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キャリーミーローンチから7年。成果を出すためのプロ人材採用・活用方法の集大成が書籍になりました

こんにちは。キャリーミー代表の大澤(@ryo_oosawa)です。

キャリーミーの正式ローンチから7年と6カ月。この度昨年12月22日に『プロに外注』というタイトルで書籍を出版しました。

3月7日には蔦屋代官山書店でクライアントでもあるGODIVA様、PLAZA様をお招きしてプロ人材活用の裏側トークセッション、交流会を実施するので、興味のある方はぜひご参加ください!
https://carryme.jp/agent/seminar-event/webinar20_20240307_talk_event/


弊社のピンチを救った「プロ人材」

キャリーミーは2015年に構想・開始し2016年に正式ローンチした、「プロ人材で法人の課題を解決する」サービスです。

成果にコミットして業務委託契約で働く「プロ人材」1.3万人をおよそ8年間(ローンチからは7年半)かけて集客し「どのプロがどの領域で優秀か」を見極めたうえで、法人の課題解決のために「プロ契約(プロの活用)」の導入・活用を支援しています。

「プロ人材」とは、副業人材や顧問人材とは一線を画し、起業家やフリーランスとして「本業」として成果にコミットできるプロ。アドバイザーや顧問でもなく、戦略を理解したうえで成果にコミットして「実務」を遂行するプロです。

株主でもありアンバサダーでもある本田圭佑さんにも協力頂いて「ビジネス界にもプロ契約を」というコンセプトを日本に広めています。

キャリーミー創業時は、運営企業である株式会社Piece to Peaceは債務超過、預金残高も殆どゼロ、という最悪な状況でした。
そんな状況から更に、当時は「まだ無い市場」だったプロ人材市場を創るという、無謀にも見える大きな挑戦を決断しましたが、キャリーミー自体が創業時から共同創業者の毛利優子(現在は取締役)も含めプロ人材を積極的に活用し、彼ら・彼女らが大活躍することで業績が急回復しました。

そのお陰で、債務超過解消、黒字化、パーソルさんや本田圭佑さんなどからの投資を含む、2回の資金調達完了、大型カンファレンスの主催やテレビや日経新聞等のメディア掲載、本田さん主演でのタクシーCM・・・ 等、正社員とプロ人材とともに成長してきました。

そこで、ここまでのノウハウの集大成として『プロに外注』を出版することにしました。

さて、その拙著「プロに外注」ですが、具体的にどんな内容なのか、なぜ書籍を出版するに至ったのかについて、今回はお話させてください。

「プロに外注」を読むと何が得られるのか

1:人手不足=採用強化という固定概念が壊れます

まず、優秀な人材が獲得できない=正社員を採用しなければ・・・という固定概念が壊されます。

実は、雇用市場は売り手市場な一方で、僕たちが創っている「プロ人材・プロ契約」という市場は、ゼロから創ってきただけに、多くの企業はプロ人材の活用にまだ気づいていなく、完全な買い手市場です。

つまり、企業側はずば抜けて優秀な人材、を「プロに業務委託」という形でいわば獲り放題な状態なのです。しかも、年収1000万円クラスのプロ人材を、月額25~60万円程度で。(一部出社も依頼しつつ、週1~3回で)

プロ人材やフリーランスの台頭の背景・理由なども書籍で説明しているので、「人手不足=正社員採用」ではなく、「成果を出すために何が必要か」を考え、実行できるようになります。

2:「成果を出すため」の優秀なプロ人材の活用法

実は、ずば抜けて優秀なプロ人材を活用できても、成果が出るとは限りません。これまで累計で2500社にプロ向けの求人を掲載いただきましたが、うまく活用して成果が出るパターンと、成果が出ないパターンがあります。
それを8年間の経験で分析できたので、「どうプロを活用すれば成果に直結するのか」をまとめました。

例えば、プロ人材はフルタイムではなくかつ特定領域に特化して稼働するので、「今の課題は何か」「その課題を解決するには、どの施策・業務が必要か」といった課題整理や業務の切り分けということが必要になってきます。こうしたノウハウも記載してあります。

