日本代表🇯🇵ドイツ🇩🇪に奇跡の逆転勝利🔥

奇跡おきたーーーーーーーーーーーーーーーーー🔥

マジで奇跡です。サウジがアルゼンチンにやってのけたのと、全く同じ形。前半PKでやられてからの、後半怒涛のゴールラッシュでの逆転劇。誰がこの展開を予想しただろうか？正直、１点とられた段階で、最高でも引き分けだろうと私は思いました。逆転で勝ったことの意味は本当に大きい！日本代表、一丸となってのチームでの勝利です！いや、これは歴史に残る、、、

ドーハの奇跡

ですね。それでは、ポイチ戦術が見事にはまった試合を振り返ってみましょう！

１．両軍先発メンバー

まずはドイツは戦前の予想通りでしたね。解説面倒なので、以下記事をご参照ください。ギュンドアンの中盤とDF陣が若干違うかな？

一方、日本代表は動ける人間で組んだベストメンバーだったのでしょう。以下の配置でした。

素直な驚きはGKの権田の選択でした。シュミットの方がドイツにはむいてるんじゃあないかなぁ？と思った人は私だけじゃあないでしょう。もっとも信頼を置いている選手を選ぶポイチ戦略ならではの選択肢だったのでしょう。結果として、この権田のGK選択が逆転ドラマを最高潮にしたわけですが、、、

DF陣はほぼ予想通りですね。コンディションが整わない冨安よりも、ブンデスを知っている板倉を先発、高さよりも経験値の長友の左SB、吉田と酒井は戦前の予想通りでした。

注目のMFは要の遠藤が間に合い、コンビは守田ではなく碧でしたね。直前のカナダ戦の出来が必ずしもよくなかったですが、DFで体をはれる、ブンデスを体感として知っている田中の選択肢はありでしょう。

前線４枚は米国戦のまま、ここは前田の鬼プレスに期待という感じですね。

２．試合の入り：日本の快進撃

日本は最高の試合の入り方をしましたよねー。ダブルボランチでボールを刈り取り早めにサイドに出す。遠藤がボールを奪取して伊藤に展開、前田がゴーーーーール（オフサイドでしたが）、という開始後５分の展開は見事でした。これぞ、日本が目指していたハイプレス＆ショートカウンターのサッカーという感じでしょうか。しかし、試合は徐々にドイツペースに変わっていきます、、、

３．前半は完全なドイツ🇩🇪ペース

日本はハイプレスをかけれませんでした？というより、３バック気味になったドイツには全くハマる気配すらありませんでした。前田は孤立するのでノイアーにまでプレスをかけれず、タケや純也はディフェンスもあるので、あんまり高くいけず、、、徐々に最初のプレスゾーンが下がって、、、

一方ドイツは４バックから３バックに早めに変更、ミューラーが真ん中まで下がって右ワイドに開いて碧を誘い出し、中盤にスペースを作ってギュンドアンとキミッヒがフリーになる。３バックなんでラウムは常に高い位置で左からゲームをつくる、、、もう左サイドは崩され放題でした。それでも体をはった必死のDFでなんとか凌ぐ日本。こんな展開でなんとか前半持ち堪えられるのかなぁ？

と、思っていたところに権田がまさかのやらかしPK付与。キミッヒからの絶妙の左サイドへの浮き玉を、やはりこいつか、というラウムの絶妙な飛び出し、そしてフリーでペナルティエリア内に。前に出た権田が、なぜかラウムの足を後ろから引っ掛け、その上、上からのしかかるという誰がどうみてもPKなプレー。あー、やっぱり権田イマイチだよなー、と誰もが思ったことでしょう。PKをギュンドアンにあっさりと決められ先制点をドイツにとられる渋い展開、、、

しかし、ここまでは想定内。ここから、よく前半に追加点がないように守り切った日本を褒めるべきですね。本当によく耐え切った。また、疑惑のVAR判定もあり（誰がどう見てもオフサイドで、決めたドイツの選手もオフサイドだってわかってたから喜んでないし、、、）、なんとか凌いだのは素晴らしかったですね。

４．新しい解説者像を作った本田GM

後半の解説に入る前に、AmebaのTV解説をした元日本代表の本田GMの素晴らしいい解説について一言。試合開始前は、「大丈夫か、この人？。なんか、やらかしてくれそうな感じが！？」と逆に変な期待感があったのですが、、、
いや、素晴らしい解説でした。まず、ライトなサッカーファン層には、松木ばりのファン口調で共感を誘ってましたね。「ギュンドアン、うざいわ〜」は名解説セリフ？にはいるでしょう（笑）そして、サッカーファン層に対しては、しっかりとした個別プレー解説に加え、全体を鳥瞰的に見ての監督目線解説と具体的な解決策の提示（ミューラーと碧の関係から５バック３ボランチを点取られる前に指摘、推奨してたのはすごい）は見事でした。しかも、たまにいるYouTuber解説者みたいに小難しくなく、シンプルな具体的説明のみで無駄がなかった。そこに、松木を超えるような感情的なセリフも入って、なんだか新しい解説者像を確立した感じがあります。また、日本が勝った歴史的瞬間に、一喜一憂せず、次にいこう、と冷静に言ってしまう解説者って未だかつて見たことないわ、ホント。次のコスタリカ戦での解説も本当に楽しみですねー。また、本田GMの日本代表監督も見てみたいわー、と思った人も私だけじゃないはず！

５．後半：歴史を作ったポイチ采配

さて、ドーハの奇跡を作った後半の流れですが、まさに、The ポイチ、でした。もう凄いの一言です。ポイチマジック、といってもいいくらいに全戦略があたってました。時系列で、その凄さ追ってみましょう！

