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詩写真

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詩に写真、写真に詩、ともかく短い言葉と少しの写真。
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#思考

もう大人の顔をしているであろう人を少し思い出して、すぐに忘れたい。

六月

六月

梅雨の間の快晴は
それを想い出させるに十分です
ありがた迷惑
すっかり目を閉じて過ごしております

眠りたいよ(大丈夫です)



出番を失ったパリパリのビニール傘
上手く折り畳んでは貰えない日傘
スナフキンみたいなハット
墓地に挟まれて歩く道
リュックに差したバドミントンのラケット二つ

もう眠ったよ(そうは思いません)



セミはまだ鳴いていません
なにかの虫と
夜はカエルが鳴きます

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2022.06.10『六月』

2022.06.10『六月』

なんちゅうこともにゃあけんど

ちっと疲れただあな

おらぁ今 なんもできんじゃんね

仕方ないけんど

諦めもつかんじゃんね

泣き言言っちょ

ちょうきゅうやるだぞ

2020.11.18

2020.11.18

実現しない予定たち、一人の時間の心地よさ、逃げるような睡眠、架空の人物、実体のない人たち、宙に浮いていく自由の不自由さ、本当を伝えたくて取り繕って隠れる本当、あのね、あのさぁ、それでね、そうじゃなくて、目で見たものが全て、耳で聞いたもの口で言ったことが全て、親指一本で話したような気になる勘違い。
「誰も(そんなにしっかりと)見ていないよ」
「誰かが(こんなにしっかりと)見ていてくれてるよ」

実現

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