他には、プロ人材のマネジメント法なども、事例含めて記載してあります。

3:組織全体の強化方法

(成果というより)プロ人材を活用して正社員全体のレベルアップを図る方法が理解できます。

これからの日本は、正社員+プロ人材 のハイブリッド型組織になると思っています。
労働人口が急減し、増えるプロ人材を活用する企業はこれからも増え続けるでしょう。
ハイブリッド型組織のメリットは幾つかありますが、その一つが「プロ人材のノウハウが社内に共有され、組織全体のレベルアップが図れる」ということにあります。

先の通り創業当初は市場がない状態でしたが、2023年現在、副業紹介、フリーランス紹介会社、顧問紹介・・・など、恐らく数百社が参入し「外部人材活用」市場を急成長させています。

広義での外部人材活用市場は2023年現在で、5兆円にものぼり、今後ますます拡大が見込まれているのです。
少し前までは、何でも自社の正社員で事業を進める「何でも自前主義」だったのが日本企業でしたが、徐々に外部人材活用が当たり前の時代になってきています。

そうすると、どの企業も「優秀な正社員の確保に苦戦する中で、どのように優秀なプロ人材を見つけ、活用し、成果につなげられるのか」が重要なテーマになります。

「プロに外注」の内容

本書の内容は
「優秀な人材の流れが変わってきた。
ずば抜けて優秀な人材が起業・独立する流れになっており、こうした人材をうまく活用した会社が急成長している。
が、2000社ほどにご利用頂く中で、うまく活用できているパターン・事例とそうでない場合がある。
7年間超の経験を元に成功の秘訣、つまり外部人材・プロ人材を活用して成果を出すノウハウをまとめたもの」

です。

具体的には、
・プロ人材活用のメリット・デメリット
・プロ人材活用の7つのパターン
・プロ人材活用の事例
・プロ人材の事例・インタビュー
・成果を最大化し、リスクをミニマム化するプロ人材活用の秘訣
このあたりをご紹介しています。

ありがたいことに、キャリーミーのクライアントでもあり、マーケターでもある神田昌典さんにゲラを読んで頂き、帯コメントも寄せて頂きました。

論より証拠。プロ人材活用の結果、たった1年で一流企業18社と新規取引成立。

経営コンサルタント/マーケター 神田昌典氏

また、Xでもコメントをいただきました!

神田さん、本当にありがとうございます!

出版に踏み切った3つの理由

出版するってものすごく大変です。
膨大な時間を要します。
経営の傍ら、執筆することは本当に大変ですが、それでも出版することを決意した理由は3つあります。

1つ目は、多くの企業、特に中小企業にプロ人材の存在と、その活用方法をお伝えすることが、中小企業を救う、と本気で確信しているからです。

中小企業は限られた予算で、可能な限りの優秀な人材の確保に尽力しなければなりません。が、現実は厳しく、中小企業や少し大きめの中堅企業または大企業の子会社ですら、採用には軒並み苦戦しています。

しかし、日本に約462万人(2020年,内閣官房による統一調査)いると言われるフリーランス層のうちの優秀層のプロ人材ですら、まだ稼働に空きがある個人が多く、そうした個人の時間を使えていない状況です。

「プロ人材の活用により法人の大きい成果につなげる」。
このノウハウをキャリーミー自社だけ、もしくはキャリーミーのクライアントだけに留めることは勿体ないと思いました。広く共有し、東京か地方かは問わず、中小企業の経営に役立ちたいという想いがあります。

プロ人材の活用術は経営にとって強力な武器になることは間違いありません。多くの経営者や会社の中枢メンバーが持つ「人手不足は、雇用(つまり正社員やアルバイト)で解決」という固定概念により、プロ人材活用という方法に気づかないのは、非常に勿体ないと思っています。

2つ目は、急増するプロ人材の活躍の場を増やすため、です。
ますます増えるプロ人材・・・ キャリーミーでは創業当初から個人向けに広告は一切打っていませんが、毎月100~200名、登録者が増えています。

