プロフェッサーX

発明家×MBA×電気系技術者 趣味の漫画や本のことを書いてます。 https://pr…

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発明家×MBA×電気系技術者 趣味の漫画や本のことを書いてます。 https://professor--x.wixsite.com/mysite

マガジン

  • 暴論を言わせてもらいます。

    綺麗事や民主的な意見からそっぽ向いた、暴論を言わせていただきます。

  • 推しのマンガをひたすらお薦めしたい

    私が好きなマンガをただお薦めして啓蒙するためのマガジンです

  • 根無草の旅人の四方山話

    日本各地を旅したときに気になったことや気がついたこと、おすすめのポイントなどを徒然と書いています。

  • 無節操な多読家の読書感想文

    おすすめの本を紹介します。多分自分はそこそこ多読家であり、ベストセラーからなんでこんなマニアックな本を読んでいるのか?という本を読んでいます。

最近の記事

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【発明案2】多角形電球(特開2019−169456)

私にとって個人で出願した二つ目の特許です(まだ権利化はされていません)。タイトルは多角形電球、つまり丸くない電球です。一応ベストな形状は六角形を想定しています。 動機は至極単純で、丸い電球を交換するのが面倒臭いし、危ないからです。丸い電球を回すためには、電球を強く握らなければならないし、交換する(した)電球が転がって危ない。回りやすくするためにはどうすればいいか、丸くなければ良いという発想です。 しかもラチェットみたいな工具を使えば、地上からでも交換することができます。ま

    • 少年少女は「大志」よりも「良識」を抱け

      2023年2月現在、スシローの迷惑動画問題で日本は揺れている。この問題は日本人の良識や常識の根幹を揺らがす問題である。 かつてクラーク博士は「少年よ大志を抱け」と言った。この言葉は明治や昭和の成長社会においては概ね正しかった。しかし長期停滞社会において全ての少年が大志を抱く必要はない。むしろ良識を抱いたほうがいい。 大志を持っていても成功する可能性は高くないが、良識を持っていれば失敗をする可能性は低くなる。 大志を抱くのはリスキー大志を抱くことは社会でのしあがる上で必要

      • 東電を責めるほど苦しむ国民

        東京電力ホールディングスが家庭向け電力料金の3割値上げを経済産業省に申請した。国民からすれば怒り心頭かもしれないが、それなりに東電にも理はある。 1.エネルギー資源の高騰日本はエネルギー資源の輸入国であり、実に90%近くを輸入に依存している。そのためエネルギー市場の国際市場価格に大きな影響を受ける。以下のグラフは各国のエネルギー輸入依存度を示したものである。 2023年現在ロシアーウクライナ戦争はいまだ終息する気配すら見えない。ロシアは世界有数のエネルギー資源国であり、エ

        • 麻雀のすゝめ

          私は麻雀が好きである。できるなら全人類が麻雀を覚えるべきだとすら思っている人間である。 麻雀を勧める理由麻雀のメリットは以下の通りである 面白い 頭と手を使う。特に老人のボケ防止にはとてもよい 交友関係(ポン友)が増える 生涯の趣味である 論理的思考と判断力の訓練になる 度胸がつく サイバーエージェントの藤田社長も麻雀が大好きで、なぜか「仕事が麻雀で麻雀が仕事」という本を出版している(いや、あなたIT企業の社長でしょうよ)。このように一流の人物も麻雀で自らの能

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        【発明案2】多角形電球(特開2019−169456)

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          Excelは元祖ノーコード(のはず)

          最近ノーコードやローコードという言葉をよく聞くようになった。 2022年8月版のノーコード・カオスマップによると、ビジネスアプリ、Webサイト、ECなど他分野にわたって多くのノーコードツールが開発されている。有名なものや大企業が提供するサービスに、Salesforce、Appsheet、kintone、Notionなどがある。 しかし本来Excelもノーコードの一種のはずだ。コードを書かなくても計算、グラフ作成などが実行できる。VBAのようなプログラムを組むシステムはある

