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死にぞこないの趣味の世界

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#老人

アニメ『葬送のフリーレン』を観て -リフレーン(繰り返し)について

アニメ『葬送のフリーレン』を観て -リフレーン(繰り返し)について

ついにアニメもここまで来たかと驚いた。

「終わり」から始まる『葬送のフリーレン』では、第1回が「冒険の終わり」から始まる。
通常、冒険活劇の第1回は「冒険の始まり」から始まるものだ。
ところがこの作品では、「冒険の終わり」から始まる。
悪玉妖怪を倒す冒険の旅が終わって、四人の勇者たちは任務完了を報告し、そしてばらばらに去っていく。別れていく。

勇者たちのうち、主人公フリーレンはふつうの人間では

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映画『PLAN75』を観て -ずるい

映画『PLAN75』を観て -ずるい

一見、自己主張を控えて大人しそうな顔をしながら、実は偏った見方を滑りこませている、しかもそれが極めて美しくて緊張感のある映像と一緒に流されるものだから、ふつうの観客なら騙されてしまう、そんな映画だった。
一言で評すれば「ずるい」。

偏りまずはこの映画の偏狭さから指摘していこう。
この映画は、75歳以上の人間ならば自らの意思で死ねる制度ができた近未来の日本を描いている。
国家がこの制度を設けた背景

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『チェンソーマン』を観て ー少年よ、老人よ

『チェンソーマン』を観て ー少年よ、老人よ

主人公のたくましい非人間性=野性昔の教え子(現アラサーマダム)が『チェンソーマン』に登場する「姫野先輩」のコスプレ画像をおくってくれた。しかし私は『チェンソーマン』を未見だったので、アニメでイッキ見をした。面白かった。

悪魔退治のチームがいる。主人公のデンジくんは半分悪魔で半分人間。彼の先輩が姫野さんで、チームのお姉さん的存在だ。デンジくんを自分のベッドに誘うなど、悪ふざけもするけれど、明るく元

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フランスのコメディ映画が必要になるとき

フランスのコメディ映画が必要になるとき

心身ともに疲れ果てているとき、神経がささくれだっているようなとき、あまりにもぼろぼろで何も決断、選択できないとき、フランスのコメディ映画を観る。白ワインを片手に。

日本では「フランス映画」と言うと、恋愛映画の代名詞のように思われがちだが、実を言えば昔からコメディ映画が盛んだ。

 Les Sous-doués passent le Bac (邦題:ザ・カンニングIQ=0)、Trois homme

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