失敗は未来への投資。仲間とともに未来を描く「琉球ウェルネスの新たな一歩 」
おはようございます、琉球ウェルネス広報担当のサオリス・ユーフラテスです。
2023年の1月創業の琉球ウェルネスですが、今年6月でサービスを利用いただいたお客様が100名を突破しました。代表のみっちーさん(道廣敬典)に、サービスローンチから、いま、そして琉球ウェルネスの未来について語っていただきました。
日本を代表するウェルネスカンパニーになる
ーー1年を振り返ってみて、いま、どんな未来を見ていますか。
いま、僕たちは沖縄の観光市場と組織コンサルの研修市場のところからビジネスを始めているのですが、ここから市場を広げていきたいと考えています。
一番重要視しているのは、「Life is Wellness / ひとりでも多くの人に、ウェルネスな生き方を。」というパーパスです。琉球ウェルネスが存在している理由であり、琉球ウェルネスで行う全ての営みの根本であり根源となる考え方です。
そのうえで、わたしたちが目指す姿として、「日本を代表するウェルネスカンパニーになる」というビジョンを設定しています。ウェルネスマーケットを切り拓き、資本主義と幸福主義の両立を実現するための解釈と、この事業を作っていくという未来を見ています。
そのためにも、いま僕はめちゃくちゃ資本主義の論理のなかで資金集めと仲間集めに動いています。
琉球ウェルネスを経営することでお金持ちになりたいわけではありません。会社を成長させていくなかで、みんなで楽しいことをやっていきたいと思うと、やはり今僕が頑張って資金と、一緒に事業を作っていく仲間を集める必要があるんです。
資金と仲間が集まれば、後は数字です。売上を作るためには、ソリューション・プロダクトを作らなければなりません。ソリューション・プロダクトが必要となれば、組織を作る必要があります。
このように、ここ1カ月の僕は、資金や仲間を集めて数字を作るための策を練るモードになっていることを自覚しています。
ーーいま、しんどいですか。
いまは、どんなに資本主義の論理にまみれようとも、ネガティブな感情はありません。
資金や仲間を集め、売上を作るために動いていくことも、僕たちのパーパスとビジョンを実現するために必要だからやるんです。僕にとって琉球ウェルネスは、ワクワクドリブンで経営している会社です。資本主義の論理にどれだけまみれても、自分たちで作ったパーパスとビジョンに立ち戻ることができます。
僕は人に会うたびに、
「ウェルネスに生きる人を増やしたい」
「日本を代表するウェルネスカンパニーになりたい」
「資本主義と幸福主義をを両立させる」
「意味と意義のあることをやれば結果的に規模がついてくる」
などなど考えていることを言葉にしています。そこに対して、「みっちー面白いことやってるな」と言ってもらうことができると思っています
僕自身はみんなの期待を背負っているという感覚もあります。僕がビジョンやパーパスを言葉にして体現していくことで、「勇気づけられました」「元気をもらえる」と言ってくれる人がいることも嬉しいんですよね。
失敗は未来への投資
ーーみっちーさんの生き方が人に勇気を与えているんですね。
この前、お客さんと飲んでいて「失敗の定義」の話になりました。
「みっちーさん、失敗って怖くないですか?」とお客さんに聞かれた時に、僕は「そもそも失敗をダメなことだとは思っていない」って話をしたんです。
その時たまたま、2017年の振り返りノートが手元にあって、2017年の振り返りとして良かったことを2つ、うまくいかなかったことを8つ書き出していました。
単純に考えると、2勝8敗の負け越しだと思うんです。でも、8個チャレンジしたということでもあるんですよね。この手帳を見た時に、チャレンジしたけど上手くいかなかったことが8個もあるって、最高じゃないかと思えたんです。
上手くいかなかった、失敗に終わったということ自体がチャレンジであり、僕の人生にとっての宝物だから、それって失敗じゃないと思うんです。上手くいかなかったことは、翌年のテーマに繋がっていくわけです。
お客さんからは「この解釈自体がみっちーさんですね」と、言っていただきました(笑)
ーー未来から考えると今の失敗は未来への投資だとお話しされてますもんね。
未来から逆算して考えた時に、何も挑戦しないことの方が残酷ですよね。だって、何も残らないし、何も変わらないですからね。
例えば、「これから自分の人生がどうなるのか不安です……」と相談をいただいた時に、不安だと言い続けているだけで、何もチャレンジしていないのであれば、心配になりますよね。未来が不安なのであれば、何かやってみたらいいよねって思います。
