エコーチェンバーに穴は開くか
イスラエルのハアレツ紙に掲載されたユヴァル・ノア・ハラリの記事を紹介したい。ハラリ氏はイスラエルの著名な歴史学者だが、昨年の10月7日以降、荒波に呑まれて羅針盤もぶっ壊れてしまったかのような私に、氏は度々、希望と落ち着きの視点を与えてくれてきた。今回もまた然り。それにしてもこんな状況の中、希望と落ち着きを保ち続けるのは、本当に難しい。さすがの氏も、文章越しのその声が、わずかにかすれ、震えているように聞こえるのは気のせいだろうか。
「ガザからイランへーーイスラエルの生存を危う