#短歌
捨てし詩文、燃えし思想、削除せし短歌雑片へのレクイエム(又、愛)(8/6,31)
8/6、31
死と生と虚無と愛とを闡明し夜と朝との境より踏む
天下りし煌めき、落つる星のごと輝きて手元へ天降し幾多の詩編、思想的雑文、連星のごとき短歌。
吾が掌に遊び、吾が手に拠り消えて去った耿々たる光の粒、光の粒。一つは黄金、一つは銀、一つは鉄、あるは合金の赤黒き金色。一つとて偽金は無かったやもしれぬ、否、一つとて偽金は無かった。吾、自殺企図強かりし秋、進みて消えゆきし、一つ一つの光の命。つ
短歌、70首くらい(8/7~9/13)
(ミニノート等に書いていた短歌、ほぼ全部)
(日付不明)
春の夜の花の散り行く川の面にオフェリアのごと悲しみは逝く
輝きて輝きたのち夜あればその裡にすら光宿らん
星と人と花と岩とを守る人に数多甘露の香油の薫る
母と子と子と母を思う愛の果て悲しみを越え胸宿る色
星の人バラやキツネの友のため涙一粒宙へふりまく
8/7(原爆についてのもの)
「葉月なる六日九日十五日」吾神恋うる心加えん
秋に書いた短歌、26首
11/14
不惑なる首のたるみし中年がブランコ漕ぎぬ秋の公園
パトカーが不審がらぬは不審なりブランコを漕ぐ中年の秋
メモ帳に短き歌を書きををり揺れるブランコ揺れるペン先
愛の果て秋の果てなるブランコに一人淋しく書ける楽しさ
雨よ降れ止みにし雨よもっと降れ不敵な笑みを吾にもたらせ
交通の標語の添削せし吾に雨降りくればほどく緊張
雨宿りせし病院のベンチにて緊張求め開くメモ帳
秋来れば散れ