老後のひとり暮らしに立ちはだかる<5つの壁>とは。自由なおひとりさま生活が抱える「心と体」両面のリスクを考える
老後の心配をしない人はおそらくいないことでしょう。そもそも心配したところが、何も変わらないかもしれないし、うまくいくかもしれません。先のことを心配するより、今を心配する方が先だという生き方をしてきた私には、老後の世界はまだピンときません(笑)
厚生労働省が実施した「令和4年 国民生活基礎調査」によると、65歳以上の高齢者がいる世帯のうち51.6%が単独世帯だそうです。
なんと、簡単そうに書かれていますこと(笑)
いや、正論なんですけど、年取ってから簡単に考えることって、難しいですよね。むしろ、頭の中で複雑にしてしまって、こんがらがって解けなくなるのが高齢者かなと思ってしまいます。
何十年生きてきた考え方、出来上がった性格が邪魔してしまうことがあります。年取ってから「このように考えましょう」と言われて、「はいそうですね」とは、なかなかいかないです。
老後は一人暮らしになることを想定して、中年期から生活を見直しておく必要があると思います。特に男性がそれに当てはまるでしょう。
年取ってから、料理すること、洗濯すること・・・考えただけでも大変です。初めてのことはできるだけ早い年齢で経験しておく方が良いと思います。
何でも経験は生きる力になります。若い時から一人暮らしをしておけば、いろんなことを学べます。引っ越しを何度か経験しておけば、年取ってから引っ越すこともちゅうちょしません。
(1)お金の壁
(2)健康の壁
(3)心の壁
(4)介護の壁
(5)死後の壁
そうなんです。とにかく「自由に」というのがコツだと思います。言い換えれば「自分勝手に」ということでもあります。
年取って、一人になれば、自由に自分勝手に、気ままに生きれば良いんです。
ところがその考えになりましょうと言われても、突然できませんから、少しでも若い時から練習しておくと良いと思います。自分勝手に、自分の人生を生きていきましょう! 他人のことなんて構うことないんですよ。家族だって同じです。一番大切なのは自分です。
と、書いてもなかなかこの考え方にはならないものです。だから中年期になったら、できそうなことから考えるよう準備しておくと良いと思います。性格上、どうしてもできないこともあります。それが分かるだけでも大きな収穫だと私は思います。