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エッセイ

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この気持ち、この感覚、世界のどこかに共感してくれる人がいる。
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幸福の器について

幸福の器について

20年に1度のグレートコンジャンクションによって、風の時代に突入したと言われる2021年。

今年に入ってからふと興味を惹かれて、それ以来、毎日のように私を幸せな気持ちにしてくれるのが、エンジェルナンバーだ。

夜中に目が覚めて時計を見たときの、4:44。

通勤中の信号待ちで目に飛び込んできたナンバープレートの、9999。

職場に着いてパソコンを立ち上げたときに表示される、11:11。

いつ

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愛したことを思い出す

愛したことを思い出す

#人生を変えた一冊
#サヨナライツカ
#辻仁成

サヨナライツカ

いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない

孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい

愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある

どんなに愛されても幸福を信じてはならない

どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない

愛なんか季節のようなもの

ただ巡って人生を彩り飽きさせないだけのもの

愛なん

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散歩すること、生きること。

散歩すること、生きること。

自分が本当にやりたいことはなんだろう。

表現したいことはなんだろう。

伝えたいことはなんだろう。

何者になりたいんだろう。

どこに向かっているんだろう。

今どこにいるんだろう。

これまで立ち止まってきたいくつもの時間の中で、

私はいつもこれを繰り返している。

世界はヒトで溢れていて、

私にはささやかに1日を過ごすだけの衣食住があって。

あったらいいなと思うものはもちろん尽きない

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ぞろ目の夜中に

ぞろ目の夜中に

1:11

2:22

3:33

4:44

5:55

夜中、目を覚ますと、ふと時計の数字が目に入ることがある。

エンジェルナンバー

それは、幸せの合図。

眠りが浅くて目が覚めるのは、学生の頃から変わらない。

夜中のぞろ目だって昔から見ていたのだろうけど、さほど気にもとめていなかった。

ここ最近で、

自分を大切にしよう

あるがままの自分を愛そう

自分の中に広がる世界を受け入れよ

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Never〜そんな日は決して来ない〜

Never〜そんな日は決して来ない〜

映画「ザ・メキシカン」の中で、リロイというゲイの殺し屋が愛について語るシーンがある。

『本気で愛し合っているふたりがうまくいかないとき、いつ本当の終わりが来ると思う?』

結婚間近で彼氏と喧嘩別れしそうになっているヒロインに、そう語りかけるのだ。

リロイは、人質として捕らえたヒロインの恋愛相談に乗ってしまうような、殺し屋にしては優しすぎる男だった。

なまりのように重くて鈍い怖さや、漠然とした

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