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意地を見せれば、必ず得るものがある。日本ハムのドラ1、2バッテリーが1軍初出場。チームは負けても大きな収穫があった。黄金ルーキーの今後に注目!

意地を見せれば、必ず得るものがある。日本ハムが交流戦最終戦で、ドラフト1位と2位のバッテリーを抜擢した。今季の交流戦はすでに負け越しが決まっている。それでも1試合1試合に全力で臨む。黄金バッテリーは1軍初出場。ゲームをしっかり作った。チームは延長戦の末にサヨナラ負けを喫したが、今後の戦いに向けて、大きな収穫を得た。

18日に甲子園で行われた阪神戦。交流戦は楽天の優勝が決まっていたが、日本ハム、阪神共に各リーグの2位につけている。ペナントレースの長い戦いの中で、1試合もおろそかにできない。上位チーム同士の意地の見せあいとなった。

日本ハムは先発マウンドにドラフト1位ルーキーの細野晴希投手(22)を送り出した。そして相棒でマスクをかぶるのはドラフト2位の進藤勇也捕手だ。いずれも1軍初出場。黄金バッテリーが昨季の日本一の阪神に立ち向かった。

ドラ1とドラ2のルーキーバッテリーの相性はばっちり。初回の守備で先頭打者をサードゴロに仕留めると、以降もセカンドゴロ、そして3番打者を空振り三振に仕留めて「ワン、ツー、スリー」の三者凡退に抑えた。

波に乗ったバッテリーは、二回もライトフライ、ショートゴロと打たせてアウトを取った後、6番打者を見逃し三振に封じた。三回も三者凡退に。序盤を黄金バッテリーはパーフェクトに抑えた。ここまでは100点満点だ。

四回に2死を取った後で、3番打者にヒットを許して、パーフェクトゲームは夢と消えた。しかし、この回もスコアボードに「0」を加えた。

五回に1死満塁とピンチを背負った場面で、細野投手はマウンドを下りた。リリーフ投手がタイムリーを浴びて、1失点。それでも細野投手は1軍デビュー戦で十分にゲームを作ったと言えるだろう。

進藤捕手も七回に代打を送られて、デビュー戦の出場を終えた。しかし、1軍初出場とは思えない巧みなリードで細野投手を引っ張っていった。黄金バッテリーは2人とも「花マル」の活躍だった。

試合は1-1のまま延長戦にもつれた。日本ハムと阪神の意地と意地がぶつかりあった好ゲーム。最後は十一回裏に日本ハムが暴投で決勝点を献上する形となって、サヨナラ負けを喫した。

それでも昨季6位の日本ハムは日本一のチーム相手に意地を見せた。そして、細野投手、進藤捕手に使えるめどが立ったのは大きな収穫だ。

ペナントレースはこれからも続く。今後、黄金ルーキー2人が活躍するならば、この試合は十分に意義があったことになる。

意地を見せれば、結果がどうあれ、きっと何かを得られる。それは大きな、大きな収穫となる。細野投手、進藤捕手の今後に注目だ。

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