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日常が非日常!?はっぴーの家ろっけんを訪ねて

日常が非日常!?はっぴーの家ろっけんを訪ねて

昨年12月に仕事で大阪に行った時、唯一心残りがあった。それは神戸まで足を延ばせなかったこと。ある場所まで出向けなかったこと。

それが神戸市長田区にある『はっぴーの家ろっけん』だ。

この写真、私がどこにいるか分かるだろうか…。

写真の右奥(上)、1つだけ円になっているテーブルで、黒パーカーで腕に白い文字が入っている男性の隣、隙間から覗く1人だけ白い人が私。

う〜ん、車椅子も隠れているしカオス

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母校「大東文化大学」に凱旋し、原点に還った話

母校「大東文化大学」に凱旋し、原点に還った話

この週末はNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』や『注文をまちがえる料理店』など、数々のヒットコンテンツを手掛けた小国士郎さん、PLS患者の落水洋介さんの講演をそれぞれオンラインで聴いて、1人でめちゃくちゃ感嘆の声を上げた。
「ほっ〜」「なるほど!」って。

そんな最中、先週後半は僕自身も母校:大東文化大学の板橋・東松山両キャンパスにそれぞれ出向き、講演と100周年記念事業の一環で撮影とインタビュ

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三重視察と伊勢志摩バリアフリーツアーセンターで学んだこと

三重視察と伊勢志摩バリアフリーツアーセンターで学んだこと

友人に誘われて、おととい昨日と三重県に飛んだ。目的は「伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」の視察だ。
20年前にバリアフリーツアーセンターなるものを立ち上げた、国内バリアフリー先進地区から、その手法を学ぼうというもの。もちろん僕の視点は当事者として。

(尚、今回こうなった経緯というのはここでは割愛する。理由は、僕がそれだけシンプルかつフラットな状態で出向いたから。事前情報もほとんどなく純粋な状態

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温かさ溢れる空間:プライベース河口湖さんを訪ねて…

温かさ溢れる空間:プライベース河口湖さんを訪ねて…

突然ですが、「車椅子だから無理…!」とキャンプを諦めていませんか?いきたい場所があっても、その気持ちに蓋をしてはいませんか?
あなたの”勇気”さえあれば行ける環境があった時、その”勇気”を後押ししてくれるのが、今回お邪魔した【プライベース河口湖】さんです。

プライベースとは、プライベート(私的・個人的:Private)×スペース(空間:Space)×プレイス(場所:Place)を掛け合わせたもの

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”ひざログ”の記事を読んで思い出した、おすすめの飲食店

”ひざログ”の記事を読んで思い出した、おすすめの飲食店

車椅子ユーザーにとって飲食店選びは困難を極める。

まして自分のお気に入りのお店を見つけるなんてのは生涯のテーマと言ってもいい。それだけチェックポイントが多いのだから。

その1つが膝!!なのである。

せっかく段差がないことを確認しても、入口が「ウェルカム!!」というメッセージを発し、大きく開かれていても、店内に各階へと誘う大きなBOXが置かれていても、人間の生理的欲求を満たす広々としたトイレが

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リモートでの初めましてが生んだ”初めまして”が、リアルに嬉しすぎた件〜大阪出張 冬の陣(2)〜

リモートでの初めましてが生んだ”初めまして”が、リアルに嬉しすぎた件〜大阪出張 冬の陣(2)〜

ついにこの時が来た。2021年12月3日のたった1日をまさかの3本立てでお送りする第2弾!

大阪出張2日目が濃密すぎる1日となったのには浅からぬ訳がある。もし関西に来ることがあったら絶対に会おうと思っていた人。現在のRyo室空間の活動において、大きな大きな推進力となってくれている人。

「直接会ってお礼がしたい!」という念願がようやく叶ったのだ。

対面したその人はまったく変わらなかった改札を抜

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"当事者"の前に何を付けるか

"当事者"の前に何を付けるか

 昨日は久しぶりにマイノリティーを味わった。

 メンバーの1人として関わったNPOユニバーサルイベント協会主催のオンラインユニキャン(正式名称:オンラインユニバーサルキャンプ/通称:オ二キャン)での出来事。

 日中のプログラムでは【関わりの部屋】の主人として、過去の失恋話や「どんな保険に入ってる?」のQに対して、「保険は入ってないけどこんな場では嫌われないように保険かけてる!」なんてしょーもな

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【コラム】「便利屋」としての役割

【コラム】「便利屋」としての役割

 ご存知のとおり、私もすっかり虜になった「ユニバーサルキャンプin八丈島」は、運営する『NPO法人ユニバーサルイベント協会』のスタッフを含めた全員が、参加費を払って参加しています(スタッフのほとんどは別に“本業”があり、まさに自身のライフワークとして自主的に関わっているため)。ですから、スタッフといっても当日を迎えてしまえばそれはもう、対等な参加者なのです。当然、(キャンプの進行をしながらも)それ

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島での出会いが教えてくれたこと

島での出会いが教えてくれたこと

 本当なら来月も赴く季節。残念ながら2年連続で中止となりましたが、4年前に感じた感動を今度は主体となって届けるべく、現在は協会の理事として活動しています。

 この記事のベースは3年前に書いたものですが、来年こそまた、新たな1ページを紡ぐことができることを願って来月はこのテーマでイベントを実施します。

 今も変わらない、私の”新しい1歩”を後押しした3日間をまとめてみました。

人生を変えたユニ

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ユニバーサルキャンプin八丈島レポート2018 <番外編>

前作まで、「コミュニケーション」という1つのキーワードにフォーカスし、班のメンバーとの関係性の変化について綴ってきました。~前編~ ~後編~ とお読みいただいた皆様、ありがとうございました。

最終回の今作は<番外編>と題して、キャンプ中に「僕が担った役割」と「もう1つの出会い」についてお話しします。

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出発前からその出会いは始まっていました。

2018年9月7日 20

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ユニバーサルキャンプin八丈島レポート2018 ~後編~

そして迎えた2日目の朝。

この日はプログラムごとにメンバーを組み替え、班の垣根を越えて交流することがメインとなるため、夕方まで戻ってきません。

コミュニケーションで行き詰まった1日目の状況を変えるにはここしかない。

朝食前、挨拶もそこそこに僕はメンバーに呼びかけました。

「昨日はずっと○○さんが通訳をしてくれていたけれど、○○さんは手話通訳者じゃない。

昨日はご飯も食べる時間がないくらい

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ユニバーサルキャンプin八丈島レポート2018 ~前編~

今年も3年連続で『ユニバーサルキャンプin八丈島』に参加してきました!

イベントを起草してから15年、今年で14回目を迎える本イベントは各地から多様な人たちが集い、キャンプ場での2泊3日という”非日常”を通して、互いが持つ多様性に寄り添い、理解を深めていきます。

行きは船で11時間かけて現地入りするのが毎年の恒例。

昨年からはキャンプ参加者とともにヘルパーを付けずに参加しています。

(撮影

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