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雑記(疾中日記)

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令和5年8月6日~9月16日、記す。 いたつきて乱る日々にも反射せし耀よう水面 沼津中央 沼津中央病院に入院した日々に書いたもの。ある種、異様である。故、「日記」とせず「雑記… もっと読む
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独白(令和5年8月24日~29日)

独白①8/24 装飾過多の自己の認識。それは自分の詩文でも充分理解できる。余りにゴテゴテした…

佐藤余白
4か月前
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つづけ

つづける 書きつづける いつか物になると信じ つづける 現世がダメなら 来世でもいい つ…

佐藤余白
2か月前
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コーヒーと茶(11/16)

果てなき空にコーヒーを捧げ 限りなき地に茶を奉る 捧げた後は自分で飲む 自分で飲むコーヒ…

佐藤余白
2か月前
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母親

善き性質と 優しい笑い声を持つ 慈しい母を持ち それを知ってか知らずか 甘え甘えて 親不…

佐藤余白
2か月前
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影(11/13)

怒りと慈しみを往還し 忙しく漂う川のイリュージョン その幻に夏の面影と君の笑まいを視れば…

佐藤余白
2か月前
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短歌(11/12)

秋寒く遠く離れる思い出に憧れ燃やし彼と吾を見る ブランコの揺れる思いを押しのけて仄か仄か…

佐藤余白
2か月前
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怒り(11/9)

怒り、怒り、怒り 僕は怒る 人間性の扼殺を怒る 無作法と無知、即ち悪を怒る 怒って怒って怒った後、 冷静になってみれば 自分にもそれらを引き寄せる その要因があったと気付くのであるが その時、その一時は不善を憎む お不動様と迄はいかないが 怒りのオーラは真っ赤 天をも焦がすその小さな怒りを さだめし天はお笑いでしょう でも僕は怒る 不善と悪、無知を怒る 幼くも赤き怒りの炎にて善と悪との境明らむ 令和5年11月9日

秋天

ブランコに乗って、秋の読書をしていると トンボも一緒に集まってくる 一羽二羽三羽四羽 ズ…

佐藤余白
2か月前
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聖性(11/7)

もしも僕の聖性が 皆の嘲りを照らすとしても 僕は明るく正しく行こう 百万の那由多を越えて…

佐藤余白
2か月前
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石の夢(11/7)

石は人になる夢を見る 恋をして泣いたり笑ったり 人を傷つけたり悩んだり 愛したり癒された…

佐藤余白
2か月前
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政治家(11/6)

己を知ってか、知らずか 醜悪を放置する人らが 国の中枢、世界の中枢にいるというのは 人類…

佐藤余白
2か月前
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清められる願い(11/5)

家族を憎み、そしり、又蔑み それらは結局、自分のことだと気付くのに 時間は全然かからない…

佐藤余白
2か月前
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隻手の声(両手を合わせると音は鳴る。片手の音とはこれいかに?)(8/29)

8/29 かつての思考を繰り返すでは芸がない。今、もてる限りの思考でこれを解いてみたい。 あれ…

佐藤余白
4か月前
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捨てし詩文、燃えし思想、削除せし短歌雑片へのレクイエム(又、愛)(8/6,31)

8/6、31 死と生と虚無と愛とを闡明し夜と朝との境より踏む 天下りし煌めき、落つる星のごと輝きて手元へ天降し幾多の詩編、思想的雑文、連星のごとき短歌。 吾が掌に遊び、吾が手に拠り消えて去った耿々たる光の粒、光の粒。一つは黄金、一つは銀、一つは鉄、あるは合金の赤黒き金色。一つとて偽金は無かったやもしれぬ、否、一つとて偽金は無かった。吾、自殺企図強かりし秋、進みて消えゆきし、一つ一つの光の命。つまり、それらは愛だった。 虚無、否、愛。愛、否、虚無。否、虚無、虚無。嗚呼、否、