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人事トラブル相談所㉒「退職間近の社員から鬱病の診断書が送られてきたんですけど!~舐めた社員は喧嘩上等、クズは徹底的に叩きましょうか?~」




「お願いだから、やらせて!やらせて!やらせて!」



と日本に我が物顔で来るIOCのバッハ会長・・・



「まだわからないの!? いい加減目覚めなさ~い」



と冷徹に突き放すドSキャラの天海祐希(女王の教室Ver)・・・



「儲けた人に対する罰金が所得税、バカに対する罰金っていうのが宝くじ」


と、的確にパリから指摘するひろゆき・・・



史上最笑の東京オリンピック2020年過ぎちゃったVerより


その3人が集まった討論会に参加したいプラダを着た悪魔の人事です。


いやーーーとうとう始まりましたね!

MLB後半戦!

え? そっちじゃない? 
あ、そう (∩´∀`)


TVが家にないのでオリンピックも見れないんです・・・貧。


最近のメンタル不調について



日本医療政策機構(HGPI)が出している「メンタルヘルス 2020 明日への提言」によれば、日本では精神疾患を持つ患者数は増加傾向にあり 2017 年調査では約420万人もいるようです。(実際はもっと多いかな?)

4大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)よりも多い状況とは・・結構なものですよね。


確かに人事をやっていると、最近メンタル不調の割合も一定数いて・・・
もう言ったもん勝ちなのか?と思うくらい・・・になっています。

まぁ、ここではその論点に触れたいわけではないのですが・・

とはいえ、休職に入るとか、傷病手当金をもらう、とかあるときは、それなりの方法とか手順ってものがあるんですよ。

それはそうですよね・・・
本来労務提供すべきなのに、勤務できない。というならば・・・。


傷病手当金をこっそりもらおうとする輩(クズ)


いるんですよね・・・どこの世界にも楽してズルして・・

マットプレイでローション塗りまくってヌルヌルしてくる奴。

この傷病手当金っていうのは、会社に勤務している方なら、一定条件を満たしていれば、退職した後も一定期間(最大1年6ヶ月まで)は継続して受給することができるものなんです。


正当な理由なく受給はできませんからね・・・先に書いておきますが。
そして悪いことを推奨しているわけでもありませんからね。


今のご時世、先に書いたようにメンタル不調って・・・

今笑ってる人でも演技してクリニックいったら、診断書とかもらえちゃう時代っていうのもあって、結構簡単に書類もってくるんですよね、誰でも。

本当に不調の人もいるので、なんでも否定するわけではありません。

ただ、これらを逆手に取ってくる奴は、許せませんね・・人事として。
生半可な知識でケンカを売ると痛い目にあうんですよ、世の中って。

クズが鬱になった理由

はい、というわけで、フィクションですが、クズが鬱になったケースを会話形式で臨場感満載に書いてみたいと思います!

(あくまでもフィクションですよ!想像&創造で書いてます・・・)


◆前提条件

仮名 :小山田 康稔(おやまだ やすとし)
特徴 :音楽が好きで、飲食店が嫌い
勤続 :2年6ヶ月(中途入社)
所属 :営業部門
タイプ:ちょっと上から目線でモノを言う性格(微妙にKY)
頭脳 :割とキレるタイプ(だが、詰めが甘い)

備考 :退職前に人事がフォロー面談をしたが、上から目線で相対。
    特に相談もなく「自分辞めるんで」「別に・・・」などS尻Eリカ
    を彷彿させる塩対応で終了。

問題 :2021年5月末で退職が決まっており、特段トラブルもない状態であ
    ったが、5月中旬頃にメンタルクリニックに行ったとのことで、そ     こで鬱病の診断を受けたと、上長を介さずに人事宛に診断書と手紙
   (普通郵便)を送ってきた。

    内容としては、上長には言っていないし、言いにくいので直接人事     に手紙を送り、内容を理解してもらったうえで傷病手当金の申請を     してほしい、他言無用にしてほしい。などと記載あり。
    通常の「欠勤→病院→申告 →休職→産業医」のようなフローは一切 
    なかった。
    
    上記に加え、本人自ら会社の加入する健保組合に問い合わせをする
    などしており、健保組合側からも会社に事実確認の電話が数回あっ
    た。

会社 :通常のフローでもなく、退職間際にかけこみのような鬱病の診断書
    だけを送ってくるのは異例。勤務状況や勤怠、面談時の態度などか
    らはメンタル不調とは解釈することができないと判断。上長に確認
    をいれるが、そのような相談や素振りもなかったため、明らかに違
    和感を持った。