①後半早々の冨安投入と３バック（というより５バック）

これは本田GMが解説していた通りの展開でしたね。後半開始後の日本代表は以下のような感じでした。

足首を痛めたタケを下げ、冨安投入でシステム変更。
攻められた時は５バック、ハイプレスは前の5人でかけつつ、SBも加わって中盤のスペースを潰す、、、この配置転換によって見事にドイツの攻撃はリズムを失っていきました。と、いうより日本のカウンターがハマり出しましたね。ギュンドアンのシュートがポストを掠めるなど運も向いてきた感じでしたね。まあ、ここまでは誰もがとりうる選択肢だったわけですが、ここからのポイチ采配が神がかってましたよね！

②「戦術三笘」を後半10分すぎの早い時間に発動

未だかつてないくらいの素早い対応でした。左WBの長友に変えて三苫の投入。仕留め役として、前田に変えてのジャガー浅野の投入。う〜ん、浅野かーって、私は正直思いました。しかし、これが大当たりするところが神でしたねぇーーー。三笘は攻めだけじゃなくて、ディフェンスも頑張ってました。このあたり、チーム事情でサイドバックやWBを欧州チームで経験しているのが生きましたよねー。いずれにせよ、この時間帯から勝負をかけるポイチ采配は見事でした。

③堂安、そしてまさかのタキ（南野）投入

後半25分頃、次の一手として疲れの見えた碧に変えて堂安を投入。鎌田を３ボランチの一角に下げて堂安と浅野のツートップに変更しました。頷ける戦術でしたねえ。そして、その後が衝撃的なタキと酒井の交代でした。最後の一枚をそこで使うのかーーーーーーもはやポジションがわからーん、って感じでしたが、酒井のところに伊藤を入れて、三笘と伊藤がWBに入ってガンガン攻め立て、ツートップに南野と浅野、こんな布陣だったかと思われます。これが奇跡を起こすポイチマジックになるわけです。

④神降臨。権田の４連続神セーブ！

下剋上勝利では絶対と言っていいほどあるGKの活躍。ここで権田が魅せました！ドイツの怒涛の攻めによるシュートの嵐、特に三発目のヘディングと四発目の後のシュートを防いだのは鬼神級セーブ。PKの汚名を返上するような神がかったセーブを権田が見せます。このセーブが、やはり奇跡のプレリュードだったのでしょう！

⑤全員でとった同点弾！

ハーフウェイライン付近、CBの吉田からLBの冨安に開いて、ここぞとばかりワイドに開いた三笘へすぐにフィード。ここから三笘がドリブルで持ち込み、カットインすると見せかけ縦に流れた南野に出す。南野はボールを止めることなく、振り向きざまにグランダーのクロスで浅野に合わせる。これを、阻止したノイアーはさすが世界No.1キーバーでしたが、こぼれを逆サイドから中に詰めていた堂安が見事にぶち込むシュートー。ゴールを決めたのは堂安でしたが、実質タキのグラウンダーパスがアシスト、飛び込んだ浅野がいたらからノイアーが吊り出され、最後に堂安が仕留めたという見事な連携プレーでした。堂安は本当にもってますよねー。

⑥リハビリコンビによる奇跡の逆転弾！

逆転弾は怪我に悩まされた板倉と浅野の個人技でした。板倉のFKのフィードも見事でしたが、やはり、浅野がすごかった。後ろからの浮き玉を見事にトラップ。後ろからくるドイツDFをハンズオフして、超加速で振り切り、この段階で止めるにはPKしかない状態を作りだします。ドイツDFもコースないし、ノイアーならばという期待もあり後ろからのファウルは流石にやらなかった。その隙をつき、ニアにぶち込んだ浅野のシュートは今後も伝説のシュートとして語られるでしょう。5cmずれてたら絶対にない、ニアハイのシュートはさすがのノイアーも手も足もでず、顔面スレスレをとおってゴールネットの上につきささるすごいシュート。いや、もう感動しました。前回のワールドカップ、直前で落選した浅野が決めてこそのドラマでした。もう、ゴールを決めた浅野も、選手交代を決めた森保監督も神状態、これは伝説のゴールといってよいでしょう！！！

そして最後の最後まで体をはったディフェンス、逃げ切りましたね〜〜〜。もうこの逆転勝利はサウジの逆転勝利と同レベルの奇跡です。ただ勝つのではなく、逆転勝利というのは本当に難しい。ワールドカップの初戦で見事にみせてくれた、日本代表、本当に感謝とエールを送りたいですね！！！

６．今後の展開

本田GM、森保監督も言っていましたが、一喜一憂せず次の試合に臨む。これが重要ですよね。オリンピック世代が過去にブラジルに勝利した「マイアミの奇跡」、あの時はグループリーグは２勝したのにも関わらず、得失点差で突破できませんでした。勝ち点６でも上がれない場合だってあります。次の試合、日本が勝っても、ドイツがスペインに勝つと、３チームが勝ち点６で並ぶようなケースもあるんです。

よって、まず、次のコスタリカ戦には確実に勝つことが必要になります。コスタリカを７対０で下した絶好調スペインとはいえ、ドイツに負ける場合だってあります。理想的には、コスタリカに勝ち、スペインもドイツに勝ち、最後の試合は調整も含めて、グループリーグ首位を決める試合になる、のがいいかとは思います。それもこれも、次のコスタリカ戦に勝ってこそ描けるシナリオです。

勝って兜の緒を締めよ

この言葉を、感動と喜びを与えてくれた日本代表に贈りたいと思います！

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