さゆ

Entertainment/国内から海外まで、地下から地上まで /音楽業界で夢を追い…

さゆ

Entertainment/国内から海外まで、地下から地上まで /音楽業界で夢を追いかける97年生まれ

最近の記事

THE BOYZが教えてくれたKPOPの可能性

カラットでありシズニであり音楽業界で働く私が、友達に連れて行かれた「ZENERATION」というドボイズのツアーで感じた彼らの可能性についてどうしても書いておきたい。(元々曲はほとんど知っているがメンバーは知らないし人数もわかっていなかった予備知識ゼロ) ネガティブ要素がない高平均点 ステージを見ていて特別ダンスや歌のスキルが高い訳ではないのに、なぜだか目を惹いた。分析しながらみると、彼らの中でずば抜けた超才能みたいな目を惹く存在がいるわけではないが、ミスったりスキルが低

    • [re:view]NCT - The 4th Album'Golden Age'

      まず、このKPOPのこの世代にここまで全員が歌えるチームは本当になくて(それ以降はまだしも同年代も)そのメンバー20人のアイデンティティが最大限に活かされているアルバムだった。 NCTの『ポジション』 多くのKPOPアイドルグループのメンバーは「ボーカル」「ダンス」「ラップ」「ビジュアル」というポジション分けがされている。もちろん全員が一定の水準を満たしていた上で、'特に'という視点で振り分けられているのは承知ではある。 が、NCTの場合は「ビジュアル」「ダンス」はベー

      • 韓国と日本のドラマ・映画を分析

        韓国と日本のコンテンツの違いに持論を展開してみたいと思った。 今回はドラマや映画などをまとめて分析してみる。 1 複合的な要素の掛け合わせ 韓国のコンテンツはストーリー中に出てくる要素があまりにも多くて、1つ1つの詰めが抜かりなくて隙もない。登場人物1人とっても、しっかりバックストーリーがあってあまりにも細かい描写がある。 ①ファンタジー要素 ・記憶をなくす ・テレパシー能力を持つ ・未来、過去が見える ②非現実的要素 ・生き別れた幼馴染との再会 ・生まれ変わり ・伝

        • 「アイドル」とは何か、に持論を展開

          どこをみても「アイドル」という言葉が目に入る昨今だが、そもそも「アイドル」とは何かという話。いつも通っているネイリストさんと「アイドル」の話をしていたけど、彼女はビジュアル系のファンでその方々を「アイドル」と解釈していたから少し話が噛み合わなかったりもした。私的基準を記してぜひ議論したいテーマ。 ※偏見満載なので異論は認めます! 「アイドル(idol)」:偶像、信仰・崇拝の対象 結論から言えば、あなたが「アイドル」だと思ったその人が「アイドル」です。 といいつつも、『

        THE BOYZが教えてくれたKPOPの可能性

          [re:view] NETFLIX - 偶然見つけたハル

          NETFLIXのランキングに入る韓国ドラマは何かあるからみんなに受け入れられてランクインしているっていう絶対的な自信があるから、今回は『偶然見つけたハル』を観てみた。2019年にあんなにロウンくんみたいみたい言ってたのに、すっかり忘れてた。 ※ネタバレ!観てない方はみないでね! ラブロマンス×ファンタジーをやりきる潔さ 何の予備知識もなくただ単にこのドラマを観始めて、最初は『花男』という感想。 でも日本のドラマだったらそのまま「セレブ高校生たちの中で起こる貧乏女子と財

          [re:view] NETFLIX - 偶然見つけたハル

          [re:view] NETFLIX - 気象庁の人々

          韓国のドラマがファンタジーすぎたり非現実的だったりして設定がぶっ飛んでいる。その中で、久しぶりに人間味が色濃くて生活に近くて親身に感じるドラマだった気がする。特に今クールのNETFLIXの『気象庁の人々』をはじめ、『二十五、二十一』『39歳』などすごくリアルで共感性の強い作品が多かった印象ある。 タイトルでわかる天気と心情表現まず各話のタイトルが秀悦。 【気象庁の人々】 1. シグナル(Signal) 2. 体感温度 3. 季節の変わり目 4. 視程 5. 局地的大雨 6

          [re:view] NETFLIX - 気象庁の人々

          [re:view] Red Velvet -Feel My Rhythm-

          書きたいから久しぶりにレビューをまとめてみよう。 ここ最近カムバしているアイドルたちとは、また違う次元で生き続けているこの8年目のレドベルがまた新しい姿をみせてくれていて、少し時間が経ったけど残さなきゃと思った。 圧倒的な世界観とストーリーテリングは変化していながらも、初期から徹底されてきたコンセプトワークが光っていた。 ’オールド’に対するリスペクトMVで描かれている絵画、クラシックのオマージュ、伝統などオールドに対するリスペクトが溢れている。Twitterでもたくさ

          [re:view] Red Velvet -Feel My Rhythm-

          [re:view] シンデレラ -Amazon Video-

          おとぎ話は信じない私が、はじめて信じたくなった作品。観た後しばらく余韻から抜け出せなくなった。 アップデートされた現実的なプリンセスの世界小さい頃からディズニープリンセスや童話のキラキラストーリーはどうしても共感できなくて、周りのみんなが「ディズニープリンセスで誰が好き?」という会話で盛り上がる中、私はパワーパフガールズが好きなタイプだった。 何かを得るために何かを失うことなんて考えられなくてどっちも手に入れたい派だったし、白馬で迎えに来る王子なんて見せかけでしかないじゃ

