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死して屍拾うものなし

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  • 現在1勝1分 メインはETFをバイ&ホールドか割安株を回転。

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ASSHOLE!セルシードギャンブル失敗

マイナス26,000円也。 金曜ザラ場からの展開がエグい。朝の揉み合いヨコヨコを確認して寝て14:50にアラームで起きたらストップ安になっていてフリーズ。 1,000円ヨコヨコで売っておけば良かったと少し悔やむ。chi-xで730円ほどで損切り。 20時の承認の発表前後で未練たらしくPTSで820円ほどで再INするも、思い直してすぐに売り払う。 本日S安で637円。

    • ある意味貴重な映画 - メイド

      2001年公開作でギャングものとくれば脚本家の念頭にはタランティーノがあったはずだ。常時4ワードを連発し、下品でテンポの良い馬鹿話をかっこよく見せたいのだろうけど、これが狙ってもできないようなレベルで失敗している。ただの自制できない頭の弱いキャラとその間抜けなトロい相棒みたいな悲惨な出来になっているのだな。ギャング仕事というのもただのお使いレベルというの情けない。 脇を固めるキャラにパフ・ダディやRATMのトムがいたりと、無駄に大物揃い。クラブでゲストネームに自分の名前がな

      • SUBLIME FULL SET TERAGRAM BALLROOM LOS ANGELES CA - 12/11/23

        なんと、あのサブライムが新しいボーカルを迎えて復活。ヘロインで死んだ前ボーカルのブラッドを明らかに模倣した歌い方なので違和感はたいしてなし……というか調べたら新ボーカルのジェイコブはブラッドの実子だった! なるほど、だから再結成できたのだな。  夏になると聴きたくなる音楽の上位に固定されているのがサブライム。 最初に聴いたのは死後に発表された未発表曲集のSecond-hand Smoke。このアルバムのオープニング曲がやたら気持ちよく、そこからさかのぼって聴いたんだっけ。

        • Torture Garden - Naked City

          1990年作。邦題は拷問天国。ジョン・ゾーン関連の作品では一番好きかも知れない。グラインドコアとフリージャズの融合はブルータルトゥルースよりも先鞭をつけており、2024年のいま聴いても刺激的。マイクパットンばりの狂ったシャウトはボアダムズの山塚アイ。

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          怪しいアジアの暗黒食生活 - クローン黒沢+明日香翔

          いっときアジア関連でよく見かけたクローン黒沢。これまで雑誌に載ったルポやエッセイは読んだことがあったが、単行本を手にするのは今回が初めて。検索すると現在も活動してるんだな。 今作は共著となっており、山師丸出しの明日香翔が話す(書いた)内容を元に構成されている。食材は犬猫、猿、熊、蛇、鼠がメインのゲテモノ系の内容なので読んでいて食欲が大いに減退することうけあい。 どこまでが真実で、どこまでがハッタリかわからないが、80年代から90年代にかけての中国とアジアの権力者の話、不正

          怪しいアジアの暗黒食生活 - クローン黒沢+明日香翔

          Scope Neglect - Ben Frost

          2024年作。これまたとんでもないアルバムを作ってくれたものだ。激しいノイズの嵐の中に放擲されたような暴力性はこれまで通りとはいえ、ここまでヘヴィメタルのギターを全面に鳴らしてくるとは。インダストリアル・メタルへ転向したのかと思ったくらい劇的に導入している。 前作の2017年以降はEPとサントラの仕事が多く、コロナ禍でギターを練習してこの路線に開眼したのだろうか?

          Scope Neglect - Ben Frost

          ベーシスト ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー - Jaco

          今回このドキュメンタリーを観て一番の収穫だったのは、ライブにおいてはディストーションが利いたかなりアグレッシブな演奏もしていたこと。アルバムのなかで聴けた演奏はほんの一部分だったのだな。 フレットレスベースによる幻惑的な音色は聴いていて気持ちよく、フレージングやテクニックにおいても最も革新的なベーシストであることは間違いない。 作中、スティングやフリーをはじめ、ジャコに影響を受けたベーシストがベタ褒めするところが何度もあったけど、権威付以外には必要なシーンだったかな?

          ベーシスト ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー - Jaco

          サリンジャー物語 - ライ麦畑の反逆児

          サリンジャーの作家デビュー前から引退までを描いた作品。 チャップリンに女を取られたり、戦争で心をやられたり、といったエピソードは知らなかった。もし、チャップリンにウーナ・オニールを取られなかったらサリンジャーはもっと明るい人生を歩んでいたのかもしれない。 映画なのでフィクションやエンタメに寄せた部分はあれど、出版をやめてから死ぬまでの間にどれくらいの未発表作を仕上げていたのだろう? また、それらは見つかっているのだろうか?

