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かく語りき

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なんてことのない日記のようなもの
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2020年5月の記事一覧

女子高生に見られても、浪人生はすべり台をすべる

女子高生に見られても、浪人生はすべり台をすべる

8年前、2012年のある夏の夕方。目にうつる景色のほとんどは青みがかっていた。浪人生のぼくは、管楽器の音に包まれながら象さんの滑り台の踊り場の上で缶コーヒーを片手にただ立ちすくしていた。

それは本当に些細な楽しみに過ぎなかった。これがこんな辱めを受けるなんて予想だにしなかったのだ。

浪人生の1日は、キンキンに冷えてやがるビールに喜ぶ賭博狂いの地下労働者と変わらない、いやそれよりひどいかもしれな

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生まれ変わるなら生きているうちに

生まれ変わるなら生きているうちに

「お前が無駄に過ごした“今日”は“昨日”死んだ誰かが死ぬほど生きたかった“明日”なんだ」

という名言があります。これは元々、ACのCMでキャッチコピーに使われて広まった台詞だそうです。

これをさらに遡ると、「カシコギ」という韓国の小説の中に出てくる台詞

「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった人が、あれほど生きたいと願った明日」

が元になるそうです。

(108円!安すぎる!!どうい

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荒木飛呂彦はアイデアが尽きない

書くことがないかもしれない…

noteをやっていると、そんなことは日常茶飯事です。白紙のwebページとしばらく睨めっこして、ここペンキ乾いてるよね?みたいな足取りで文章を書きはじめます。ここ二日くらいがそんな感じで、割と困っていました。

シンプルにこれは疲れているんだなと思っていました。

調子の良い時、テンションの高い時はやっぱり人間あるもので、今はその降っている時期、そういうことなんだろう

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味に言葉を与えて観測可能にする

味に言葉を与えて観測可能にする

最近知人の紹介でVivinoというワインレビューアプリをはじめました。

特別にワイン大好きってわけじゃないんですが、毎晩飲んでいるので記録すれば自分の好みの傾向がわかるんじゃないかなとはじめてみました。

別にお金もらって宣伝とかそういうのじゃないんですが、このアプリすごいですね。ラベルを写真にとるだけでワインを特定してくれて、味の傾向までわかるという優れもの。

ぼくは白ワインを好んで飲むので

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監視されていることを知って、監視されていることほどストレスはない

監視されていることを知って、監視されていることほどストレスはない

Zoomでの会議であるとか、飲み会であるとか、使用期間が長くなって慣れたなって感じて、そしてまた、やっぱりすごく疲れるモノだなって感じています。

何に疲れているのか。

これはおそらく言葉にしてしまった方が楽です。病名不明の体調不良より、病名を知ってる体調不良です。そうすれば、薬は出せるし、対処法も見えてきます。

では、なにに疲れているか考えてみましょう。

まずは、目です。ここ2週間くらいず

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雪が溶け、桜が散り、葉が生い茂った

雪が溶け、桜が散り、葉が生い茂った

緊急事態宣言が解除されました。

思えば、巣ごもりを始めたときは長袖、長ズボンでした。ストーブもつけて寒さに苦しんでいました。外で読書するにもウインドブレイカーを着てました。

しかし、時は流れ、もう5月の終わりです。半袖半ズボンの生活になりました。少しの運動や家事をこなせば体が確実に汗ばみます。最近では蚊も飛んでいて、蚊取り線香なんて夏の風物詩みたいなものにも出番が回ってきました。

桜と雪がコ

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傷つけられたことも傷つけたことも消費するものじゃないとおもってる

傷つけられたことも傷つけたことも消費するものじゃないとおもってる

誰かの言葉で、いたく傷つく。

それはもう本当にガーンって音がして、自分の心が揺れているのがしっかりとわかるけど、フラフラして、取り繕うとかそれどころじゃないみたいな感覚。

ぼくは比較的こんなことを体験してきたかもしれません。というか、些細な大したことない一言を重く捉えてそんな風に感じてしまっているだけなのかも分かりません。

反対に、誰かを傷つけたとわかるとき。かすかな火照りと紅潮のあとにはま

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要・急の外出をし、自身の身体の変化を知る

要・急の外出をし、自身の身体の変化を知る

今日は、そうしなくてはどうにもならないことがありまして、久しぶりに外出をしました。

月曜日におそらく緊急事態宣言は解除され、世の中一気に外出となることと思いますのでその予行練習といった感じでもあるのでしょうか。

結果、非常に恐怖でした。知らない人が自分のすぐ近くにいると言うことがこんなにも不安感を煽る行為だったのかと衝撃を受けました。すっと無音で隣に来られただけで、心拍数が上がるほどでした。

