ウチらの常識、世間の非常識。

どうせ生きるなら、面白い方がいい。 自由人トリオ (Sai & Kana & Kaito) が歩む『それぞれの幸せのカタチ』をお届け。

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最近の記事

風を感じなさい -2-

言葉は風の中で生まれるものだ。 新緑の香り  人々の笑い声 そこに宿る生命 そのすべてを風は  異なる場所へ 異なる時代へ わたしからあなたへ それはそれは自由に 全てを運んでいくのである その風にのって あなたの想いは はるか遠く海を越えて その先にある町の誰かへと届くかもしれない その風の便りに誘われて やがて一人の青年が 海の向こうにあるあなたの街へと 舟を漕ぎ出したくなるかもしれない その風に背中を押されて 世界のどこかで泣いていた

    • 禁じられた森

      もっと深く。 もっと闇の中へ。 あなたにはもう、準備が整っている。 その手にはもう、ランタンが握られている。 霧の立ち込める 暗く肌寒い森の中へと、 さぁ、入ってお行きなさい。 きっとこの先あなたは暗闇の中で、 数々の恐ろしい怪物たちの姿を目にすることでしょう。 でもご安心なさい。 それらはすべて幻影にすぎません。 そのおぞましい姿が、 どれだけあなたの心を揺り動かし 過去の痛みや悲しみをよみがえらせ 今にも噛みつかれるのではないかというリアルさをも

      • 行動の種

        いろんな人から植えてもらった行動の種が、今咲き始めています。行動することの本当の意味。行動することで初めて受け取ることの出来るピース。 そこに失敗も成功もない。 行動の先に受け取る全てのピースは、私の夢に必要不可欠なピースだったんだ。そして、これからもそうなんだ。 私はこれまで幾重もの師に出逢い、教えを受け、自分のビジョンを掴むための旅をしてきたんだ。 そのために幾度とない『終わり』が必要だったんだ。 そして、幾度となく『始まり』を手に入れる。 いずれ私もその行動の

        • 1人でいるということ:あなたの神殿とその訪問者について

          1人でいるということを楽しみなさい。 それは孤独であることとは全く別のことです。 1人でいるということは あなたの心の中にある神聖な神殿を そこに湧き出る泉を 花の咲く庭園を 常に清らかな状態に保っているということです。 あなたの神殿には、ありとあらゆる人々がやってくるでしょう。 時に彼らは 美味しい手土産を持って 豊かな時間と共にやって来ることもあれば 時に神棚のお供え物を勝手に食べ そこら中を散らかして帰っていくこともある。 庭園の花を勝手に摘んで帰

          この瞬間に幸せになりなさい

          一日を生き切れず、楽しめないことを怖れなさい。 今日という日が終わる時、嘆いてしまうことを怖れなさい。 何が起こっても楽しめる日々を過ごしなさい。 神は人生を楽しむ者に、更なる楽しみを与える。 楽しみなさい、今日という日を。 めいいっぱい楽しむ事で生き切りなさい。 あなた方にはその力が宿っているのだから。 安心して、今日という日を楽しむ事だけ考えなさい。 それがあなたをこの瞬間から幸せにしてしまうのだから、安心して幸せになりなさい。 そう、あなたには幸せになる

          この瞬間に幸せになりなさい

          可能性を信じるということ

          あなたの可能性を信じなさい。 人が可能性と呼ぶものはすなわち 広大な宇宙の地図のようなもの。 その巨大な地図は 幾多もの数えきれない星々や光の宝石たちと そのきらめきで満ちているのです。 あなたの可能性を信じるということは その昔、満天の星空を見上げては そこに様々な人や動物たちの姿を見、 ありとあらゆる星座の物語を紡ぎ、語り合っていた 先人たちと繋がるようなものかもしれません。 あなたの可能性を信じるということは、想像力を働かせるということです。 ば

          可能性を信じるということ

          Feel the Wind.

          沖に出た一隻の船を想像してみてください。 船長が見るものは、幾日も幾日も同じ景色─水平線に浮かぶ広大な空と海。 どちらに進んでいるのか、正しい方向へ向かっているのか。 そもそもちゃんと進んでいるのか、後退しているのか。 それさえも、毎日の同じ景色の中で分からなくなってしまう。 あなたの人生は今、そんな船のようなものかもしれません。 - 港を出て行く船がその出発を決めた時、開かれる宴は賑やかなものです。 数々の仲間たちに肩を叩かれ祝福されて、 「今から自分は広

          「ここが私のアナザースカイ!」スペイン・セビージャ編

          「アナザースカイ」というテレビ番組をご存じでしょうか。毎回変わるゲストの方々が、自分の人生を変えてくれた思い出の地・第二の故郷を訪れて人生を振り返るという内容で、東京に住んでいたころよく見ていたんです。「ここが私のアナザースカイ!」というお馴染みの台詞の後ろで流れるピアノの曲も大好きで、お気に入りプレイリストに入れいつも聞いている特別な曲でした。 (ぜひ再生して曲を聞きながら読んで頂きたいです) セビージャという街はまさに私の第二の故郷。雲一つない青空とギラギラ輝く灼熱の

