挑戦する組織や人が社会で正当に評価される社会を創りたい
はじめまして。大澤亮(@ryo_oosawa)と申します。
キャリーミーというサービスの代表をしています。
今回ははじめてのnote投稿ということで、「挑戦」をテーマとして自己紹介がてら、キャリーミーはどんなサービスなのか、大澤がどんな想い・どんな原体験を持ってキャリーミーを立ち上げたのか、お話したいと思います。
我ながら「挑戦」しまくってきた起業家人生だと感じていまして、キャリーミーの母体となる株式会社Piece to Peaceが債務超過に陥りながらも、その後、2度にわたり累計5億円の資金調達を実行できたり、本田圭佑さんからも投資をいただきかつ、アンバサダーとしてタクシーCMや展示会等での広告として活用させて頂けています。
それも、挑戦すべきビジョンがあり、単純に、そこに対して実行したから、なのです。
(どうやって本田さんアンバサダー就任までこぎつけたのですか?と、これまで100名以上からご質問頂きました。これは、思い立ったら実行あるのみ、で「やるかやらないか」、つまり挑戦してるかどうか、だけだと思っています)
挑戦することは大澤のアイデンティティーだった
大澤は、幼少の頃から挑戦「しない」ことを両親から強いられ、そこへの強烈な違和感から挑戦し続けています。
幼少時代は父の仕事の都合でアメリカで過ごし、その後日本に帰国。幼いながらに米国の「挑戦できるカルチャー」を体感したのか、大学時代にはアメリカで学びたいと留学を計画します。
しかし、留学を両親に猛反対されました。今思えば、父も自分の実力で転職をし海外赴任していた、当時にしては珍しいキャリアでしたが、その反省があったのか、よく、こう言われたものです。
「留学だとか、余計なこと、生意気なことは一切考えるな。 良い大学を出て、大きい会社に入りなさい。 そうすれば、会社が退職まで面倒見てくれるから。 日本というのは、何にも染まっていない、素(す)の若者を好むんだ。」
「留学などしたら、お前は絶対に、大企業には入れない。」
大澤はそれまで、親の推奨から付属校(早稲田大学高等学院)に通い、大学受験すらしていない、挑戦のない日々を過ごしていました。だからこそ、どうしても留学という挑戦をしたかった。結局、両親からの支援をもらえないまま、バイト等で資金を調達して留学しました。
社会人のファーストキャリアは「留学したら大企業に入れない」という固定概念が間違っていることを証明するためにも、大手の総合商社へ。
しかしその後退職し、ビジネススクール入学と同時に起業しました。大学院の費用や起業には合計1000万円近く必要でしたが親の賛同は得られず、やはり一切の支援はありませんでした。
大澤の両親の「挑戦するな。とにかく安定を目指せ」的な考えは、今の時代でこそ批判されそうですが、日本経済が成長し続けていた30年前は、少なくとも「生涯年収を最大化する」という目的においては正しい(合理的な)ものだったのです。
ただし、「時代は変化し、人の価値観や常識も変化する」という視点は抜けていたのだと思います。
こうした考え方をことあるごとに聞かされ、「世の中、そんなものかな」と一部では諦めに近い絶望感も感じる一方、物凄い違和感があったことを覚えています。そのためか、これまで起業家として5つも事業を創る(※)という、リスクをとって挑戦ばかりする人生となりました。
※土屋鞄製造所等での社内で事業立上げや、ドリームインキュベータ等での投資に関わり事業を創造した経験を含めれば数十もの事業を創ってきました。
これまでの事業立ち上げの話は今後noteでもご紹介していきます。
余談ですが・・・同じ親のもとで育った大澤の兄は、親の言うことに違和感を感じながらも、挑戦しない、出世も望まない(と断言している!)公務員になりました。どちらが良い悪い、ではなく、対照的な人生になっています。
こうした人生経験から、失敗やリスクにめげずに挑戦する人を応援していきたいのです。つい、想いがこもって、長くなってしまいました・・・
キャリーミーが、挑戦する方々の支援を行う理由
キャリーミーは2016年にローンチした、個人が成果にコミットして業務委託契約で働く「プロ契約」の導入・活用を、企業様に対して支援するサービスです。「ビジネス界にもプロ契約を」というコンセプトを掲げています。
