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『七十二候』梅子黄‥うめのみきばむ
『梅子黄‥うめのみきばむ』
6月16日から20日頃
六月も半ばになり芒種の末候。
青々と実った梅の実が黄色く色付き始める頃となりました。
梅雨のない北海道以外の地域で梅雨入りしましたね。梅雨本番を迎え湿度も高くじめじめするこの時期‥。
元々は黴(かび)が生えやすい時期ということで
黴雨=ばいうと呼ばれていたそうです。
しかし、ある時から同音であり
この時期に旬を迎える『梅』の字を黴に代えて梅雨となり伝えられたという説があるようです。
雨降りで気持ちもどんよりしてしまう梅雨時期は、どうしても身体も心もスッキリせず不調になってしまいがちです。
そういう方も多いのではないでしょうか。
梅雨になり身体が重い、だるいなどの体調不良を東洋医学では湿邪と言われています。
湿度の高い時期に余分な水分や老廃物が溜まることで引き起こされる心身の不調のことで
体内に溜まった水の邪気が冷えを引き起こし代謝が悪くなるのです。
2.3年前頃から、梅雨時期になると身体が重くダルくなり自分なりに調べていく中でこの
『湿邪』という言葉を知りました。
雨が多くそのため日照時間も少なく
寒暖差もあり‥。
梅雨がもたらす大きな気象ストレスが
知らず知らずのうちに心と身体を蝕んでいたのです。
湿度が高い場所では
老廃物や水分が身体に溜まってしまい
血の巡りも悪くなってしまいます。
身体の余分な水分を排出するために
利尿作用のあるきゅうり
発汗作用のある唐辛子やスパイスなど
意識的に取り入れ
なるべく常温の水を飲むなど‥。
意識的に気を付けるようになりました。
湿邪に負けない身体で梅雨を乗り越え
元気な夏を迎えたいですね。
と、体調管理について書いていながら‥
先日から何年ぶりかの風邪をひいています。
喉の痛みから始まり、咳がコンコンと。。
今日耳鼻科に行き風邪薬をもらってきました。
ちょっとした咳でさえ憚られる昨今。
申し訳ないような気持ちにさえ
なってしまいます。
早く風邪を治したいな‥。
皆さんも体調に気をつけてお過ごしくださいね。
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ネガティブでマイナスなことばかり書いてしまいましたがそれだけではありませんよね。
青梅といえば、梅の実とお砂糖、瓶などが少し前から店の入り口に並び、眺めているだけで
梅仕事が浮かびワクワク。
梅ジュース、梅酒、梅シロップなどを作りたくなります。自宅で漬けると美味しいですよね。
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わたしはといえば、今年は梅干しを自分で漬けたいなぁ‥と思っているので、黄色く熟した完熟梅を待っているところなのです。
初挑戦!上手くできるかなぁ。
そして街中には、あちらこちらで紫陽花が咲きわたしたちの目を楽しませてくれます。
紫陽花の種類はホンアジサイ。
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ガクアジサイ
![](https://assets.st-note.com/img/1655284382623-vxtU3tkm4w.jpg?width=800)
西洋アジサイ
![](https://assets.st-note.com/img/1655284510313-uGdnWydGL2.jpg?width=800)
ヤマアジサイ
カワバタアジサイ‥などなど
他にも2000種類以上あり、さらに毎年新種が増え続けています。
紫陽花の魅力は形もさることながら
その色の美しさにあると思うのです。
紫陽花は花の色が変化する珍しい花で
土の酸性度によって変化し
一般的に酸性は「青」、中性は「紫」
アルカリ性は「赤」のアジサイに変わります。
卵の殻をパウダー状になるまで砕きそれを紫陽花に撒くことで、アジサイの色をピンクなら赤い色に変えることも出来るようです。
面白いですよね。
紫陽花のドライフラワーも大好きで
玄関に吊して飾ったり
大きめの花瓶に飾ったり‥。
ドライにしてもなお美しい。
でも、しばらくは‥
あちらこちらに咲く色鮮やかな紫陽花の可愛らしさに癒されそうですね。
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ところで、わたしはずっと梅雨が苦手、灰色の空とにらめっこ‥と思っていたのですが
今年は少し違った目線で、雨の日を楽しく‥。
そんな風に考えれたら‥いいなぁって
思うのです。
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雨の日だから見える景色‥。
雨粒や、水溜まり、濡れた歩道
たくさんの傘の花‥など
そんな中から何か発見や気付きが
あるかもしれない‥と。
どうしても休日の朝、天候に左右され
それによって気持ちも影響されてしまいがちな
わたしなのですが
たとえば‥
シャワーランさえ恵みの雨と思えるような‥
雨上がりに射すキラキラの陽射しに
喜びを感じられるような‥。
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Some people feel the rain, others just get wet.”
(雨を感じられる人もいるし、ただ濡れるだけの人もいる)
レゲエの神様、ボブ・マーリーの名言にあるように。
雨を感じ、雨の日にしかできないなにかに
出逢うことが出来るかもしれない。
でもそれは、外に出ることだけに限らず
雨音を聞きながら本を開けば
晴れの日とはまた違った五感に響くかもしれない。
YouTubeを開き雨音をバックに
ヨガに集中するのもいいかもしれない。
そんな風に‥雨の日だって
考え方、感じ方ひとつできっと
HAPPYでそしてスペシャルに‥。
![](https://assets.st-note.com/img/1655301187441-hQ4vBbzBfw.jpg?width=800)
七十二候に使用している写真はすべて
写真ACからのものになります。
梅雨時期に‥。
いつか書いたショートショート。
こちらも読んでいただけたら
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