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ねこぜの教育実践

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教育論よりも具体的な現場の話
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#小学校教師

特別支援教育との出会い

特別支援教育との出会い

◆特別支援教育についての話をします。

◆まず大学4年時、まともに試験勉強していなかった私は、採用試験に当然のように落ち、社会人1年目は非常勤講師でもやるのだろうくらいにしか思っていませんでした。ただ、どこであろうと最初に声を掛けてくれた学校を勤務地にしよう。そう決めていました。それが、中学校の特別支援学級介助員でした。

◆その他にも、私立の社会科の非常勤とか小学校の理科、算数あたりのお誘いもあ

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45分の授業の中に静と動を

45分の授業の中に静と動を

◆前回、授業中に立ち歩くことは本当にダメなのか?という話を少し入れました。補足します。授業妨害にあたる行為は指導します。優先することは、まず安全、次にみんなの学ぶ権利の保証です。他者の学びを害することはあってはならないと考えます。ではどうするのという話。

◆よく、キレて教室を飛び出してしまうケースが取りざたされています。どこへ行ったか分からないと危険だから隣の空き教室でクールダウン、或いは水道で

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「対話」について考える

「対話」について考える

▷こんにちは!田舎の公立小学校教員ねこぜです。noteでアウトプットだ!と意気揚々と始めてみたもののやはり思考を整理してアウトプットするのは難しく放置しておりました。今日から再開します。よろしくお願いいたします。三日坊主にならない秘策は四日続けること!先ずはそこを目指していきたいと思います。では、書きかけの記事があったのでそれを完了させていきます。

▷数か月前「子どもたちが対話できない理由を50

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家庭での子どもとゲームとルールと

家庭での子どもとゲームとルールと

はじめに.家庭でのゲーム事情

 おはようございます。小学校教員のねこぜです。個人面談が終わりました。面談で必ず聞くことの一つに「家での過ごし方」があります。家での様子は学校からは見えません。子どもに「家で何しよん?」と聞くほかありません。保護者にも同様に聞いてみるのです。すると保護者目線の回答が返ってきます。そこに子ども自身が思っていることとのズレがあるとまぁ面白くて話題になるんですが、ここ数年

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家庭での子どもとゲームとルールと(2)

家庭での子どもとゲームとルールと(2)

◆こんにちは!小学校教員のねこぜです。家庭におけるゲームとの向き合い方について第2弾を書いていきます。よろしくお願いいたします。参考図書は前回記事にも挙げました吉川徹著『ゲーム・ネットの世界から離れられない子ども』です。ゲームに魅了される仕組みや、なぜ課金が行われるのかなど、子ども以前に大人がゲームやネットの世界について知り、どう向き合えばよいのかが丁寧に記されています。興味のある方は是非そちらを

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