見出し画像

なぜふれるのか

どれだけその人のことが好きだったとしても、
「なぜわたしにふれるのか」という問いにすら答えられぬ人に、
私のからだは、さわらせない。

寂しさの穴埋めであったり
だれかの代わりであったり
「代替品」である感覚が、とても苦手だ。

寂しくなる。
悲しくなる。

「わたしがいい」
「わたしだからいい」
と、言われたい。

例え嘘でも、そう、信じ込ませてほしい。
でも、ほんとは、嘘も嫌だ。

例え相手がよろこんでいても、
私がよろこんでいないなら、
それは、決定的に、ちがうんだ。

私がいちばん大事にしたいのは
どんなに魅力的な誰かよりもやっぱり、
わたし自身だから。

好きな人を失ったとしても
わたしは、自分を失うわけにはいかない。

わたしを一番大切にできるのは、
わたししかいないから。

自分を大切にする。
そんな、当たり前のことが、
時々どうして、とても難しくなってしまうんだよなぁ。

でも、でも。

わたしは、わたしを大切にする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?