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日本にはなぜユニコーンが生まれないか?→起業家精神が足りないから、ではなく資金供給の仕組みが整っていないから
スタートアップの成長資金の出し手として正統派はエクイティ投資家になります。ただ、スタートアップ側からすると、
増資して持分希薄化したくないなあ
投資家からアドバイスうける関係も悪くないけど、自由にできる経営権はもっていたい
資金調達シリーズこなすの大変
という思いが今まで満たされていなかった(Underservedされていた)。これを解決するためのソリューションとして、ファクタリングとも違
M&Aの根底にある支配権の値付け~コントロールプレミアム
企業買収とは「買収先企業の支配権を獲得すること」と同義です。
企業を支配することにより何ができるかーーー
大きくは二つあると考えます。
①マネジメントチームを指名(または解任)して経営戦略や投資を自分の望む方向にすること
②その結果得られるキャッシュフローを自由に処分すること
持分に応じて株主の権利は強くなりますが、上記を達成するような持分への対価はより高くなります。
実務的にはこのより
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)の投資効率
ソーシャルレンディングの国内再エネ・インフラ案件は上場投資信託の利回りとほぼ同じです。ソーシャルレンディングは、満期まで売却・解約などの現金化ができない点で、上場投資信託を保有した方がよいです。
一方で、海外へのエクスポージャーを増やしてより高いリターンを得たい、という人にはソーシャルレンディングは向いています。ただ、この場合においても、資金を自分の意のままにならない状態で1年~2年放置するリス
利回りと価格の関係性
高利回りをうたう投資商品は、なんらかのリスクがあって価格を下げないと購入してもらえないから、価格を下げる→利回りがあがるという図式になっている可能性があります。
例:
左が上場投資信託で分配金4、購入金額100、利回り4%
右が非上場投資商品で分配金4、購入金額80%(リスク相当ディスカウント後)、利回り5%
高利回りだけを見て投資決定すると、高利回りたらしめているリスク分を過小評価することに
MBAって起業に必要か考えてみた
ネットで見つけた3人のMBAホルダーかつ成功者たち
Elon Musk(Wharton)
Larry Page(IE)
Michael Bloomberg(HBS)
Elon Musk:親が実業家。12歳でソフト自作して外販
Larry Page:親がコンピューターサイエンス教授。6歳からプログラミング
Michael Bloomberg:ソロモンブラザーズでパートナーになってから起業
ビジ
CFOへのキャリアパス
周りを見ているとベンチャー企業のCFOにはいくつかキャリアパスがあると思います。
①金融ルート:投資銀行、証券会社、財務コンサル出身
②監査法人ルート:監査、上場支援経験者
③事業会社ルート:海外駐在・投資案件リード経験あり
三十代~で移り資金調達などで貢献する「攻め」のCFOは①出身者が多く、上場前に内部統制や財務会計整備を外部出身者に求めるなら「守り」の②出身者が多いイメージです(あくまで
【売上は夢、利益は執念】起業家のためのコストマネジメント
以前お世話になった経営者の方から教えていただいた言葉です。
売上は夢、利益は執念
プロジェクトをご一緒し、その他いろいろなことを話しているはずなのですが、なぜかこの言葉が一番鮮明に頭に残っています。
この言葉をベースに、コストマネジメントについて起業家の視点でこちらの記事でまとめています。
Value Proposition(バリュープロポジション、提供価値):よくわからないビジネス用語選②
ビジネスのコミュニケーションで意外と時間をとられるのが、
「この言葉、どういう意味だっけ?」
という質問。前回はResilience(レジリエンス)について考えました。
より効率的に、聞き手に伝えたいことを理解してもらうためには、
コミュニケーションにおいて使っている言葉を定義する
ことが必要になります。
「言葉を定義する」ということは、辞書に載っている意味をベースにしつつ、
「いま
Resilience(レジリエンス):よくわからないビジネス用語選①
ビジネスのコミュニケーションで意外と時間をとられるのが、
「この言葉、どういう意味だっけ?」
という質問。
完璧に仕上がったプレゼン資料。何回もイメトレして、社内またはお客さんにプレゼンした時に、このような質問うけたことないでしょうか?
資料作った方からすると、
「いや、正直、そこ本質じゃないんだけどな・・・」
と思うときはありますが、意外と本質をついた質問だと思います。
聞き手にと
スタートアップCFOの理想像
なんの因果かわかりませんが、過去ご縁をいただき、スタートアップ企業の資金調達・エグジット支援(セルサイド)と出資案件(バイサイド)を何件かお手伝いしたことがあります。
今では、当事者サイドにたって関与するというよりは、外から業界を眺めているだけになってしまいましたが、職業柄たまにスタートアップCFOのポジションをエージェントから紹介いただくことがあります。
もろもろの条件を見ながら、
・・・
「見せかけのエコ」グリーンウォッシュについて気をつけるべきこと
環境にやさしいという意味の「Green」と、ごまかすという意味の「Whitewashing」を組み合わせた、グリーンウォッシュ(Greenwashing)を規制するルール作りが欧米で先行して進んでいます。
グリーンウォッシュとは、
環境にやさしいことをしているように見せかけて実はしていない
という意味になります。
日本よりも環境意識が高い欧米において、企業がしばしばやり玉に挙げられるグリー
【M&Aニュースの裏側考察】ドコモによるマネックス証券の子会社化
ドコモは、自社ユーザー基盤を活用して非通信事業を伸ばすという積年の課題に直面しています。
そのための一つの打ち手として、ドコモによるマネックス証券の子会社化が公表されました。
取引スキーム図は以下のとおり。
🔽マネックスグループのプレスリリース
ドコモ・マネックスの狙い▶▶▶
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【モビルスーツ1機4億円はお買い得か】ツバメインダストリARCHAXの価値をシミュレーションしてみた
ロイターでツバメインダストリ、アーカックスの紹介記事があがっていました。
ジャパンモビリティーショー2023でのお披露目を控えて、海外での認知度もますます上がりそうですね。
🔽ロイター記事「ガンダム型ロボット、$3Mであなたのものに」
🔽ツバメインダストリの量産搭乗型ロボット「アーカックス」
ロマンしかないフォルム。乗ってみたい。
事業シミュレーションはこちらから
【スタートアップ企業の資金調達】新株予約券付社債~活用が広がるコンバーティブルな投資手段
新株予約権付社債(Convetrible Note:CN)は、
スタートアップの資金調達においては種類株式にくらべると割合は小さいが、トレンドとしては拡大基調にあります。
近年活用が拡大している新株予約権付社債についてまとめます。
詳細はこちらの記事でまとめています。