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365日、noteを毎日更新して得たものはシェルターだった

2019年1月31日にこのnoteアカウントを開設し、そして1本目の記事を書きました。

この日から、今日で365日。このnoteで、ちょうど365本目です。

早くて、長くて、濃い毎日でした。

はじめは、毎日書こうだなんて一ミリも思っていなかったけれど、たまたま自分が休職して体調が少しずつ戻り始めて、でもまだ自由には動けなくて、みたいな時期だったので言いたいことや書きたいことが山ほどあって。

そうやって毎日書いていたら、とうとう1年が経ってしまいました。

いま「言いたいことや書きたいことが山ほどあって」と書きましたが、うーん、もしかすると、「話したいこと」という表現の方が合っているとかもしれません。それくらい、この場は私にとって「安心して話せる場所」になっていました。まるで、古くからの友人に、話しかけるような感覚で。いつの間にか、そうなっていたのです。

「毎日書いていたらこうなったよ」というようなテーマの記事はたくさんあると思います。文章がこう上手くなったとか、仕事が来たとか。そういうのは私があえて書くこともないなぁと思うので、せっかくなので、実感として一番最初に思い浮かぶことを書こうと思います。(実際のところ、自分の文章が上手くなったかどうかなんて、よくわからないです。ビュー数やフォロワー数みたいな量的な振り返りも、公にはしません。)

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正直、こんなにも、「居場所」ができるとは思わなかったです。

オンライン上でも、日々の文章を通じて色々な人と言葉を交わして、これまでの自分の人間関係や視野の狭さを実感しました。年上の方も、年下の方も。色々なバックグラウンドを持った方がいて、色々な状況下にいる方がいて。その皆さんが、新しい世界をたくさん教えてくれて、そして信じられないくらい優しかったです。

noteにコメントをいただけたり、記事の感想を言ってくださったり、個人的な相談にのってくださったり、弱音に共感してくださったり。会ったこともないのに、です。今では、noteで出会った方々は、たまにしか会わない友人より、私のことを知ってるんじゃないか?と思うほどです。

それに、オフライン上でもたくさんの友だちができました。noteを始めていなければ、絶対に出会わなかったであろう、全国各地、いや、世界中にいる、友だち。その全てが新鮮で、楽しかった。たまーに会って交わす言葉は、本当に優しくて楽しかった。誰も人のことを否定しないし、バカにしたりしません。本当に優しくてユーモアがあって素敵な方達ばかりなのです。

そんな方達に囲まれていたから、毎日気持ちよく書けていた、というのもあると思います。「下手な文章書いてるなって思われたらどうしよう」「こんなこと書いたら嫌われるかな、バッシングされるかな」とか、そういうことを考えすぎずに済んだから。

そうやって書いてきた自分のことを、文章が上手くなったとか評価されたとかそういう風にはあんまり思わないけれど(思いたいけどな・・・笑)、嫌いにならなかったのです。いや、むしろ、ここで書いている自分を、好きになった。文章を書いている自分を、好きになっていった。

蒼井優さんが山里亮太さんとご結婚されるときにおっしゃっていた「『誰を好きか』より『誰といるときの自分が好きか』が重要」という言葉、そのまんまだと思います。noteも好きだけれど、それ以上に、noteで書いている自分を好きになれた。これは、他のプラットフォームでは難しかったかもしれません。

元々は文章を書くことになんの縁もなかった自分が今ここにいるのは、本当に環境のおかげだと思います。

初めてフォローしてくれた方。初めて「スキ」を押してくれた方。初めて「コメント」をくださった方。初めてTwitterで話しかけてくれた方。全員、今でも忘れていません。全て、ゼロからスタートしたので。


ここで出会った方々は、実生活では何の関わりもない人です。家族でも親戚でも職場の同僚でも学校の同級生でもない。なんの利害関係もない人たち。

だからこそ、なんでも話すことができます。本当に困ったとき。誰にも話せないけれど聞いて欲しいことができたとき。目の前にいる人に話せなくても、noteで出会った人になら話せることがある。そういうことが、本当にあると思うのです。そして、そういう場は、簡単に得られるものではありません。

あぁ、シェルターみたいだなぁ、と思います。

困ったとき、悩んだとき、嬉しいことがあったとき、お祝いして欲しいとき。ここで出会った人たちに、絶対話をしに行くんだろうなぁと。そして、真摯に受け止めてくれるんだろうなぁと。もちろんそれは、私だけが受け止めてもらうものではありません。わたしも出来るだけ、力になりたい。守りたい。

人生という荒波の中で、そんな心休まる凪のような場を得られたことを、心から幸せに思います。

note酒場のプレゼンでも触れましたが、私のテーマは「インターネットを通じて、”リアル”の世界を幸せにすること」です。インターネット上で成功すること、稼ぐこと、それが目標では決してありません。

noteをビジネスの場としてのみ捉えている方にはもしかしたら理解しがたいかもしれませんが、私にとっては、フォロワーが増えたことや閲覧数が増えたことよりも何よりも、シェルターみたいな場ができたこと、友だちができたこと、それが一番、”リアル”の私を幸せにしてくれました。そんな良いこともあるよ、と言いたいです。

どうしたら、インターネットを通じて、リアルの世界を幸せにできるだろうか。読んでくれた人の幸せや、知恵や、価値になることを書きたい。そして書くことで、自分も幸せにしたい。そう考え続けながら、これからも書いていきたいなと思います。

まだね、書けてないこともあるし、4月からの大学院生活のこともどんどん発信していきたいのです。

たくさんの方に、心からの感謝を込めて。

そしてひとまず、1年間お疲れ様、自分!!
よくコツコツ頑張ったなぁ、と、今日だけは言ってあげたいです(笑)

Sae

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