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恋愛

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私のスープに、君が溶けた

私のスープに、君が溶けた

出会って、大切な人になって、お別れした君。

君とはもう、会えないかもしれない。

それでも君はもう、私のスープに、溶けている。

私はもう、君が溶けてしまったあとの、私だ。

もう、すっかり、跡形もなく溶けてしまったから、君だけを分離することもできない。
別に、したいとも思わない。

私のスープには、
君の優しさも、
君の愛情も、
君が素晴らしいということも、
君が教えてくれた、私の素敵なところ

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恋が終わっても、愛し合っていられますように。

恋が終わっても、愛し合っていられますように。

睡眠が足りないだけで人はいとも簡単に死にたくなるから、睡眠はちゃんと取った方がいい。

気分転換に屋外で寝てたら、朝明るくなるのが早くて、4時台には目が覚めた。

よく考えればそれが自然で、
だから、暗くなったら寝ればいいだけなんだけど、
私は自然の中にいてもなお、好きなYouTubeを深夜まで見ていた。

でも、それもまた、そうしたかったのだから、いいのだ。

起きたらお腹がなんか調子悪くて、フ

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男の人がとても好き

男の人がとても好き

男の人がとても好き。

夕暮れ時、ひとりで町を歩きながら、
「あぁ、後ろから優しく、好きな人に抱きしめられたい」
と思う。

前から抱きしめられるより、後ろから抱きしめられる方が好き。
何だかとても、安心する。

男の人に抱きしめられる安心感が、好き。

あれだけは、一人ではどうにも得られない。
女友達と抱き合うのとも、やはり違う。

男の人がとても好き。
正しく言うと、「好きになった男の人」が、

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「愛してる」が言えなかったから辛かったんだな

「愛してる」が言えなかったから辛かったんだな

「好き」だけでどこまでも行ける時代は、いつまでなんだろう。

子どもを産むことや、結婚することを考え始めると、
ある時期から「好き」だけでは、
一歩踏み出すには、不十分になっていた。

「好き」だけど、「一緒に生きて行けなさそうな人」
と付き合っていたことがある。

もう、それはそれは「好き」だった。
そして私は、未来ばかり想像して悲しんだり寂しがったりする女の子だった。

「幸せだなぁ」と感じる

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1年間、可能性のない片想いを続けてみた

1年間、可能性のない片想いを続けてみた

私がある人を好きになってから1年が経つ。
まさかこんなに長引くとは思っていなかった。

なぜなら、この片想いは、「付き合う」とか、「結婚する」とか、そういうゴールみたいなものが、初めから、閉ざされていたものだったから。

目指すものもない、
一緒に見つめる未来もない、
相手は同じ想いでもない。

もし理性で愛情をコントロールできるなら、「諦メテ、次ヘイキナサイ」という指令を出しただろう。

実際そ

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なぜふれるのか

なぜふれるのか

どれだけその人のことが好きだったとしても、
「なぜわたしにふれるのか」という問いにすら答えられぬ人に、
私のからだは、さわらせない。

寂しさの穴埋めであったり
だれかの代わりであったり
「代替品」である感覚が、とても苦手だ。

寂しくなる。
悲しくなる。

「わたしがいい」
「わたしだからいい」
と、言われたい。

例え嘘でも、そう、信じ込ませてほしい。
でも、ほんとは、嘘も嫌だ。

例え相手が

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恋は勘違い

恋は勘違い

恋は勘違いだという人がある。

そうかもね。と思う。

自分の恋愛感情を信用していないという人がいる。

きっと、変化する時間が早いからだと思う。

今日の「好き」が、明日は「?」に。
明後日には「嫌い」になることなんて、よくある。

でも、それは、「好き」や「恋」がうつろいやすいものであるというだけで、
それで今の「好き」を信じてあげないのは、「好き」と感じたその感覚が、可哀想だと思う。

「恋

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都合の良い関係

都合の良い関係

片方にとってのみ "都合の良い関係" だった場合、それは「うーん…」なのだけど、お互いにとってお互いにとって "都合の良い関係" だったら、それってただの "めっちゃ良い関係" だと思う。

というか、友達も恋人も夫婦も、"都合の良い関係" であれば続くし、でなければ終わるのでは?

「それって都合の良い関係じゃない?」と言われても、お互いがそれが良いなら、「うん、そうだよ!最高でしょ!」案件だと

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女として生きることから逃げていた

女として生きることから逃げていた

『色気を隠してるよね』と、とある女性に言われたことがある。

そのときはよくわからなかった。

でも今やっと、自分の中で絡まっていた糸が解けて、この言葉がスッと腑に落ちた。

「ぶりっこ」への反発

「ぶりっこ」と呼ばれる人が苦手だった。

男性にわかりやすく媚びている女性が苦手だった。

でも多分、羨ましかったんだなぁと気づいた。

「女」を全面に出せる人が。

私は「女」を表現すること(=男性

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幼稚な感情に向き合ってみた

幼稚な感情に向き合ってみた

好きな人からの連絡を待つのが苦手だ。

■超メンヘラ女子時代

大学生の頃は恋愛する度に超メンヘラになる系女子だった。

恋人から連絡が返ってこないと病んで布団から出られなくなったり、ぼーっとして自転車事故に遭ったりした。

自分なりに考えて、原因は「期待」だという結論に至った。

■期待恐怖症

だから、「期待を手放そう」とした。

「期待するから絶望するんだ」

「はじめから何も期待しなければ

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「浮気=悪」は、限定的な価値観でしかない

「浮気=悪」は、限定的な価値観でしかない

素敵な人
好きになる人
ふれたいと思う人は
この世界に山ほどいる。

何人かに対して同時に「好きだ」と思うことも、普通にある。

私は今パートナーがいないけれど、
パートナーがいたとしても、
別の人に「ふれたい」と思うこともあるだろう。

それが「悪」とされているのは、
あくまで今の時代の、その場所に限定された価値観でしかない。

私は同時に複数人に恋をし、
複数人にふれたいと思う性質を持っている

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恋の線引き

恋の線引き

「好き」と「好きじゃない」
「恋」と「恋じゃない」

それらの区別はとても曖昧な、淡いの中だ

朝は恋だと思って
昼には恋じゃないなと思ったり
夜にはまた恋をしていたり

穏やかに揺蕩う好意があり
それを恋と認識するかは
自分の状態次第、そのとき次第。

恋。

性欲。

よくわからぬ。

ただ、そのとき感じるものを、
ただ、感じていよう。

好きすぎて嫌い

好きすぎて嫌い

好き。
好き。
好き。

だから、嫌い。

好きすぎて、期待しちゃうから、
でもそうはならないから、嫌い。

好きすぎて、欲しくなっちゃうから、
でももらえないから、嫌い。

時々もらえて、舞い上がっちゃって、
大好きになっちゃって、
でもやっぱりまたもらえなくて、
大嫌いになる。

でも、ほんとは好き。

大嫌いって言って泣きながら、
大好きって心で叫んでる。

大嫌いと大好きは、振り子みたいに

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