これまでの日本の社会は、失敗を避け、挑戦を「しない人」が得をする社会でした。 大手企業に入社しミスなく仕事をこなすこと、場合によっては上司と無理をしながらも良好な人間関係を築くことが出世の近道とされ、定年まで勤めることが出世の条件でした。
しかし、これでは転職や独立・起業など、その後挑戦し続けた人が報われない、あまりに不公平な社会です。
個人のみならず、法人にも同様のことが言えます。
法人も「無理をせず既存事業だけで成長し、社員が安定した給与を得られる」という時代は終わり、成功するかどうか不透明ではあるが、リスクをヘッジしながらも事業を創ることに挑戦することが求められています。
また、キャリアやリスクのない安定事業を目指す人ばかりでは、日本企業も日本経済も成長していけないことが明らかになっています。考えてみれば当たり前ですが、 挑戦しない人は挑戦のための工夫、アイデアもないですし、現状を打破するために何とか施策を絞り出そうという習慣もないわけです。
このような人が、少子化に伴い経済成長も止まり殆ど全ての市場が飽和状態となっている日本で、新規事業のアイデアを創造するなど、できるはずがありません。
キャリーミーで活躍されている個人は、安定を求めて大手企業等で働こうと思えばいつでも正社員として働ける方ばかりです。 それでも敢えて、自分の事業を立ち上げる、もしくは子育てとの両立を図るために週2,3回の業務でプロとして勝負し「何等かの挑戦」を実現しようとしている人たちなのです。
一昔前は、優秀な人ほど大手企業に勤めていることが多かったと思います。最近は、ずば抜けて優秀な人が安定を捨てて敢えて独立を選ぶ、起業する、という時代になっています。
有難いことに、正社員転職の市場で到底出会えないような優秀なレベルの方々からの登録がキャリーミーに増えてきています。
今、必要とされているのは、そうした挑戦をする人であり、挑戦する人を応援できる社会です。大澤は、挑戦する人を心から応援しています。そして、挑戦した人が正当に評価される社会にしたいと思い、キャリーミーをローンチしました。
近年、業務委託という働き方は複業解禁などのニュースもあり、認知が上がってきました。しかし発注側(企業)は受注側(個人)の顔(スキルレベルやコミュニケーション力も含めて)を見ないで発注する仕組みが多く、発注側がリスクを嫌い「安く業務を受けてくれる方に発注する」傾向が生まれているのも事実です。
一方で本当に優秀なプロが不当とも言えるレベルの単価で業務を受けるはずがなく、ともすると「安かろう悪かろう」の悪循環に陥りがちです。
企業側にとっても、人材活用はこれまで「正社員採用」もしくは「外注」という2択からしか選んでこなかったでしょう。その中間である「プロ人材」という新しい選択肢を採用することもひとつの挑戦かと思います。
(弊社としては上記2択の良いとこ取り、だと考えていますが)
正社員では年収が高くて採用できないような優秀な方の力を借りられる。スタートアップや資本力の少ない企業には、より魅力だと思います。
キャリーミーでプロ人材を活用していただいている企業では、業務委託契約でプロ人材のスキルを借り、課題を抱えていた業務の推進力やスピードを向上させたり、自社にノウハウを蓄積できています。「プロ人材の活用」という新しい選択肢を採ることで、自社のヴィジョンの実現という挑戦に向けてポジティブな効果を実感頂いています。
企業様・プロ人材の方、双方の挑戦を達成するため、成し遂げたいことを実現するために、キャリーミーは、双方が必要な存在であると確信しています。
プロジェクトベース、業務ベースで、優秀な個人の力を確保し、新規事業を成功させる・事業拡大を図る。
全ての企業において「優秀な人材の確保」が競争力の源泉であることが当たり前となってきているこの時代に、プロジェクト型の人材活用方法は日本企業がこれからも成長していくために、獲るべき選択肢のひとつになると考えています。
興味を持っていただけたら、ぜひ、キャリーミーに登録していただきたいです。
また、今お話してきた考えに賛同してくれる仲間を募集中です。事業が急拡大しているので、正社員も、プロ人材も、大歓迎です!
弊社のビジョン「あなたの人生に挑戦を」に共感し、いろんなことに前向きに挑戦できるような方とお会いしたいと思っています。学歴・年齢等問いません。ご連絡お待ちしています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。