          [re:view] シンデレラ -Amazon Video-

          [re:view] ENHYPEN -FEVER-

          天気や気温、体調、気分によって聴きたい曲は常に変化するけど、季節があっていない時期にリリースされた楽曲もあって。今日は夏が終わって涼しくなりそうな今だからこそ聴くべき楽曲をレビューしたい。 2021年4-5月に発表されたENHYPENのアルバム収録曲である『FEVER』。なんとなく、ENHYPENには季節や天気は存在していないイメージ。だからこそ、「この曲はこの時期に聴くべきだよね!?」とカスタマイズできる万能さはあると思ってる。 ”此処”ではないパラレルで進む彼らだけの

          [re:view] ENHYPEN -FEVER-

          [re:view] BE:FIRST -Shining One-

          レビューするか迷ったけど、私が音楽やエンタメをこよなく愛するきっかけになってくれたSKY-HIのプロジェクトだし書かずにはいられない。ただなぜ迷ったかというと、「同じ音楽で芸術で各々がベストを尽くすものなのに、国やジャンルなどで比較されることでしか評価がされない」ということに疑問を感じているから。でも私は肯定しかするつもりないので。(ちなみにドファ*は未視聴) *ドファ:THE FIRSTのこと 私を明るい世界に引き出した彼の名言まずはプロジェクトを行ったSKY-HIがな

          [re:view] BE:FIRST -Shining One-

          [re:view] ドラマ -알고있지만 / わかっていても 9話-

          ただ観て受け止めて自分の中だけで解釈して楽しんでいたドラマが、時として文章に書き留めて置きたくなることがあって、それが今。どうしても残しておきたいので、昨日配信された「わかっていても」の9話をレビューしてみようと思う。 まず巷では、パクジェオン派か?ヤンドヒョク派か?などつぶやかれているけど、私のスタンスとしては『彼らにとって幸せならどっちでもいい』といった感じですね。もうその世界のあの美大コミュニティに自分がいるように観てしまっているので、ちょっと感覚ずれてきているところ

          [re:view] ドラマ -알고있지만 / わかっていても 9話-

          [re:view] THE BOYZ -B.O.Y. (Bet On You)-

          この2週間くらいでまた季節は変わるようにカムバの色も変わってきている感じがしていて、ここ数日でカムバしたグループが遅らせの夏を連れてきている。残暑ではないけど徐々に”深い夏”を歌い始めたイメージ。ところで今回のドボのカムバは大正解じゃないですか? タイトル曲の「THRILL RIDE」を書こうとしたけど、あんまりみんながレビューしなさそうな、今回の曲の中で1番お気に入りの「B.O.Y.」を選択してみた。 (Line Distributionの動画ですみません。) 起承転

          [re:view] THE BOYZ -B.O.Y. (Bet On You)-

          [re:view] ASTRO -After Midnight-

          ずっと待っていた、サマーキングが来た!爽やかなASTROが来た!やっと夏が来た!といった感じの『After Midnight』をタイトル曲に、ASTROがカムバしましたね。前作の『ONE』がいい意味でASTROらしくない強い絵のアートワークで驚いたけど、今回はいつもの”清涼な”ASTRO(絵的にもメロディ的にも)が戻ってきた印象です。 ”深い夜も楽しんで、夜が明けた夏も楽しもうね”タイトルの「Midnight」は深夜とか夜更けとか意味があるけど、いわゆる”コロナ”だと思って

          [re:view] ASTRO -After Midnight-

          [playlist] THE RAMPAGE - Summer Playlist -

          いつもは一曲についてレビューを書いていますが、やっぱり世の中に見つからずに眠っているような曲をもっと聴いてもらいたい、という思いがあるので『プレイリスト』として3~5曲くらいにまとめて紹介しようと思います。 今回はLDHのTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEをピックアップ。ランペはすごく乗りが良いクラブミュージック要素が強い曲が多いイメージだけど、ボーカルの3人の声が三者三様に甘くて優しくて。LDHあるある女性と絡むMVもアイドルではなかなかできないテイ

          [playlist] THE RAMPAGE - Summer Playlist -

          [re:view] Mush up|BTS & BLACKPINK - Butter /Bet You Wanna /Dynamite -

          仕事がバタバタでようやく落ち着いた頃に大好きなMush up屋さんの『Miggy Smallz』さんが新作を載せていてレビューせざるを得なかった。 ちょっとオフィシャルでMush upがどう扱われているのか分かんないけど、良いものは良いと発信したいし伝えたいので、バンタンとブルピンのこれをレビューする。 新しい魅力と生命を宿らせるMush up元々洋楽ばかり聴いて、クラブに通う学生時代を過ごしていた私からするとMush upはよくある話で、みるみる変わっていく音楽に寄り添

          [re:view] Mush up|BTS & BLACKPINK - Butter /Bet You Wanna /Dynamite -

          [re:view] NCT DREAM -오르골 / Life Is Still Going On-

          基本的にここにレビューしている曲はすべて私にとって90点以上!素晴らしい!という曲のみをピックアップしている。曲の趣味=性癖なんて言われることもあるから、私はそれを晒しているんだと今日も刺さった曲をレビューする。 今日はドリムのオルゴール。「Hello Future」にある楽曲で、初めて聴いた時はなんっっっっておしゃれな曲なの!?このまま程よく眠りにつきたい!!と思った。MVもゆるっと等身大でいいよね、愛くるしい。 曲を先行して聴いたのでMVは意外なイメージだったけど、ト

          [re:view] NCT DREAM -오르골 / Life Is Still Going On-