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#創作大賞感想
【#創作大賞感想】荒ぶるクッキングと「クリームイエローの海と春キャベツのある家」
「荒ぶるクッキングとクリキャベには共通点がある」
文フリの時、豆島圭さんにそう言うと、
「本当?」
と突っ込まれたのですが、本当です。
あ、その説明の前に。
本日はこちらの夕方からのトークイベントに参加します👇豆島さんが「行く?」と誘ってくれたので「行く!」と答えました。一度懐くと私はどこまでも尻尾を振ってついていきます。
詳しくはnoteイベント情報をチェックチェック!
せやま南天
せやま南天さん著「クリームイエローの海と春キャベツのある家」(#創作大賞感想)
創作大賞2023で朝日新聞出版賞を受賞した、せやま南天さんの「クリームイエローの海と春キャベツのある家」。
少しずつ読もうと思ったんですが、一気に読んでしまいました。
主人公が異世界に行くわけでも、事件が起こるわけでもない、日常そのものが舞台です。しかし、「日常」というものがいかに忙しく、ドラマと事件の連続であるか…。
洗濯物の海で溺れそうになりながら、隙間を見つけて息をして、額に汗して奮闘
人それぞれだけど、生きやすいように… #創作大賞感想
ちょうど今、人間らしい日常(笑)を目指して、絶賛生活見直し中のわたしには、ストレートに響いてくる小説だった。
せやま南天さんの「クリームイエローの海と春キャベツのある家」は、主人公が家事代行の仕事と向き合っていくお話。
『家事をすると、生きやすくなる』
そんなこと考えたこともなかったけど、すごく腑に落ちた感じがした。
子どもの頃から片付けが苦手だった。
両親は共働きだったから、台所仕事
家事が苦手な私への応援歌みたいな小説だった。#創作大賞感想
家事が苦手だ。子供の頃から身の回りのことをするのが苦手で、大人になった今でも、掃除も片付けも裁縫も人並みにできない。できるのは、猫の世話だけ。一人暮らしが長かったから、なんとか料理はする。でも、うまいわけじゃない。レトルト調味料に助けられ、冷凍食品に支えられ、何を出しても「おいしい」と言ってくれる夫に救われているだけだ。洗濯は唯一嫌いじゃない家事だけれど、得意なわけじゃない。アイロンなんかすれば余
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