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[re:view] ASTRO -After Midnight-

ずっと待っていた、サマーキングが来た!爽やかなASTROが来た!やっと夏が来た!といった感じの『After Midnight』をタイトル曲に、ASTROがカムバしましたね。前作の『ONE』がいい意味でASTROらしくない強い絵のアートワークで驚いたけど、今回はいつもの”清涼な”ASTRO(絵的にもメロディ的にも)が戻ってきた印象です。

”深い夜も楽しんで、夜が明けた夏も楽しもうね”

タイトルの「Midnight」は深夜とか夜更けとか意味があるけど、いわゆる”コロナ”だと思っていて、”深い夜(コロナ中のStayhome)も楽しんで、夜が明けたら明るい夏も楽しもうね”というコンセプトだと読み取りました。

実際にMVの前半では家の中で旅行の準備やホームパーティーをするシーンがあるけど、後半ではキャリーケースを持って海に出かけたり、陽の光を浴びたりするシーンに切り替わっていく。

前半の絵はちゃんとファンで換気もされている演出、こだわっているなあ〜

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コロナ文脈を歌ったり歌わなかったりアイドルの方向性は様々だけど、今回はウヌが作詞に参加していることから、ASTROからの直接的なメッセージだとこの楽曲の大切さに気が付きますね。コロナが無ければ生まれなかった楽曲だろうし。


爽やかな流れる心地いいメロディライン

ASTROに限らず、一定数K-POPの曲ってこういうジャンルがあるような気がしていて。というのも「ONF/Beautiful Beautiful」や「EXO/Don't Fight The Feeling」、「DONGKIZ/Crazy Night」が同じようなジャンルだと思っているのですが、疾走感があり肯定を歌い元気づけるようなそんなジャンル。(なんか名称あるのかな)

しかもこのジャンルが爆発的に人気だったりする。韓国のチャートの上位を占めて大衆に受け入れられやすい。『After Midnight』も同じジャンルだと思ってます。

ASTROらしく清涼感とスピードがあって、決して媚びないそんな曲。おそらく後ろで終始奏でられているピアノの軽くて清純な音色にあるのだろうけど、暑いのになかなか夏も感じられないこの状況にぴったりな曲だと嬉しくなった。


時間を陽の傾きで表現し、彼らからの言葉はカメラ目線

タイトル曲をレビューするなら絶対にMVのアートワークに触れないわけにはいかないのでレビューしていきます。”外”を感じさせる演出に「光」が用いられていて、間接的に「時間」を表現していることが伺えます。

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更に、曲の終わりに畳み掛けてくるようなメンバーからのメッセージのようなリリック。

心配しないで 全部僕が守ってあげるから
不安なんて捨てちゃって

このリリックの時にメンバーの歌っているシーンをカメラ目線で入れてくれるあたり、本当に素晴らしい。そういう彼らからの”生の声”のようなフレーズは本人の口から聴いていたい、というこちら側のニーズをガッチリ抑えてくれる。福利厚生素晴らしいなほんと。

もうすでに5ヶ国のiTunesトップソングチャートで1位を達成(8/3 14:00時点)し、記録を更新しているように、この曲は多くの人のエナジーになる楽曲だと思う。日本受けしそうだから、もっと日本でも聴かれるようになったら嬉しいな。

序盤になかったバッテリー残量が終わる頃にはフルになっている描写があるように、この曲を聴いてエネルギーをチャージしたいと思う。

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