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SDGsビジネス分析③ 『リバースプロジェクトトレーディング』

今回は2018年SDGsビジネスを行っている
株式会社リバースプロジェクトトレーディングついて分析していきたいと思います!
まず株式会社リバースプロジェクトトレーディングのビジネスの概要を説明します。


■概要
現在、衰退しつつある伝統産業であるシルク産業の活性化を行っている。具体的には、生糸の精算時に発生する副産物を活用し、化粧品ブランド立ち上げ、シャンプーや石鹸などの製造販売を行い、シルクの需要拡大を行っている。


まず、SDGsの3つの視点から何がどう優れているのか考えてみます!

■誰一人取り残さない
先端技術の発展に伴い、伝統産業が衰退しつつある中で、伝統産業を行っている人たちを守るための取り組みを行っている点が素晴らしいと思う。また、ただ守るだけではなく、今の社会が求めている新たな価値を見出しながら、守っているのがすごく良い。
■地球規模
あらゆる分野でシルク新産業を創出して、衣食住すべてにシルクを取り入れるため、人々の生活へのアプローチなので世界に広げやすい。
シルク関連商品の製造販売を地域の人たちと行うことで、地域の活性化につながる。また、その他のステークホルダーと一緒に行えるシステムを構築に取り組んでいるため、海外のシルク産業を行っているところでも広げることができる。またその人たちの手本になることもできる。
■バックキャスト
「着てよし」「食べてよし」「塗ってよし」というゴールのために、
自分たちの強みであるシルクを通して、今の社会のニーズにあった商品を提供していることが良いと思った。

次にこのビジネスをGISNABCで整理してみます!


▪Goal
あらゆる分野でシルク新産業を創出して、
衣食住の分野で「着てよし」「食べてよし」「塗ってよし」
を体感できるシルク産業を創り、シルク産業の復活。
▪Issue
養蚕産業の衰退化
養蚕産業の高齢化、収入および、高齢者不足
▪Solution
シルクを使った新しい産業を生み出す
▪顧客 
美や健康に敏感な人たち
▪Needs
体に優しいものを使い、美や健康を保ちたい。
▪Approach
シルクの2大成分の一つを原料とした化粧品ブランドを開発、販売する。具体的には、シャンプーや石鹸などがある。
▪Benefit/Cost
泡立ちの良い成分を使っているので、1回あたりのシャンプーの使用量を抑えることができる。また、シルクは生体親和性に優れていて、肌の保湿、肌活性化、紫外線ダメージ予防、また肌荒れ防止などの効果がある。
▪Competitor
海外産の安価な化粧品メーカー
シャンプーメーカー
SDGs商品
日用品メーカー

僕としては、伝統文化を守っていくことはすごく大切なことだと思う。特に、シルクは人間に、自然に優しい素材であるので、残すべきものだと思う。最新技術がたくさん出てくる今の社会では、ただ昔のまま伝統文化を残していくだけではなく、今回のリバースプロジェクトトレーディングのように、新たな価値を創出して今の社会のニーズに合ったものに変化させていくことで持続的に残っていくと思う。

次回も今回みたいな形で分析していくのでぜひ、楽しみにお待ちしててください!

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