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64歳、パリで新たなスタートをきる 17 新たな家族

◆新しい家族を迎えて

息子夫婦と産まれたばかりの孫が帰って来た。久しぶりに見た赤ちゃんは、とっても小さくて可愛い。お母さんは夜中もつきっきりで、なかなか寝られなかったそうです。新たな生活習慣を立ち上げるミッションがスタートした。

◆赤ちゃんの扱い方

常に目を離さないようにとのことで、
・夜は息子夫婦の寝室で
・朝7時に私たちにバトンタッチ
・7:00 ミルクをあげる
・10:00 ミルクをあげる
・13:00 ミルクをあげる
・16:00 ミルクをあげる
・3日に一回入浴
フランスではお風呂は3日に一回らしい。
フランスでは、ミルクは常温らしい。
ミルクと乳首がセットになっているのを病院からもらって来てました。使い捨てでもったいないけど、最初慣れるまでは助かります。常温だし、哺乳瓶に乳首をつけるだけなので私でも安心してミルクの準備が手伝えます。

病院からもらったミルクと同等品

◆1歳5ヶ月の子守り

9:00から14:00はベビーシッターさんが面倒を見てくれるので、その間は私が赤ちゃんをみて、妻が長女のごはんの用意や大人たちの食事、洗濯などの家事を手伝います。
14:00からは、私と妻が2人の孫を1時間毎に交代しながら守りをします。
赤ちゃんの守りは見ているだけなので休憩できますが、長女の守りは、長時間になると大変です。2時間連続だとキツイので、1時間で交代できると何とかなります。
18:00 食事
19:00 お風呂
20:00 就寝(私たちの部屋で一緒に寝てます)
当分外出はできそうにないです。
日本から携帯ゲーム機 steam deck を持って来ておいてよかった。寝ている孫の横でゲームしたり、snsを見たり書いたり、フランス語の勉強したりと、楽しみながら見守ってます。
息子夫婦も徐々に元の生活に戻らないといけないので、しっかりサポートしていきます。

◆非常事態宣言

新生児が帰って来た次の日、長女が風邪をひいてしまいました。
新生児が風邪をひくと重篤化するとのことで、フォーメーションを変更。
ベビーシッターさんは長女の風邪が治るまで休止。(現在2名のベビーシッターさんがローテーション組んで来てもらってます。掛け持ちでベビーシッターされてる方もおられ、風邪をうつすと大変なので)
長女は我々が守りをして、赤ちゃんは息子夫婦が寝室でみることになりました。
産後のお母さんが寝られないのではないかが心配ですが、仕方ありません。
息子と交代しながら頑張ってもらいます。
早く風邪を治して新体制を立ち上げなければ!

◆最後に

日本では、子育てはお母さんがするという概念が根強くあります。お父さんは仕事を頑張り、爺さん婆さんがいれば、たまに子守りをして何か買ってあげたりして、いい顔をします。爺さんは俺はこれまでお前たちを育てて来たんだから大切にされるのは当たり前だ!という感じで、家のことは何もしないで踏ん反り返っている。婆さんはお嫁さんに気を遣って手伝いたくても手を出しにくい。なのでお母さんだけが、多くの家事、子育ての大変な部分を任される事になります。
これでは子供を産んで育てようという気になかなかなれないのではないでしょうか。まして共働きだと特に。
若い夫婦は子供を育てながら自分たちの夢をかなえられる。年寄り夫婦は、手伝いをすることで若い夫婦の夢を支えつつ、自分たちの人生を充実させる。ベビーシッターさんや、社会の仕組みを利用しながら、誰も何も諦めない生き方、日本人に合った家族の在り方を目指して頑張ります。

風邪をひいて少しご機嫌が悪いので大変ですが、本人はもっと大変だろうから優しくしてあげよう!と思いつつ、ついイラッとしてこちらの意思を強引に押し付けようとする未熟者の私です。いろいろ苦労はありますが、老後の生き甲斐をあたえてもらえて感謝です。
この子達が成長してどんな大人になるのだろうか・・楽しみでしょうがない。

épisode1 動機・退社編
épisode2 準備・出国編
épisode3 到着・始動編
épisode4 支払・apple pay編
épisode5 スマホ・Wi-Fi編
épisode6 お買い物編
épisode7 Tver編
épisode8 公共交通機関編
épisode9 フランス語編
épisode10 育児について
épisode11 セーヌ川クルーズ体験
épisode12 ルーブル美術館
épisode13 AIに触れる
épisode14 AIを使う
épisode15 孫産まれる
éplsode16 フランス語講座

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