    おそらく、保険制度を悪用して退職後も一定の実入り(収入)を確
    保したいなどの思惑があると判断し、対応しない方針とした。


クズとの闘い


上記を踏まえて・・・

小山田本人から6月下旬に連絡が入ったため、直接人事から電話にて対応することになりました。


登場人物
小:小山田
プ:プラダを着た悪魔の人事



プ「もしもし、小山田さんですか?プラダを着た悪魔の人事です。
  連絡があったようですが、何でしょうか?」

小「以前勤務していた小山田ですが・・・先日、私から傷病手当金の申請依頼と診断書などを送付しておりますが、確認されていますでしょうか?」

プ「特に何も確認しておりませんが・・・」

小「おかしいですね、先日手紙で人事宛にお送りしているのですが・・?」

プ「確認しておりません。そもそも、こちらに届いている履歴など残ってますか?」

小「履歴というと・・・?」

プ「小山田さんが送ったという証拠ですよ。こちらに届いてるものを確認するものはありますか?ということです」

小「いえ、普通郵便で送っているので、特にありませんが・・・届いてないでしょうか?」

プ「少なくとも人事では確認できておりませんね」

小「社内で紛失か何かされたのですか?」

プ「それすら知る余地もありません。履歴もないものに対して、あったとかないとか、そういう時間すらムダなので」

小「そうでしたか・・・実は退職前に病院で鬱病と診断されたので傷病手当金を申請していただこうと思ってご連絡をしたのですが」

プ「既に退職して相当期間経過しておりますが、今から傷病手当金を申請ですか?」

小「はい、そうです。当時上長には言えなかったので、こういう形となってしまいましたが・・・お願いできますでしょうか?」

プ「既に勤怠も締めており、給与計算期間もすべて終わっております。今からデータをいじるわけにはいかないということ。また、なぜ在籍時に適切な手段で申告されていないのでしょうか?」

小「それは・・・どうしてもいいづらいことでしたので、上長には言えずでした」

プ「上長ではなくても、部門長や本部長、人事など手段は他にもあったはずですが? 通常、休職事由がある場合は、上長や人事と面談、その後産業医面談などを通して正式に休職発令などをしております。正式なフローも経ずに人事が勝手に退職間近の人間から診断書だけもらい、傷病手当金を申請するなんてことはありませんけど?」

小「いえ、ですので・・・手紙と診断書をお送りさせていただきました。それをもとに手続きを進めていただきたいのですが。同じ部署にいた、ちょっと口がヘの字になっている性格の悪そうな麻生君からも、本社に手紙送ったらしいね。って言われたのですが、届いている証拠じゃないですか? 誰かが漏らしたってことですよね?大事なことなので教えてください。」

プ「麻生だか丸川だか橋本だか知らないけど、責任も能力もないような人出してきて、変ないいがかりつけられても困るんだけど? 自分で金払って演技させたとか言われても反論できるの?」

プ「そもそも手紙の存在など把握していないので、会社としては一切対応できかねますね。履歴も残らないモノなど議論の余地すらありませんので。その辺りの対応方法から社会勉強されたほうがいいんじゃないですか?」

小「既に退職してしまったうえでご迷惑をかけてるのはわかっているのですが・・・私にとっては大事なことですので・・・」

プ「アナタにとって大事かどうかなど、会社にとっては関係ないですから。そもそも人事と退職前に面談の設定をしていましたよね? その時にも、きちんとお話をできたはずですし、プライバシーにも配慮したうえで対応させました。その時もかなり適当な態度を取られていたそうですけど、そのような人がいきなり鬱病です、傷病手当金ください。退職します。なんてありえます?
仮に申請したいというなら、再度上長含めて目の前ですべて事実確認などまで徹底的に人事立ち合いのもとやりますが、事情説明などできますか?」

小「・・・・・・・・・それは。。」

プ「何度も言いますが、会社は対応いたしません。そもそも小山田さんは、自分が正規ルートで傷病手当金を申請していないことを理解されてますよね? そのうえでこうして人事に交渉をしてきているわけですよ?
きちんと在籍時に申請、相談していれば、無下にはしませんし、人事としても対応させていただきます。どこで得た知識なのか知りませんが、中途半端な知識で自分の利だけ得ようとするのは、この世界の人間に真っ向からケンカを売る事ってわかってます?」

小「・・・・・。わかりました、ちょっと考えさせてください」

プ「考えても、会社の方針は一切変更余地はありませんので、もっと違うことに時間を使っていただいたほうが賢明ですよ」

プ「あと、既に退職されているので今後どういう職に就くかはわかりませんが、転職候補先などから仮に前職調査や在籍確認(リファレンスチェック)が入った場合など、これ以上グダグダ長引かせるなら、ありのまま事実を全て話しますからね」

小「・・・わかりました、ありがとうございます。」

闘いを経て・・・


どうでしょうか・・・既にモンスター社員の領域かなと思いますが。
皆さんの周りにはこういう社員はいませんか?

半端な知識やちょっとググったネタくらいで、ちょろまかそうという思考すら意味がわからないのですが・・・。

あからさまにこういう行為をすることは、日々業務に向き合ってる社員に対して失礼極まりないことですので、人事にケンカを売ることになります。

生半可な覚悟やスタンスでしゃしゃり出ることは、社会的な制裁を受け大怪我するということを小山田さんには、是非この機会に感じて欲しいですね。

そして、真面目に生きてください。ということです。





天海祐希さんも言ってますよ・・・

「罪を犯したものは、罰を受けるのです」

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さいごに・・・


こういう輩を野放しにしておくと、また次から次へと聞きつけたハイエナがたかってくるので、叩くときは跡形もないくらいに叩いておきましょう。


マキャベリの「君主論」でも同じことを言ってますよ。

人はささいな侮辱には仕返ししようとするが、大いなる侮辱にたいしては報復しえないのである。したがって、人に危害を加えるときは、復讐のおそれがないようにやらなければならない。 
池田廉 訳『君主論』 第3章 中公文庫


さいごに・・・


本人が事故を起こしてくるんだから・・・
郵送物だって消えちゃうのも事故じゃないですか?



ニーチェの言葉にもありますよね・・・・・?



「事故は起きるものじゃない、起こすものだ」



・・・・と。(∩´∀`)


世の中の男女だって、みんな意図的に事故起こしあってるじゃないですか。飲んで酔っ払って、お持ち帰りされて・・・と。





本当にそんな郵便物が届いているかどうかなんか・・・

知らないんですから・・・










本人だけはね 笑


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