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本当に薬は必要?その診断は妥当か?

不眠やうつで心療内科や精神科にかかって症状を言うと、
簡単に薬が出る事の方が多いと思います。
診察時間は実に短く、血液検査等で裏付けが
取れる訳でもありませんし、現在訴えた症状に
対応する薬を処方するのみ。
というのが、殆どかと思われます。
その症状になるまでに至った経緯や生い立ちに至るまで、
背景を探って・・・という様な時間のかかる聴き取り等を
十分した上での診断とならないのが現状です。
しかも期待した薬の作用より副作用の事を考えなかったり
私の場合、知らずに処方する医師も少なくありませんでした。
現在も人体自体が全て解明されている訳ではありませんし、
その中の複雑な脳の事は、これがこうだからこうと
単純な物ではありません。
体全体に作用してしまう薬を脳だけをピンポイントで
薬だけで治そうと言うのはどう考えても無理な話です。
薬が強ければ強い程、多ければ多い程期待した作用より
副作用の不調がどんどん増えていきます。
ですが、それによって起こった不調を訴えると
その症状に対応した薬が増え、その増えた薬の副作用で症状が増え・・・
と無限に増え続けます。
私が25年間に総合病院やクリニック大学病院と何か所も変わりましたが、
向精神薬だけに絞ってざっと数えても30種類以上はありました。
お薬手帳のシステムができる前からなので、その間は記憶を頼るのみですが
もっと多いかもしれんません。
私は副作用が出やすい体質なのか少量でも震え、発汗等、
ほぼどの薬にも言えたのは強い眠気で翌日にまで響き、
日中はとても眠い状態が続き、それを毎日となると
初期症状は不眠でかかった筈が、昼夜逆転になり、
夜眠れなくなるという本末転倒な結果になりました。
思考力は低下し、悲しい気持ち嫌な気持になる事はあっても、
決して明るくポジティブになるとかやる気が出るとか、
そう言った薬は一つもありませんでした。
最もひどい時期は良くて夕方、大体は夜起きて深夜までの
わずかな活動時間で早朝に眠るというのが当たり前でした。
東日本大震災から今日でちょうど13年経ちますが、
この時私は東京の家で一人眠っており、一瞬は目が覚めて
起き上がった記憶がありますが、慌てた家族から連絡があったこと以外
自分には自身の記憶が無く、凄まじい物であったというのはその後の
家族やTV等の話で知る事になりました。
それだけ薬の眠気の副作用と脳の活動の低下も
凄まじかったという事になりますね。


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