#ロック
アフリカ発のロックスター Mdou Moctar - "Modern Slaves
ニジェール共和国出身。アルバムのジャケからしてすでに60〜70年代のクラシックなロックやプログレのかほりが。音質や音圧、音の響かせ方は現代的であってもやってることはあの時代そのもの。それをアフリカンな人たちがやってるのでどうしても対象は某ギタリストへと向いてしまう。
楽曲は総じて聴きやすい。中近東やイスラームなムードも感じられ、ようは砂とか埃とか砂漠みたいな……ちょっと調べたらデザート(砂漠)ロ
マリリン・マンソンよりも遥かに音楽的才能があるのに……VAST - Visual Audio Sensory Theater (Full Album) 1998
厳かなオーケストレーションから始まり、電子音とディペッシュモード風のリズムが入り、90年特有の厚みのあるギターが鳴る。ボーカルと歌メロはアリスインチェインズっぽさがあるのがまた好みだ。
2曲目はラジオ頭風の出だしから聖歌をサンプリングした壮大な展開に……vastことジョン・クロスビーは若干22歳ながら全曲のソングライティングを含めてかなりの部分を一人で作り上げた逸材。
しかしながらアルバムはヒ
Upside Down - Jesus And Mary Chain
世界中のロック、特にシューゲイザーが復活した2,000年代以降のロックに多大な影響を与えたマイ・ブラッディ・ヴァレンタインのラブレスは、一曲目以外はあまり良さがわからないというのが個人的な感想。
マイブラから遡ってジザメリを聴いたときは、なんだこっちが本家じゃないか、と思ったもので、ノイズと美メロの洪水には驚かされたものだ。しかし、セカンド以降はノイズが取り払われ普通のバンドになってしまった。
無冠の帝王 - Foetus – Gash
インダストリアル・メタル開祖の一人であるジム・フィータスの1995年作。NINとミニストリーのチャート上での成功後、初めてメジャーに舵を切った作品。
映画音楽、インド、ジャズなども飲みこんだドラマチックでバラエティに富んだ楽曲は相当に魅力的。しかし、残念なことにセールス的には今ひとつだった様子。
普通のメタルやロック好きのリスナーに聴かせると、疾走感のある2曲目のMighty Whityだけい
これは最高に頭の悪いロック - In/Humanity - live at The Jam Room 1995
愛すべきアホたち。ライブが始まる前からニヤついてるボーカルが良い味を出している。私服なのか、本人としてはドレッシーに決めたのかわからないようなファッションも高得点。
ステージというよりは、どこかの隅っこに機材を運んでライブをやってるのもパンク。座ってる客にスタンディングを要請するのもパンク。モッシュの有無ごときで文句を言ってる日本人はパンクじゃなくてただのプンク。
曲は短く、アナルカント系のグ
速くて狂った音楽なのにそこそこ聴きやすい - PIG DESTROYER - Terrifyer
アメリカのグラインドコア、PIG DESTROYERの3rd。2004年作。コンセプトアルバムらしい。
尋常ではない勢いのドラムと尖ったギターのリフが曲を引っ張り、ボーカルは喚き散らしているアグレッシブなもの。不気味なサウンドエフェクトや音声を散りばめるのはこのジャンルのお約束の一つ。
殺伐とした雰囲気なのにある種のポップさ、聴きやすさを感じるのは名盤たる貫禄か……いや、大半の曲が1分台という
Gorky's Zygotic Mynci - Bwyd Time (FULL ALBUM)
読み方はゴーキーズ・ザイゴティック・マンキ。ウェールズ出身のサイケバンドである。アウトサイダー・アート然としたジャケットからして新興宗教じみたかほりが漂う。当然中身も一筋縄ではいかないものだ。こんなに珍妙でヨレたサウンドをせいぜい20歳くらいのメンバーで作っていたのはある意味早熟ではなかろうか。やっぱ親がヒッピーだったとか?
彼らが活発に活動していた頃は。UKではブリットポップが全盛だった。オエ
Purple Mountains "All My Happiness is Gone
この曲の歌手、デビッド・バーマンはすでにこの世にいない。曲が発表された数カ月後に五十二歳で死亡。長らく薬物やメンタルヘルスの問題を抱えており、オーバードーズや自殺未遂も起こしていたようなので、恐らく自殺ではなかろうか。
アコギに時折感傷的なハミング、低予算の極みのような一発録りの曲かと思いきや、二分が経過した辺りでいきなり世界に色がつく。そのトーンを保ったまま美しい高揚感をもってとびきり悲惨な歌
Margerine Eclipse - Stereolab
左右のチャンネルでアレンジが違うという攻めたサウンドだけど、曲自体はポップ。フランス語の女性ボーカルものとして普通に聴いても瑞々しい躍動感があり、オシャレである。
Best Coast- Crazy for you (Full Album)
6月から9月くらいまで無性に聴きたくなるアルバムのひとつ。オールディーズみたいに甘酸っぱくて優しいロック。夏と海との相性抜群。
これはThe xxの元ネタか? ミニマリズムなロックバンド - Young Marble Giants
1980年にこんなバンドがいたのか。単調なリズムマシンにスカスカのギターとベースが響き、語りかけてくるような女性ボーカルがのるスタイル。男2人は兄弟でボーカルは弟の彼女というなかなかの身内バンド。アルバム1枚と数枚のシングルで解散したのが惜しい。
どの曲も短くメロディアスなので聴きやすい。
Final Day
1st album Colossal Youth