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「鉄がサビる」と動きが悪くなって、ギコギコと音が鳴ったり、開かなくなったりと、誰しもすぐ想像できるはずです。「脳がサビる」という表現を聞いてどんな気持ちになるでしょう? 脳がギシギシ音をたてたりすることはありませんが、脳の回転が悪くなると言われると、だいたい分かると思います。また、四十肩なども、肩関節のさび付きだと言われています。動かしていないからさび付いてしまう。どんな箇所でも同じことがあるんですよね。

「脳は、いくつになっても鍛えられる」――これが、最新脳科学の結論です。少なくとも、老化や劣化をかなりの程度防ぐことができます。

いつもと同じことをしていれば、思考回路が硬直化し、さびつきやすくなるのです。

「いつもと同じことを」というのが本当は良くないということみたいです。だから「お変わりありませんか?」と尋ねられると、つい「はい、お陰様で」と答えてしまいます。実はこれがダメだということなんです。日本人はとくに変わらないことを良しとする傾向が強い気がします。変わった方が良いんですよね。それも向上する方向への変化があるのが良いわけです。だから「順調です」と答えるようにしましょう! できるかな?

1、プラス思考になる
「どうせ無理だ」と思ってしまいそうなときでも、あえて「なんとかなるだろう」と考えてみる。そうやって、プラスに考える癖をつければ、頭はいつもよく働き、思いもよらなかったアイデアも出てくるはずである。

2、自分を褒める
自分を「ほめる」のを日常的な習慣としていると自信がつき、さらに仕事や勉強に励んでみようというモチベーションが湧いてくるはず。

3、人を褒める
観察しながら、どこをどうほめようかと頭を働かせるのは、ハイレベルな思考作業であり、脳を鍛えることにつながるのだ。

4、ストレスを解消する
頭を元気にするためにも、できるだけストレスを軽減するような暮らし方を習慣にしたい。


この4つの習慣が良いと書いてあります。普通ですよね。特に目新しいことが書いてあるわけではありませんが、プラス思考で生きている人って、どれだけいるんだろう? 私は結構プラス思考だと自分で思っているけど、常にプラスかと言われるとそうじゃありません。落ち込むこともあるし、考え込むことだってあります。だからプラスとマイナスを行き来していると思うんですよね。みんなも同じではないでしょうか? だから自分でコントロールできれば本当は良いですよね。

5、脳を休ませる
体が疲れきったときは、休息をとらなければ、もう一度立ち上がることはできない。脳も体と同様で、「疲れてきたな」と感じたときは、無理をせずに頭を休ませることが必要だ。とくに、記憶力をめぐっては、疲労と休息のとり方が効率を大きく左右する。

奈良マラソン2012より、走りながら筆者撮影

しんどいのは気のせいや!

「肉体と同じように脳も疲れます」というより、脳が疲れるから肉体が疲れると考えた方が良いと思います。マラソンやってますと、後半35km辺りで足が上がらなくなったり痛みが出たりします。「しんどいのは気のせいや!」とプレートを持って待ってくれている人がいます。これ、実は正論なんです。本当に気のせいだと思えば、痛みはなくなり、また元気よく走れます。このおじさんの笑顔とプレートで本当に痛みを忘れます。脳が疲れてきて「止めろ」という信号を出しているから、足が痛くなるという説があり、私はこれを信じています。だから、何かで気が紛れるようなことがあればいいんです。

音楽は脳を騙すのに効果的

「脳を騙すと良い」と聞いたことがあります。私はこれをいつも実践しています。騙すといっても、詐欺に合うような騙されるという意味ではありません。先ほどのマラソンの例もそうですが、音楽でも聴いたらすぐに辛いことを忘れて気が紛れることがあるでしょう? そういうことです。辛いことがあれば、ずっとそのことばかり考えてしまって、グルグルと迷路に入ってしまいます。そんな時、音楽を聴いてリラックスすると気が紛れて、気が楽になります。モーツァルトが良いとよく言われますけど、なんだっていいんです。あなたが好きな音楽が一番リラックスできるはずです。ミスチルでもドリカムでもOK。私はハードロックを聴くと一番リラックスできますよ(笑)

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