佐藤余白

やほー。アロハ☆余白だぴょん。見て下さってありがとう。ゆっくりしてってー。一個でも心に…

佐藤余白

やほー。アロハ☆余白だぴょん。見て下さってありがとう。ゆっくりしてってー。一個でも心に残るものがあれば嬉しく思います!

マガジン

  • 雑記(疾中日記)

    令和5年8月6日~9月16日、記す。 いたつきて乱る日々にも反射せし耀よう水面 沼津中央 沼津中央病院に入院した日々に書いたもの。ある種、異様である。故、「日記」とせず「雑記」とした。(尤も、中国では同様の意味らしいが…。) 孤独は人を賢者にする。厭うこと勿れ。 己の持ち場を愛せよ。孤独の無い愛はない。 病気それ自体と、支えてくれた全ての人、世界へ。 (こと、沼津へ捧ぐ。)

  • 短歌

    短歌含むの全部。

  • 過去情炎

    記憶の底、パソコンのデータの底より引き揚げた、過去の炎

最近の記事

  • 固定された記事

石炭紀

この汚い汚い世界で それでも生きていく それでも生きていく私達の営み 時に美しい蓮花を咲かす この汚い汚い時代で それでも生きていく 切なく悲しい私達の営み 偶には喜びで泣けるさ 遠い遠い未来 もしかしたら清浄な時代 私達の想いは幸いも刻苦もきっと 時間に練磨されて清い燃料となる 清い人の清い時代 燃料となり報われる時には 私達もきっと 忘却の彼方で美しく燃える 美しく燃えるさ この汚い汚い時代で それでも生きていく

    • つづけ

      つづける 書きつづける いつか物になると信じ つづける 現世がダメなら 来世でもいい つづける 書きつづける 途中で止めてばかり ブツブツ切れていてばかり もう切れない もう切らない つづける つづける つづける つづけると決めた寒き日始まりと終わりの鐘が響く冬の日 令和5年11月17日9

      • コーヒーと茶(11/16)

        果てなき空にコーヒーを捧げ 限りなき地に茶を奉る 捧げた後は自分で飲む 自分で飲むコーヒーと茶 もちろん混ざると美味しくないので 時間も空間もコーヒーと茶は異とする コーヒー時間と喫茶時間も あまり忙しいと却ってストレスだな ストレス解消の具がストレスになると 余りに余りに可哀想だ よって先程のコーヒータイムは棄却し 透明な形ない滴を飲む そんな詩の時間である 透明時間の透明コーヒーあるいは茶 黒いようで黒くなく 緑のようで緑でない そんな滴を

        • 母親

          善き性質と 優しい笑い声を持つ 慈しい母を持ち それを知ってか知らずか 甘え甘えて 親不孝を繰り返し 悲しい目 泣きはらす涙の目 そんな辛い目に会わせてばかりいる 親孝行がしたいと母に良い思いをさせて上げたいと 心から心から思い 又祈る 神に 良心に祈る 誓いも証言も要らぬ そんな立派なところには当然 僕はいないので 良心に、内なる神に誓い 又祈る 優しさが 辛い思いに結実する そんなことがあって良いものか 良い思いをさせて上げたい

        • 固定された記事

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        • 短歌
          29本
        • 雑記(疾中日記)
          45本
        • 過去情炎
          25本

        記事

          影(11/13)

          怒りと慈しみを往還し 忙しく漂う川のイリュージョン その幻に夏の面影と君の笑まいを視れば 儚くも儚くも浮き立つ思い出とかつての恋 瞬時暗転する心の舞台 苦しくも暗くもある我が心に 一つのろうそくを朧に灯す 淡く仄かに照らし出される互いの面影を 遠景となった思い出に捧げれば 速やかに速やかに雲は流れ 暗い現実へと意識を戻し 一つ溜息、一つ微笑み、又忙しくも 現世なるこの世の闘いに身を投ずる、 その僕の一つの影がある 淡淡と夏と恋とは流れ去り冷たき肌に

          影(11/13)

          短歌(11/12)

          秋寒く遠く離れる思い出に憧れ燃やし彼と吾を見る ブランコの揺れる思いを押しのけて仄か仄かに揺らぐ思い出 思い出となりし夏の日照る川辺今ひと時の光輪を待つ 情景の死せる灰色秋の日々吾れ恋いめやも夏の川岸 人類の黄昏かましテレビジョン灰色の日々似つかわし音 悲しみを悲しと思うこともなく暮るる秋にもトンボは飛びし 黒き色濃き悲しみを湛えたる吾が中流る川のせせらぎ 星空を吾は恋いたる暗闇に瞬き光る星と人と夜 あな悲し いとど悲しき物思いに慣れたる日々に君の声もが 令

          短歌(11/12)

          怒り(11/9)

          怒り、怒り、怒り 僕は怒る 人間性の扼殺を怒る 無作法と無知、即ち悪を怒る 怒って怒って怒った後、 冷静になってみれば 自分にもそれらを引き寄せる その要因があったと気付くのであるが その時、その一時は不善を憎む お不動様と迄はいかないが 怒りのオーラは真っ赤 天をも焦がすその小さな怒りを さだめし天はお笑いでしょう でも僕は怒る 不善と悪、無知を怒る 幼くも赤き怒りの炎にて善と悪との境明らむ 令和5年11月9日

          怒り(11/9)