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苛立ちの感情をはじっこにやるために

苛立ちの感情をはじっこにやるために

「あんまり感情の起伏がなくて滅多に怒らないんだろう」とよく言われる僕ですが(それ自分で言うか)、たまにはイライラとか怒ったりするときはあります。

今日もそんな感情が自分の中に湧いてきて、あーよくないなぁと自分を観測していました。ちょっとの時間は必要だったんですが、その怒りをうまい具合に今日は沈めることができたので、そのお話をします。

結論から言います。

ぼくが今日したのは、相手の気持ちになる

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西友のプライベートブランドがやんちゃしすぎ

西友のプライベートブランドがやんちゃしすぎ

おお、なんだこれは。

ぼくの家の近所にある、スーパーは大手チェーン西友だ。西友は「カカクヤスク」の広告で数年前に一斉を風靡した?スーパーだと思う。

その流れの中でかどうかはわからないのだけれど、西友では「みなさんのお墨付き」というプライベートブランドが立ち上がった。このブランド何がすごいって食品だけでなく、生活雑貨、日用品、香辛料、お酒何から何まで存在することだ。

そしてめちゃくちゃに安い。

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本屋さんに本がないんです!

本を欲しいと思った時、このご時世みなさんは今どうしていますか。

ぼくは今、基本的には紀伊國屋のオンラインで購入しています。みんなが多分同じ選択をしているのでしょう。紀伊國屋のオンライン配送は頼んでから大体二日で届いていたんですが、今では一週間以上かかります。

相当に注文が多いのだろうと察せられるので最近は注文を躊躇っています。実際積読しちゃうところもありますし、急ぎでないことはたしかなのです。

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病名がわからない不調と病名のわかる不調と、理解は救いをもたらすか

病名がわからない不調と病名のわかる不調と、理解は救いをもたらすか

朝起きるとどうも頭が痛い。猿にトンカチでもって後頭部を叩かれたような乱暴な頭痛がガンガンとして苦しかった。それがしかも二週間、一ヶ月と続き流石に何かの病気を疑いました。

そこで、医者に診てもらって出た病名は、副鼻腔炎。別名蓄のう症でした。すんごいわかりやすくいうと鼻水詰まりすぎです。ちゃんと毎日かんどけよなって話だったわけです。

ただそんな話は簡単ではなく、副鼻腔炎というのはストレスとかウイル

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衝突とは自分と相手の存在証明であり、善悪はない

衝突とは自分と相手の存在証明であり、善悪はない

昨日は雨、そして明日、明後日も雨だという。

そうであるならば走るなら今日しかないと思って近くの公園まで行って6キロほど走ってきた。コロナ感染者数が減り続ける都内では、案の定、ゆるみなるものが見えて、公園の人は非常に多かった。

釣りをする人、模型の船を池に浮かべて遊ぶ人、ボーッとしながらビールを飲む人。不要不急の外出とは?と正直疑問に思ってしまった。

散歩をしている人も多く、花見シーズンさなが

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在宅ストレス緩和のための日光浴で、ぼくの肌はカブトムシ色になった

在宅ストレス緩和のための日光浴で、ぼくの肌はカブトムシ色になった

最近は暇があったら家で日光浴のできるスポットに行って太陽を浴びながら読書をしています。

昨日は風に吹かれながら村上春樹の『風の歌を聴け』を読み、今日は、安部公房の『砂の女』を読んでいました。

読書が面白くて、日差しも風も気持ち良くて、このひとときがとっても幸せな時間なんですが、ちょっと問題が起きています。

肌が真っ黒、もしくは真っ赤です。

日焼けが止まりません。

「お前は夏休みが開けた九

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