捨てし詩文、燃えし思想、削除せし短歌雑片へのレクイエム(又、愛)(8/6,31)
8/6、31
死と生と虚無と愛とを闡明し夜と朝との境より踏む
天下りし煌めき、落つる星のごと輝きて手元へ天降し幾多の詩編、思想的雑文、連星のごとき短歌。
吾が掌に遊び、吾が手に拠り消えて去った耿々たる光の粒、光の粒。一つは黄金、一つは銀、一つは鉄、あるは合金の赤黒き金色。一つとて偽金は無かったやもしれぬ、否、一つとて偽金は無かった。吾、自殺企図強かりし秋、進みて消えゆきし、一つ一つの光の命。つまり、それらは愛だった。
虚無、否、愛。愛、否、虚無。否、虚無、虚無。嗚呼、否、