【歌詞】現の夢

よいしょよいしょと かけ声で
てんとてんとと 日照りけり
待ちに待ったと 手を取れば
風に吹かれて 恋芙蓉(こいふよう)

あんたと過ごせる日を背負(しょ)って
歩いて魅せるは 繊細な美

現の夢を見てるけれども
あんたと私の夢芝居
派手な着物で下駄を鳴らして
恋を結ぶは雲の上


やっとやっとと かけ声で
しゃんとしゃんとと 雨が降る
傘などいらぬと 手を払い
それでも枯れぬ 恋芙蓉(こいふよう)

あんたが導く細道を
飾り気なしでも 繊細な美

現の夢を見ながら笑う
あんたと私の恋心
地味な着物は愛に似合わぬ
雨に降られて濡れ姿


心はあんたを求めやす
流れ流れて時は経ち
今も変わらず愛し合う
二人の針へと糸とおし
縫った柄は枯れぬ花


現の夢と暮らし過ごせば
二人で築いた夢芝居
色も足りぬと縫い足し羽織る
あんたに寄り添う風の中
揺れても倒れぬ恋芙蓉(こいふよう)

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