でも、多くの人は動かないし、挑戦をしません。だからこそ相対的に、挑戦したもん勝ちの社会になっているのだと思うんです。
ーー動く人と動かない人の差は開いていきますね。
僕は動くし、おそらく動いている量自体も多いと思います(笑)
チャレンジする量が多いと、その分、成長曲線も経験曲線も伸びていきますよね。会社にいた時と、起業してからでは、成長曲線が伸びていくスピードも角度も違うなと感じていますね。
“変わること”は、ラクじゃない
ーー不安を感じたところから、動いてみることが大切なんですね。
そうですね、人も組織も変わっていくことはラクではありません。
例えば、法人向けのウェルネスオフサイトのお客様からすると、「みんなで豊かになりましょう!みんなで楽しく自由にいきましょう!」という話ではなくて、共通する目的や目標を明確にして、みんなの出力値を最大化しましょうというサービスなんですよね。
いわゆる心身を休めるリトリートとかとは、ちょっと異なります。ここは、明確に伝えておきたいところですね。
「明日への活力を持っている状態」になるって、決してラクな状態ではありません。新しい目標を設定して生まれ変わる儀式のようなものでもあるので、大変ですよね。
人が変わることって大変だからこそ、僕たちも人生をかけて向き合っています。
幸福とか幸せ、ウェルネス、ウェルビーイングって競争から降りた状態と捉えられることがあるんですが、そうではありません。競争社会、資本主義社会のなかで、そのメインストリームを掴んだ上で、幸福主義を取り入れていくスタイルなので、ユニークなコンセプトを持っている会社だと思っています。
言葉にするって大事
ーーこの1年で一番変化を感じたのはいつですか。
去年(2023年)の11月に、美咲(福地)とかわんちゅ(川人)と3人で経営チームを作ろうと決めた時が1番思い出に残っていますね。
当時は、僕自身が中心となり事業を進めていくのであれば5年かかると思っていたことを、チームで取り組めば3年で到達することができると考えたことから経営チームを作ることを決めたんです。
僕が3年でやりたいからコミットしてくれと言ったわけではなくて、仲間の方から「みっちーはどうしたいの?」と僕自身のスタンスを問われたんです。「やりたいことをサポートしてほしいのか、みんなで新たなビジョンを作ってやっていきたいのかどっちなの?」って(笑)
そもそも法人を作ったのは、仲間と事業を作っていきたいから法人格にしたんです。だから、「みんなでビジョンを作っていきたいに決まってるじゃん!」と答えました。当時の僕は、自分のエゴで仲間を巻き込むことに心苦しさを感じていて……「一緒にやっていこう!」と言えずにいたんです。
でも、ふたりから聞いてくれたので、「ぜひ一緒にやりたいです!」って気持ちを伝えることができて、経営チームができました。あの瞬間からギアが変わりましたね。本当にふたりに感謝しています。
ーーもともと経営チームを作る予定だったのですか。
僕は、創業前の2022年9月頃から月1回ペースで経営方針を作っていたんですよね。創業前の資料にも、アジャイル型事業をみんなで作りみんなで育てるって書いてますからね。チームで事業を作ることを前提にしながら事業を構想していたんです。
ーーチームで事業作りに取り組むこと自体がみっちーさんのウェルネスであるようにも感じますね。
孤独ってウェルネスではない状態だと僕は思っているんですね。僕は、みんなで面白いことをやりたいという気持ちがあります。だから、どんなチームを作りたいかについても言語化していましたね。
「こんなことをやりたい」という話を沖縄で出会う人や、仲間になってくれる人、お客様になってくれる人に話をしていましたね。いろいろな人と話をしているうちに、どんどんアップデートされていきましたね。
ーーやりたいことがあるひとはアウトプットすると良いですか。
そうですね、自分のなかで悶々と考えて溜め込むよりも、話したり資料に落としこんだり、アウトプットを重ねて、人の意見を聞いてフィードバックをもらうのが良いのではないかと思います。
琉球ウェルネスも、今後もアウトプットを重ねながら事業を育てていきたいと考えています。
既に沖縄以外の地域、日本全体に貢献していく事業に参画していたり、東京での案件も増えてきています。中長期戦略で描いていたものが、予定より早く実現しようとしている状況です。
これは、めちゃくちゃチャンスなんです。これも、「こんなことができたらいいね」を言葉にしてきたからだと思っています。
例えば、「琉球ウェルネスじゃなくて、ニセコウェルネスもあるかもしれないよね」「ブルーモビリティじゃなくて四万十モビリティもあるかもしれないよね」って(笑)
やっぱり、言葉にしていくことって大事ですね。