の凄さを数字で解説

私は昔からNPO活動に興味があり、山形大学に所属していたときから学生団体を立ち上げ、農家と学生をつなげるプロジェクトなどを運営してきました。 ソーシャルビジネスと言われる、社会的な課題を解決することを目的とするビジネス形態は昔から注目しており、その中でも「グラミン銀行」の取り組みは衝撃を受けたもののうち一つです。 グラミン銀行とはグラミン銀行とは、貧困削減を目的として、土地を持たない農村の貧困層、主に女性を対象に無担保の少額融資を行っています。1983年にバングラデシュの

2008年ジョン・マケイン候補による「敗者のスピーチ」。米国大統領選における敗北宣言がなぜ民主主義にとって大切なのかがよくわかる演説。スピーチ全文と日本語訳。

こんにちは、Choimirai School のサンミンです。 2008年の大統領選で善戦したものの敗北した共和党のジョン・マケイン候補。オバマ大統領の勝利が確定した後、少しの時間を経て支持者の集まった会場で行った「敗者のスピーチ」。 最初はブーイングしていた支持者が、分断が生じないよう新大統領へのリスペクトと協力を呼びかけるマケイン氏に拍手喝采していく様子が本当に素晴らしい。 米国大統領選における敗北宣言がなぜ民主主義にとって大切なのかがよくわかる演説でしたので、スピ

トランプ落選、そこから新たに始まる本当の地獄とは

突然オーラを失い元のTVのショーマンに見えてきたトランプ大統領 バイデン優勢の報道が続く、おそらくこのまま行けば、途中法廷闘争などの小競り合いはあるでしょうがバイデン候補が勝利すると思われます。 良く役職が人をつくると言われます。また勢いがオーラを纏うとも。 一夜開けて、久しぶりに記者会見を行ったトランプ大統領は元気が無く珍しく目を落としての原稿を読みがちな上、自説(根拠のない)を繰り返すのみ。 業を煮やした放送各社が大統領記者会見放送を打ち切る事態に。 それに対し

(初公開)アメリカ大統領選挙は私たちに何を語りかけ、民主主義はどこへ行くのか

2016年、クラウドファンディングで応援資金を集め、4ヶ月弱アメリカに滞在し、現地で最先端の選挙戦、情報戦をリサーチし、トランプ大統領の誕生を目撃しました。その直後、応援してくださった方々に対して、「アメリカ大統領選挙は私たちに何を語りかけ、民主主義はどこへ行くのか」と題したリサーチペーパーを作成し、お渡ししました。 あれから4年が経ち、まもなく2020年大統領選挙の投票日を迎えます。当時を振り返り、4年前の大統領選挙で何が起きたのか、当時自分は民主主義がどこへ行こうとして

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アメリカのルーツをたどろう 史料でよむ世界史 11.3.2 アメリカ合衆国の領土拡大①

2020年のアメリカ合衆国選挙は、民主党のバイデン大統領の勝利という結果に終わった。 今回の選挙で副大統領に当選したカマラ・ハリスさんにも注目が集まっている。 ニューヨーク・タイムズでは見出しで「最初の女性非白人」、本文で「最初の女性黒人大統領」が誕生したと報じている。 彼女はジャマイカ出身の父とインド出身の母を持ち、黒人としてのアイデンティティーだけでなく、インド人としてのアイデンティティーも、自分の出自としてかけがえのないものとして意識しているそうだ。 そもそも「