記事一覧
イバラウミウシ属が分解されて大変
ネコジタウミウシ科をDNAで再分類した結果、Bermudella属、Cargoa属、Ceratodoris属が復活し、新属であるNaisdoris属を記載したという論文が出ました。 https://www.scien…
オレンジウミコチョウ と クロフチウミコチョウ
お題を頂いたので 「オレンジウミコチョウ」は黄色いし、「クロフチウミコチョウ」はオレンジ色問題に付いて書いてみたいと思います。
「オレンジウミコチョウ」は 1994年に福田宏先生が、小笠原で採集した個体に新称: orange海胡蝶 と和名をつけました。
コモンウミウシが2種に分かれました
日本人からするとそりゃそうだろという話ですが、コモンウミウシが北方系と南方系で2種に分かれました。
コモンウミウシ Goniobranchus aureopurpureus (Collingwood, 1881)
コミドリリュウグウウミウシについて今わかっていること、わからないこと
コミドリリュウグウウミウシ(Tambja amakusana)は 「緑色の体色を有する日本産ニシキリュウグウウミウシ属 2 新種」という1987年の論文で記載されたウミウシです。
この論文にはこう書かれています。
世界のウミウシにたくさん出てくる sp. ってなに?
ウミウシの分類において、"Costasiella sp. 3"やその他の"sp. ◯"で示されるものを目にすることがあります。これらは、科学者たちがまだ正式に種名を割り当てていない、あるいは種同士を区別することが難しい場合に用いられる表記です。"sp."は、ラテン語の"species"を意味する略称で、"3" は具体的にどの種かを示す番号ではなく、属名の後に続けて記されることで、その属に属する特定
もっとみるイバラウミウシ属が分解されて大変
ネコジタウミウシ科をDNAで再分類した結果、Bermudella属、Cargoa属、Ceratodoris属が復活し、新属であるNaisdoris属を記載したという論文が出ました。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1055790323002907
1. Subfamily Anculinae (ハゴロモウミウシ亜科)ハゴロモ
スパニッシュダンサーことミカドウミウシが6種に分かれました
世界中で見られ、学名が30以上あるとされるスパニッシュダンサーですが、これまでは全部同じ種で1種とされていましたが、DNAで6種に分けられるという論文が出たので紹介します
あ、論文で世界のウミウシが紹介されていました。ありがとうございます。😆
1. Hexabranchus lacer (Cuvier, 1804)広く分布し、変異が大きい。
背鰭帯の細部は様々で、白色縁辺帯、赤色縁辺帯、横縞
パイナップルウミウシについてつらつらと
パイナップルウミウシを含むモザイクウミウシ属のウミウシがたくさん記載されました。そのなかのパイナップルウミウシに関して紹介します
Halgerda willeyi Eliot, 1903いわゆる、「パイナップルウミウシ」ですね。これは Halgerda willeyi と学名はそのまま変わりません。が和名については…。後述します。
特徴としては、山の頂点が黄色い丸な感じになるのと、二次鰓にドット