          Excelは元祖ノーコード(のはず)

          【朗報】オゾン層回復はもっと評価されていい

          オゾン層が今後数十年で回復されるという国連の報告があった。 この報告はもっと評価されていいと思う。なぜならオゾン層の破壊はフロンガスの国際的規制によって解決された、国際協力の賜物だからである。ひょっとしたら世界初の環境保護活動の国際協力の成果だったかもしれない。 オゾン層とフロンガスとはオゾン層には太陽からの紫外線を遮断して、地球上の生物を保護する機能がある。オゾン層はフロンガスの使用によって破壊されているのがわかり、1987年にモントリオール議定書でフロンガスの禁止が国

          【朗報】オゾン層回復はもっと評価されていい

          【マンガ感想文】K-1の石井館長が女子高生に転生する「どるから」

          異世界転生の小説やマンガが流行している中で、著名な人物が転生するテーマも多い。パリピ孔明や島耕作も転生している。その中で異彩を放つのが、格闘技イベント「K-1」の創始者である、石井和義館長が女子高生に転生する、「どるから」である。 あらすじ石井館長は脱税の罪で実刑を受け、一年の刑期を終えて出所してすぐにトラックに轢かれて死亡する。そのとき自殺を図って一命を取り留めた、格闘家の一ノ瀬ケイに乗り移る。 ケイは空手道場の館長の娘だった。しかし館長だった父親が死に、道場の資金繰り

          【マンガ感想文】K-1の石井館長が女子高生に転生する「どるから」

          【よそ者から見た名古屋】名古屋には地下鉄がめっちゃ多くて、踏切がない

          名古屋に住んでいて気がついたのは、踏切がほとんどなく、地下鉄が多いことである。 栄、金山、大曽根などを通る、名城線は環状線になっており、その他のルートにも広く地下鉄が伸びている。おそらくこれほど地下鉄が発達した地域は、東京を除けばないかもしれない。ちなみに私は神奈川出身であるが、横浜の地下鉄に乗った記憶がない。 名古屋周辺には、JR東海、名鉄、近鉄が走っているが、これらはいずれも陸橋の上を走っている。自動車や歩行者はその下を通れば良く、踏切がほとんどない。 なぜこんなこ

          【よそ者から見た名古屋】名古屋には地下鉄がめっちゃ多くて、踏切がない

          今さらながらSLAM DUNKの魅力を語る

          映画SLAM DUNKを見てきた。最高だった。アニメの技術が井上雅彦先生の世界観に追いついたという感想だった。批判はあるようだが、個人的には大満足であった。 映画の内容はネタバレになるので言わない。ただ映画は原作の漫画を読んでいないと多分追いついていけない流れだったので、今さらながらスラムダンクの魅力を語る。なかでも好きなメンバーについて語っていく。 湘北の看板「ゴリ」(赤木剛憲)赤木は中学時代には大した実績がなかったので、強豪校ではない湘北に入学する。高校に入って実力を

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          頭のネジを緩めるために、異世界転生作品を読もう

          SF作品は発想の源泉しばしば発想法に関するノウハウにおいて、SF(Science Fiction)を読もうというキーワードがある。未来やIFの設定で物事を見ることで、従来の視点から離れた発想が得られるという。 この方法は理にかなっている。 1990年代後半にホンダがASIMOを発表したときに、欧米の科学者はなぜ日本の科学者や技術者が二足歩行のロボットにこだわるのかが理解不能だっただろう。二足歩行のロボットは技術的に難しく、安定性に欠けるので意味がないと考えただろう。 こ

