2023年7月の記事一覧
会場の大きな玄兎たち
阪神で個展と銘打って開催するのは3回目ですが、これまでは他の作家と会場を分けてのダブル個展だったので、実はフル個展開催は今回初です。というわけで会場にも少し拘ってみました。
今日は表題作のご紹介。涼しげな作品。
「玄兎夜行」
(Night Lines)
多層ガラス絵(3層)
100×150mm
¥121,000
25日(火)の午後5時まで。
イタリアと大阪のフレームに。
「空鏡」
(Sky mirror)
ガラス絵(段付アーチ)
230×160mm
¥143,000
「月影」
(moonlight)
多層ガラス絵(2層)
70×70mm
sold out(個人蔵)
すごいインパクトのフレームです。他で見たことがない。しばらく何を描こうか寝かせていましたが、絵柄はシンプルにしました。
多層ガラス絵のテクニック−3 「箔を貼る」
私は作品内の絵の具以外の大部分に、箔を使用しています。
ガラスとグランドに箔を使用することで、それぞれの素材感が際立ちます。
特に、積層による表現の際にそれは最大の効果を発揮します。絵の裏側に施した色は、他の層にも響き、この技法でしか得られない「反射の色彩」を楽しむことが出来ます。各層を自由に行き来するその色は、見る角度により無限の変化を見せます。
箔を使用するにあたり、特に影響を受