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#8 読書を思考する「ランキングを考えてみた」★2:『ダ・ヴィンチ 2022年1月号』(2022-08-02-②04)

★内容紹介(KADOKAWA ADメディアガイドより)

話題の新刊から過去の名作まで紹介する“本の情報誌”です。本とコミックを原作に持つ映画・ドラマ・アニメなど、幅広いジャンルのコンテンツを網羅する特集記事を毎号掲載。作家・監督・俳優・声優――多彩な表現者の言葉から、「物語」の魅力を伝えます。最新のエンタメに敏感に反応する30代の男女が、読者の中心です。
《KADOKAWA:KADOKAWA ADメディアガイドより》

★『ダ・ヴィンチ 2022年1月号 :KADOKAWA』

年末恒例ダ・ヴィンチ『BOOK OF THE YEAR』2021年版。恒例のこの企画は数年間追いかけている毎年気になる楽しみな企画。小説/コミック/文庫/エッセイ・ノンフィクの4つの柱と読書メーター OF THE YEAR 2021は健在。「食と農のマンガ」特集があり完全保存版とありがたい。各種ランキングを見渡せば読んだのは絵本『あんなに~』と一気読みコミック『鬼滅~』全23巻のみ。積読も見当たらない。相変わらず話題に無頓着な自分。それもまた本の読み方の一つとすればそれもまたよしと自分に納得させる。2021年版には2020年版にはあった書店員が選ぶカテゴリ別3冊(人文/絵本/アート・写真/実用書)が見当たらない。雑誌も時代に応じた変化が必要なのだろう。生き残るための変化と進化。必要だよね。そういうの。2022年はどんな本に出合えるかなぁ。

★ダ・ヴィンチ『BOOK OF THE YEAR』2021年

さてさて『BOOK OF THE YEAR』2021年。ランキング。小説/コミック/文庫/エッセイ・ノンフィクの4つの柱と読書メーター OF THE YEAR 2021のランキング ベスト3は次の通り。

☆小説部門

1.『オルタネート』:加藤シゲアキ (新潮社)
2.『正欲』:朝井リョウ (新潮社)
3.『白鳥とコウモリ』:東野圭吾 (幻冬舎)
・・・

☆コミック部門

1.『鬼滅の刃(全23巻)』:吾峠呼世晴 (集英社ジャンプC)
2.『ミステリと言う勿れ(1~9巻)』:田村由美 (小学館フラワーCa)
3.『ONE PEACE(1~101巻)』:尾田栄一郎 (集英社ジャンプC)
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☆文庫部門

1.『かがみの孤城(上・下)』:辻村深月 (ポプラ文庫)
2.『沈黙のパレード』:東野圭吾
3.『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』:ブレイディみかこ (新潮文庫)
・・・

☆エッセイ・ノンフィクション部門

1.『THE やんごとなき雑談』:中村倫也 (KADOKAWA)
2.『いろいろ』:上白石萌音 (NHK出版)
3.『50歳になりまして』:光浦靖子 (文藝春秋)
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☆読書メーター OF THE YEAR 2021

1.『ワンダフル・ライフ』:丸山正樹 (光文社)
2.『羊は安らかに草を食み』:宇佐美まこと (祥伝社)
3.『十の輪をくぐる』:辻堂ゆめ (小学館)
・・・

各部門のTOP10は下のサイトにて閲覧出来ます。↓↓↓

★”ランキングを考えてみた”

ランキングから何か見えてくることはないだろうか?
・コミック:アニメ化/ドラマ化/映画化された作品は強い。”絵+文字”に加えランキング上位に求められるは”映像+音声”か。映像化しやすいコミックが求められているのかもしれない
・文庫:数年前話題性でランキング上位だった作品が文庫化されたものが上位に来るのかな。”映像化と数年前の話題性”。上位のランキング予想できるかもしれないですね
・エッセイ・ノンフィクション:旬のタレントが書いたエッセイ。特に初エッセイが上位に来る傾向にあるのかな。テレビ番組でも紹介されたりと。読者もタレントのことをもっと知りたいって思うしね。”話題性と宣伝効果”が大きいのかもしれない
・小説:癒し?驚き?奇想天外?愛情?絶望?感動?読者は何を求めているのか?何処か捻りある一味違った面白さ楽しさを味わえる心満たされる作品を望んでいるのではなかろうか。”心満たす作品”。心満たす何かは人それぞれだが法則のような何かがあるかもしれない。アイデア、プロット、筆力、技巧…それらを磨き、読者の心を満たす法則を見つけられたらいいなぁ

★ランキング…

日本人はランキング好きだとされている。”ランキングは第三者が作った評価軸”。他者が作った評価軸に一喜一憂し、それと合致すれば心満たされ悦に入り、合致せずに不足があればそのランキング内容を調べ遅れを取り戻すべくランキングに見合う行動をする。人々は自分が作った評価軸ではないランキングに振り回されるという現象が起こる。自分の頭で考えて判断しなくても済むランキング。これは果たして良いことなのだろうか?

★ランキングはランキング…

第三者が作った評価軸のランキング。作ったのは他人。自分ではない。他人に頼るランキング。やはり自分の意見は持つべきもの。
”ランキングはランキング…”
ランキングはあくまでも参考程度・目安とし、自分がこれと思うことを取り入れ判断する。ランキングに振り回されてはいけない。”ランキングはランキングなのだから…”
参考にしたのは下のサイト。なるほどなぁって思います。↓↓↓

◎つぶやき…

本を語る雑誌『ダ・ヴィンチ』。その年末恒例のダ・ヴィンチ『BOOK OF THE YEAR』。毎年楽しみにしているランキング。そこから何か考えられることあるかなぁと。
そうなんだよね。”ランキングは第三者が作った評価軸”ってことを忘れがちだよね。考えなくてすむし。自分を抑えてしまうし。自分を忘れちゃいけないよね。”自分の意思あってのランキング”。何でもあるランキング。ランキングに振り回されないようにしないといけないですね。

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