          「ここが私のアナザースカイ!」スペイン・セビージャ編

          好きだけど、好きだから、さようなら

          ふたりの人間が出会い共に歩み始めるとき、そこに生まれる物語というのはほんとうに千差万別で世界のどこを探しても同じものは1つとしてない。それを人間は遠い昔から知っていて、「一期一会」とか「袖振り合うも多生の縁」だとか言葉にしてずっと語り伝えてきたのだろう。誰かと誰かの出会いが生む新しい物語、そこに巻き起こる魔法。それは何よりもこの世界を美しく彩る宝物なのかもしれないと思う。 私とパートナーは5年前に出会い3年間の同棲を経て、別れることを決めてからは半年くらい、具体的な引っ越し

          好きだけど、好きだから、さようなら

          私のCAデビュー IB6801 MAD→NRT

          FACEBOOKを開いたら、2年前こんな投稿をしていました。CAの資格を取りたてほやほや、日本への初フライトを終えて。 ─ 1年以上ぶりに東京に帰りました。正式な客室乗務員として勤務したはじめてのフライト。マドリードでの搭乗が終わってドアが閉まったとき、窓から成田の景色が見えてきたとき、いよいよ着陸して「Welcome to Tokyo」の機内アナウンスが流れたとき、じーんとしてちょっと泣いてしまいました。 東京での3日間は親友たちが迎えてくれて、ただただ幸せな時間を過ご

          私のCAデビュー IB6801 MAD→NRT

          表現するということは、まるで毎日のお料理のようなもの

          わたしにとって書くということは、まるで毎日のお料理のようなもの。頭と心という冷蔵庫の中からいろんな材料を取り出して、切ったり煮たり、ときに揚げたり生で食べてみたりして、その日の自分にしかできない「今日の言葉」を作るような─そんな感覚。最高に美味しいものが出来上がる日もイマイチな仕上がりになる日もあるけれど、そんなサプライズ的要素もひっくるめて書くということが好きだ。両親曰くわたしは物心ついた時から本の虫で、ノートにびっしり物語を綴っては「将来の夢は小説家」とのたまう子どもであ

          表現するということは、まるで毎日のお料理のようなもの

          ハリー・ポッターと翻訳への愛を語る

          ハリー・ポッターと号泣する私ハリー・ポッターと賢者の石。初めて読んだときの衝撃は忘れられません。 小さい頃からいろんな本を読んできたけれど、このシリーズほどワクワクし、大好きなごはんや寝る時間も惜しくなるほど引き込まれた本はなかった。新巻情報を目にしたその日に本屋さんに予約の電話を入れ、発売当日は期待に胸をときめかせながら全力で自転車をこいだっけ。最終巻を読み終えたあと、もう続きが読めないのが悲しくてページの白い空白を見つめ泣いた本も他にありませんでした(笑)。 もちろん

          ハリー・ポッターと翻訳への愛を語る

          「窮屈な心身」の先にあるもの

          『窮屈はいけない』 窮屈な場所に窮屈にすわっていると 血のめぐりも悪くなって脚もしびれる。 身体が固くなって自由な動作がとれないのである。 無作法は困るけれど、窮屈はなおいけない。 やっぱり伸び伸びとした自由自在な姿が欲しいものである。 どんな場合でも、窮屈はいけない。 身体を窮屈にするのもいけないが 心が窮屈になるのはなおいけない。 心の動きが鈍くなって、よい知恵が出て来ないのである。 ものには見方がいろいろあって 一つの見方がいつも必ずしもいちばん正しいとはかぎらな

          「窮屈な心身」の先にあるもの

          新note始めました&満月のメッセージ

          みなさんこんにちは!Kanaです。実は私、翻訳家としての活動をスタートさせたいと思い立ち個人用noteを開設しました🌝 私は小さいころから、言葉というものに魅せられてきました。幼稚園で英語を、大学でスペイン語・イタリア語を学び(アラビア語と中国語も少しかじったことがあります。ギブアップしましたが笑)、暇さえあれば読書やネットで素敵な言葉(言い回しや偉人の名言など)探しにあけくれる毎日でした。 生まれも文化も違う人々を愛でつなぎ、私たちの想像力を掻き立て異世界へと誘い、どん

          新note始めました&満月のメッセージ

          一人でしくしく泣いてた過去の私へ:未来からの手紙

          仕事の研修のため昨日からマドリードに来ているのですが、今日の授業中に突然、思い出した光景があります。 8年前のあの日、留学先スペインのセビージャ大学で歴史の授業を受けていた私は、耐えきれず教室を飛び出し、廊下でさめざめと一人泣きながらFacebookにこの投稿をしました。 授業についていけなくて、毎日毎日、何時間もあるクラスを録音し家で再生&復習に励む日々。 それだけで1日はあっという間に終わるのに、まともにノートさえとれなくて。 家では慣れない外国人ルームメイトとの共同

          一人でしくしく泣いてた過去の私へ:未来からの手紙

          暗く憂鬱なこの世界で 君はどんな夢を見るのか

          先日何気なくFacebookを見ていたら、とあるニュースが目に飛び込んできました。大学時代の友人の訃報。金銭目的の計画的殺人事件…信じられませんでした。 そこまで親しい関係ではなかったけれど、大きなショックを受けた私はしばらく呆然とへたり込んでしまいました。 悲しくてやるせなくてどうしようもない、この類のニュースを目にするたびに私は「この世に本当に神様なんているんだろうか」と絶望的な気持ちになります。 世の中を見渡してみれば、この頃は暗いニュースばかりですね。 止まら

          暗く憂鬱なこの世界で 君はどんな夢を見るのか