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コミドリリュウグウウミウシについて今わかっていること、わからないこと

コミドリリュウグウウミウシ(Tambja amakusana)は 「緑色の体色を有する日本産ニシキリュウグウウミウシ属 2 新種」という1987年の論文で記載されたウミウシです。

この論文にはこう書かれています。

本新種は体の小形(体長 8mm )なこと, 全体部地色が黄緑色(草緑色) を呈すること及び歯舌の特長においてカリブ 海産 T. otiva に最近似する。本新種は T. oliva とは体色の細部(鰓葉・尾・口触手・触角などの先端部) の色彩において少差がある。本新種ではこれら先端部はすべて深青色である。

緑色の体色を有する日本産ニシキリュウグウウミウシ属 2 新種

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