法人からの需要も増えていますが、増えるプロ人材の需要には、法人からの需要が追い付きません。(ただし、法人の優秀な人材不足の状況は逼迫しており、また一部のプロ人材は稼働が一杯になるなど、需給のギャップが逆転するのも時間の問題だと思っています。)

現時点では、優秀な個人がせっかく独立し、キャリーミーの案件を頼りに登録したとしても、今の法人市場開拓のペースだと、プロ人材に貢献できる余地が限られてしまいます。

法人のプロ人材の活用が、個人が望むほどには進まない理由は、
①プロ人材という存在やサービスそのものを知らないから(正社員採用という固定概念が邪魔している)
②プロ人材の活用方法、マネジメント方法がわからないから
のいずれか、もしくは両方だと思っています。

①と②を解消すれば、プロ人材の活躍の場がもっと増えるはずという考えから、出版を決めました。
なぜプロ人材の活躍の場を増やしたいのか、という点については以下3つ目の理由に記します。

3つ目が、日本社会全体を良くしたい、という想いが根底にあります。

これには2つの視点があります。
1つ目は、人材の再配置により、日本企業・日本経済は絶対に良くなる!という確信があります。

今までの日本の社会は優秀な人は、学生で就活して大手企業に入り、正社員として一生(大抵は同じ会社で)雇用されるという考え方が一般的でした。

しかし、日本全体のことを考えたら、より成長産業、つまりスタートアップが取り組んでいる産業や大手企業の新規事業分野などに人材はアサインされるべきですが、様々な理由により、こうした優秀な人材の正しい配置はなされていません。

一方で、プロ人材はスタートアップや新規事業など「面白い事業」にこそ興味を持ち、かつ、成果にコミットして稼働してくれます。
新規事業など事業が確立されていない状況でも、事業が進められそうかどうか、もしくは施策が正しいかどうかの検証をしながら、事業を正しい形にすることをミッションとして稼働してくれます。

こうした意味で、日本全体のためにプロ人材の正しいキャスティングをされるよう、「プロに外注」という書籍を出版することにしました。

もう1つ、最後の視点となりますが、キャリーミーのビジョンであり、また大澤個人の人生におけるミッションも「世の中に挑戦を増やすこと、そのために失敗してもやり直せる社会を創ること」だからです。

キャリーミーに登録するプロ人材は、上記の通り、起業やフリーランスなど雇用という安定を捨て、何かを成し遂げるために挑戦している個人が殆どです。

また、キャリーミーがプロ人材と共に支援している法人も「新規事業を成功させたい」「売上を2倍にしたい」など前向きに挑戦されている方々(多くが経営者)が殆どです。

ちなみに、社内でもバリューに「貪欲に、挑戦し続ける」を掲げています。
こうした挑戦を当たり前にし「失敗してもやり直せる世の中にしていきたい」という想いで出版しました。

大澤個人としても大手商社を退職して起業後、数度事業を創造し、2度Exit(事業や会社の売却)、その後起業したキャリーミーも2度の資金調達を実施しています。

▲商社時代、タンザニアでODAの井戸掘削プロジェクトに従事していた時の一枚

こうして成果だけを書くと一見順調そうに見えますが、冒頭に紹介した通り、事業創造の過程における数々の意思決定の失敗により債務超過を経験しています。(その結果、アメリカ人の共同創業者から、投資したお金を返せ、など罵倒されたり喧嘩したり、苦い経験も多くしています。) 27歳で最初に起業した時にも大赤字になったり、社員や自身に給与を支払えない日々を経験したり、と失敗の連続です。

が、今振り返っても、挑戦したからこそ失敗があり、失敗したからこそ学びがあり、学びがあって人は成長するものだと思います。

日本は1度失敗した人間が、まだまだ立ち直りにくい世の中、つまり、「失敗しにくい、挑戦しにくい」社会だと強く感じています。出版やキャリーミーの事業そのもので、挑戦をもっと当たり前にできれば、と思っています。

▼出版関連イベント:経営者交流会&トークイベント

▼出版関連イベント:私、大澤との1on1

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