          秋天

          ブランコに乗って、秋の読書をしていると トンボも一緒に集まってくる 一羽二羽三羽四羽 ズボンや靴に止まるもの 本や上着に止まるもの 僕はさながら読書する止まり木のよう トンボはトンボ 僕からの祝福を喜んでもくれるかのよう トンボの、もしいるとすれば、トンボを遣わした霊の 幸いを、幸せを祈る 生ける霊であれ、死せる霊であれ トンボと共にある幸い祈る そうこうしている中に、沢山増えたトンボ 「ごめんね」と云い僕はブランコを漕ぎふりはらう だって本が読め

          聖性(11/7)

          もしも僕の聖性が 皆の嘲りを照らすとしても 僕は明るく正しく行こう 百万の那由多を越えて 優しく光るその稲光り 鳴神さえが透明にとよむ 僕の胸にとよむ 僕の聖性又内なる神は 昔から、又彼方から伝えられたもの・・・ 僕も又優しく抱きしめ この道を和やかに歩いて行こう 皆の嘲りを引き出すとしても 僕は明るく正しく行こう 鳴神のとよみ照らせる稲光り雨の止みしに星は輝く 嘲りを照らす銀砂のごとくある星々の名を刻み歩まん 令和5年11月7日

          聖性(11/7)

          石の夢(11/7)

          石は人になる夢を見る 恋をして泣いたり笑ったり 人を傷つけたり悩んだり 愛したり癒されたり そんな儚い夢を見る (これは僕らの来た道) (これは僕らの見た夢) 石の見る夢は人の見た夢 僕らは胸を張れず 恥ずかしく先輩として俯く 淋しく俯くしかない そんなものも、一つの石の夢なのだ 悪い所を晒したり 良い所を褒められたり 上下する心の夢を 美しい石たちは見る、見ている 石そそく流れを清みまた汚なみ皆夢のごと思う人かも 令和5年11月7日

          石の夢(11/7)

          政治家(11/6)

          己を知ってか、知らずか 醜悪を放置する人らが 国の中枢、世界の中枢にいるというのは 人類の正に悪(汚)点、人類そのものの悪点である マリオネットたる日本の政治家も酸えた肉のよう 腐った心そのまま、彼らはあの世で何を見るだろう 悲しい上に悲しい人らは この世にもっと淋しい風を吹かせ 善なる人達を傷ましめ、よりその善を称揚する ただその道具に過ぎないのか・・・ 率いてうめく地の人塩をなみ道捨てられて踏みつけらるる 道をなみ掻き分けてゆく荒れ野原先に後に道のな

          政治家(11/6)

          清められる願い(11/5)

          家族を憎み、そしり、又蔑み それらは結局、自分のことだと気付くのに 時間は全然かからない それだのに、それだのに 負のスパイラルの只中に渦にハマる 己のなしたこと 己のなすべきこと 己の償うこと 己の悔い それをこそ胸に刻みゆくべきだのに また仄暗い、薄ら寒い思いに 足を、心を、さらわれてゆく 恩や愛や、体熱や それらは結局、過去の幻に過ぎないのか そうではない、そうでは 僕はそう思わない、思いたくない 又、遠い炎が舌を出すとき それは暗い思

          清められる願い(11/5)

          地産地消のこと

          最近、秋田愛が止まらない。芸能人も地産地消気味。デビュー当時から聴いてるのが秋田出身のシンガーソングライター、高橋優。 入院前、生活がめちゃめちゃになり始めた時、車でDVDと一緒に歌ってたのが「発明品」。「なにもかもうまくいかないよー。」て泣いてた。ばか。泣きながらの運転は危ない。 高橋優、好きだな…。秋田愛も彼と一緒かもしれない。嫌いだった故郷が、好きになった。トラウマを乗り越えられたの、彼のおかげも少しあるかも。 自分の中で、代表的秋田人、生駒ちゃん。秋田のローカル

          地産地消のこと

          歌と詩のアイコン

          僕の歌姫、新居昭乃さん。 聴き始めてもう十五年以上になる。 歌詞がとても美しい。歌詩、だと思う。 心の美しさとは、悲しみの別名であるかのよう。 ちょっと残酷で、限りなく透明で、時に童話のような、物語のような音楽。 「幻想系の始祖」と称されるけれど、なんだか僕には違和感がある。 とっても芸術色が濃く、精神性が高い音楽だと思う。 大好き。 Blue Planetというアルバムを一時期偏愛していた。 その中の一曲をご紹介したい。 入院してた時、個人部屋で孤独が募ると、僕は歌ってい

          歌と詩のアイコン

          駿河の采女

          静岡にいた時、やっぱり僕は、恋をしていた…笑 しょうがない、可愛いのは罪である。 恋は何もしないうちに破れたが、思い出は強烈に残った。 どっか、お食事誘えば良かったな…。 ヘタレの常套句である。 まあ、よし。 実らない恋はいつものことだ。 まるで寅さんだな、僕は。 アホな寅さんかもしれない。 けど、もうあちこち行くのはやめだ。 デラシネ(根なし草)はやめ。 帰ってきて万葉集読んでたら、駿河の采女(うねめ)の短歌を見つけた。 恋していた人を思い出した。 こんな短歌。 しきたえ

          駿河の采女

          なまはげのお祭り

          唐突だが、なまはげに良い思い出がない。 男鹿の子供達には当然だが、トラウマである。 昔のなまはげは、怖かった! 気骨のある人たちがいなくなって、なまはげも優しくなった、というか、怖いなまはげがやれなくなった。 かくいう僕も、2~3年なまはげをやった。 人がいないので、ふにゃふにゃした僕でも重宝された。(もっとふにゃふにゃした、双子のなまはげもいた…笑) 観光用のなまはげはお酒を飲まなくてよいが、実際のなまはげはお酒を飲む。飲まされる。家々を回るので、終わり頃には結構な酒量にな

          なまはげのお祭り