          頭のネジを緩めるために、異世界転生作品を読もう

          【読書感想文】アイドルのセカンドキャリアを追った「アイドル、やめました」

          たまに「我ながらマニアックな本を読むな」と思うことがあるが、そういう本が結構参考になったりする。「アイドル、やめました」という本も、縁がない世界の話だけに新鮮な発見があったりする。 元AKBグループのアイドルだった人たちの現在の仕事や生活をまとめた本である。AKBグループを卒業後も芸能界に残る人はいるが、ごく稀な例である。ほとんどの人は他の職業についている。本書に取り上げられた人たちには芸能関係の仕事をしている人もいれば、会社員になる人もいる。 現代のアイドルグループの競

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          【漫画感想文】猫の可愛さに目覚めた宇宙人たちの珍道中を描く「カワイスギクライシス」

          地球侵略を目論む宇宙人、リザは調査のために地球に降り立つ。猫カフェにとりあえず入ったところ、その可愛さに愕然とする。 多くの星を巡ってきた彼らにとっても猫の可愛さは異次元だったらしい。過去に観測された宇宙生物とは比較にならなかったらしい。 宇宙人たちはすっかり地球のペットたちに魅了され、地球侵略は未然に防がれた。かくして猫は人類を救った。 リザは捨て猫だったよぞらを飼い始める。宇宙帝国の中でも屈指の天才と称されるリザであったが、よぞらの気まぐれに翻弄され、キャラクターが

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          名古屋からちょっと離れた、地方動物園の東山動植物園

          名古屋のやや郊外にある東山動植物園に行ってきた。平日に行ったのだが、結構お客もいて、客層も学生からご老人、赤ちゃん連れまで、老楽男女様々であった。敷地面積は他の動物園に比べても広い方だと思う。 展示動物展示動物は象や犀のようなメジャーな大型動物から、メダカやトカゲのような小型生物まで幅広い。 ゴリラの展示スペースは、あえて鉄工やカゴなどの人工物を入れているのが面白い。 企業スポンサーbrotherや各種企業からのスポンサーもかなり集めているようで、結構商売魂が逞しい(も

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          【テロール教授の怪しい授業】旧統一教会問題に揺れる日本人が知るべきテロとカルトの手口

          安倍元総理が山上容疑者に殺害されてから三ヶ月ほど経った。しかし旧統一教会についてどうすべきかについて、いまだに日本の政界や言論界は揺れている。 政治家、(自称)言論人、(自称)ジャーナリストは安易に旧統一教会への解散や厳罰を主張し、政治との決別をするべきだと言う。しかし信教の自由が保障される日本において、カルトを規制することは容易なことではない。そもそもカルトとは何かを理解している人はほとんどいないだろう。 カルトやテロリストを理解できない、イメージできない人にぜひ読んで

          【テロール教授の怪しい授業】旧統一教会問題に揺れる日本人が知るべきテロとカルトの手口

          「沈黙のパレード」映画と小説の違い

          映画「沈黙のパレード」を見てきた。小説との微妙な違いがあり、小説を読んだ後に映画を見ても、映画を観た後で小説を見ても面白いと思う。映画は湯川と警察の、捜査する側の視点、小説は犯人グループの視点で展開されていた印象を受けた。 ストーリー行方不明だった女子学生・並木沙織が数年後に全く関係のない場所で遺体となって発見される。容疑者となったのは、15年前に少女殺害事件で容疑者となったものの、証拠不十分で無罪となった男・蓮沼だった。その事件を担当したのは草薙刑事だった。 本事件でも

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          【読書感想文】エネルギーの複雑さを知る「エネルギーの物語」

          私は大学院で核融合の研究をして、重電メーカに勤めていたので、エネルギーを専門としているとハッタリをかましている。しかしそれなりに勉強している私にとってもエネルギーは複雑で多様で深い問題である。そんな私にとっても「エネルギーの物語」は新しい発見のある本であった。 現代ではエネルギー=電気と思われがちだが、実際ははるかに複雑である。もっとも単純に言えば、物理学的にエネルギーとは仕事をする能力(モノを動かす力)である。しかしエネルギーは水と食糧の相互作用の賜物であり、輸送の源であ

          【読書感想文】エネルギーの複雑さを知る「エネルギーの物語」