【よそ者から見た名古屋】名古屋には地下鉄がめっちゃ多くて、踏切がない
名古屋に住んでいて気がついたのは、踏切がほとんどなく、地下鉄が多いことである。
栄、金山、大曽根などを通る、名城線は環状線になっており、その他のルートにも広く地下鉄が伸びている。おそらくこれほど地下鉄が発達した地域は、東京を除けばないかもしれない。ちなみに私は神奈川出身であるが、横浜の地下鉄に乗った記憶がない。
名古屋周辺には、JR東海、名鉄、近鉄が走っているが、これらはいずれも陸橋の上を走っている。自動車や歩行者はその下を通れば良く、踏切がほとんどない。
なぜこんなことになっているかについて、常識的な回答は、名古屋は車社会であり、世界のトヨタなどの自動車産業が発達しているからだと言える。実際豊田市はほとんど電車が走っていない(これほど人口が多く、面積が広いのに)。もちろん確証はない、ただの推論である。
実際車の運転手からすれば、これだけ踏切がないと快適だろうと思えてしまう。踏切がなければ電車との接触事故もなく、安全だろう。ただ陸橋を建設、維持するのに金がかかりそうと思えるが。
地下鉄だらけの名古屋を見ていると、地下鉄の駅には沿線開発のモチベーションが低いと思える。地上に駅があると、駅を中心として周辺の住宅や店が開発されることが多いが、地下鉄駅にはそれがあまりないように見える。
地上の駅は、それ自体がでかいために周辺を開発して元を取りたいという鉄道会社のビジネスモデルが見える。地下鉄の駅は大きな土地を購入しないので、その辺のモチベーションが低いのかもしれない。
もっともローカル線の寂れた駅はいくらでもあるのが現実であるが。
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