          サリンジャー物語 - ライ麦畑の反逆児

          ポエム・エレクトロニク - エドガー・ヴァレーズ

          1958年のブリュッセル万博において425個のスピーカーを使用して演奏された曲。それも白黒の映像付きで。池田亮司がやっていることの源泉といえる。 音楽というより様々な音が順番に鳴るという仕掛けで、425個とまでいかなくても複数のスピーカーを使わないと真価がわからないものだろう。サウンドエフェクト集を聴いているような気がしなくもないが、聴きやすい。

          ポエム・エレクトロニク - エドガー・ヴァレーズ

          JPTR - Eye

          スイス、チューリッヒ出身のバンド。実質男女の2人組。抱き合ってる写真がいくつもあったのでひょっとしたら夫妻かもしれない。MVは林の中で幽霊のように透明な人間がディゾルブするだけという美しくも地味なもの。曲はマレット系統の音色をシーケンスしたシンプルなフレーズに、女性ボーカルが淡々と時にエモーショナルに歌う。往年の4ADが好きな人向け。 活動初期の曲。ドラムとパーカッションが強靭に鳴り響くアップテンポなもの。

          被害者が性犯罪者へお仕置き - 撲殺ピンク

          最初の路線はここ10年くらいで一気に広まったただの復讐もの。性犯罪の被害者やその家族がピンク(性犯罪)を不具にしたり、殺したりする。被害者が加害者を責める大義名分があるため、容赦ないシーンでも後ろめたさを感じなくしてくれているのだろう。ストーリーは途中から拡張し、DNAの話や国家権力が絡んでくるなど大きなスケールのテロが始まる。

          被害者が性犯罪者へお仕置き - 撲殺ピンク

          セルシードを980円でIN

          今一番熱い株であるセルシード。下がったところで購入し、現在1,045円。 さて、持つか売るか? メインの一つであるあかつき本社は本日4円高。 追記 15:07 PTSで1,107円を記録。さて、売って鱧でも食いに行きたい気分だが……

          セルシードを980円でIN

          Perc - A Living End

          2014年作。アルバムは広義ではテクノに属する音で、新鋭気鋭の扱いをされているイギリスのアーティスト……ノイズ、インダストリアルな音像は興味深いもののイマイチ惹かれない。これは二回は聴かないだろうな……と思っているところに流れたのがこの曲。 アルバム最後を飾るこの曲は、いかにもホラー映画で使われる類のくぐもった音色と暗いメロディが想像力を刺激する一曲。さすがに朝一番に聴きたい曲ではないが、日暮れや冬にはかなり合うのではなかろうか。

          Perc - A Living End

          赤点補終~バカしかいないデスゲーム~

          確実に好き嫌いが分かれるし、自分も好きではないけど、好きな人にはまたらない漫画だろう。 最初からフルスロットルで作者が笑わせにきていて、それを外していると感じる人は楽しめないだろうし、乗っかかれる人は相当楽しめるのではないだろうか。 登場人物は皆異様に濃く、本物のバカ揃い。実は相当実写向けだと思う。映像化したらカルト化は決定。

          赤点補終~バカしかいないデスゲーム~

          Depeche Mode - Memento Mori (Full Album)

          まず、使い古されたアルバムの表題に落胆。各楽曲のタイトルを見ると、偶然か狙ったのか過去作からの引用が目立つ。楽曲は小粒で新鮮味のない退屈な作品が並ぶ。メロディの不出来が全く隠せていない。もはや彼らには80年代のポップセンス、90年の完成度はもう望めないのだろうか。アランの復帰か外部のアレンジャーとプロデューサーの導入を強く望む。

          Depeche Mode - Memento Mori (Full Album)

          老いることへの恐怖が高まる映画 - アミューズメント・パーク

          ゾンビ映画の巨匠、ロメロが70年代に撮った作品。時間は短く45分程度。俳優もメインの人以外はほぼボランティア。 商業映画というよりは、教育、啓蒙のために作られたもののようだが、中身は完全に恐怖映画である。 外の世界を見たいと願う老人が遊園地へ行くが、周りの人に軽んじられ、変質者扱いされるなど散々なシーンが続く。面白い見せ物があると行ってみたら、リハビリ施設だったり、歩行器や車椅子、杖が並んでいるなどブラックすぎて反応に困るシーンも。 フィルムの色と、主人公の老人以外は皆

          老いることへの恐怖が高まる映画 - アミューズメント・パーク